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2021年09月07日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
近所の公園まで散歩に行くのが日課になっているのですが、夏の公園はセミの声がすさまじいですね。特に今は人出がなくて声がしないせいか、セミの鳴き声が鼓膜に突き刺さるよう。セミってどうしてあんなに大きな声で鳴くのかしら? 気になるので調べてみることにしました!
セミはカメムシ目の昆虫で、カメムシやタガメ、アブラムシなどの仲間です。約1600種いるセミの中で、日本には約30種が生息しています。
セミのメスは、木に卵を産みつけます。卵はそのまま冬を越し、翌年に卵からかえって幼虫になり、木から落ちて土の中に潜り長い年月を過ごします。種類によって異なりますが、土の中で3~17年も過ごすんですって!
ようやく地上に出てきたセミの幼虫は、木に登り、やがて羽化して成虫になります。成虫になったセミの寿命は、3週間~1か月ほどです。土地の中で長年過ごしてやっと羽ばたいたかと思ったら、あっという間に一生を終えるとは、セミってなんてはかないのかしら……。
セミが鳴いているのは、実はオスだけです。大きな声で鳴くことで仲間に存在を知らせている目的もあるのですが、最大の目的はメスへの求愛アピール。どうやらセミ界では鳴き声が力強く、よく通る声の方がモテるようで、オスはここぞとばかりに大きな声で鳴くわけですね。時にはメスをめぐってオス同士が鳴き声バトルを繰り広げるそう。だからセミって一斉に鳴き叫んでいるのね(妙に納得)。
ところでミンミンだったりジージーだったり、セミの鳴き声って種類によって違いがあるわよね。いったいどのセミがどんな鳴き方をしているのかしら? 日本でよく見られるセミをの鳴き方を調べてみました。
アブラゼミは「ジージリジリジリ」という鳴き声が特徴で、午後から夕方によく聞くことができます。北海道から九州に生息するセミの代表格。
ミンミンゼミは、その名の通り「ミーンミンミンミンミー」と鳴きます。東日本では平地に、西日本では山地に、主に生息しています。
西日本の平地に多いクマゼミは午前中に「シャンシャンシャー」と鳴くことが多いです。
「チー」と鳴くのがニイニイゼミ。小柄なセミで、特に早朝や夕方に元気に鳴いています。
早朝や夕方、雨雲が近づいたときなど、天候によって明るさが変化するとヒグラシが「カナカナカナ」と鳴きます。
「ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ジー」と鳴くツクツクボウシ。
早朝にセミの声で起こされるのはつらいけれど、短い一生をまっとうするために命を燃やして鳴いているのかと思うと、なんだか応援したくなっちゃう。これを機に、セミと一緒に早起き生活に切り替えるのもアリかもね!
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参照:関西電力株式会社
イラスト:飛田冬子