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2020年07月22日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ちょっと油断すると蚊に刺されるので、そろそろ蚊取り線香の出番ね。蚊に刺されたら、かゆくてどうしてもかいちゃうのよね~。そういえば、「かいちゃダメって聞いたことがあるけど、どうしてかしら? 詳しく調べてみました!
蚊の主食は糖分なので、普段は花の蜜や草の汁を吸っているそうです(知らなかった!)。人を刺すのは、産卵時期の雌が卵の成熟のために吸血する場合だけで、雄は人の血を吸いません。ちなみに、産卵時期でも吸血しない種類の蚊もいるのだそう。ということは血を吸わない蚊もいるのね。
蚊が人を刺すときは、二酸化炭素や体温などを感知して近づいてきます。だから、体温の高い子どもや、お酒を飲んで体が火照っている人は、特に刺されやすいそうです。
蚊は皮膚を刺すとき唾液を注入します。この唾液には、血液凝固抑制剤や、麻酔物質や消化液なども含まれており、刺されるとかゆいのは、この唾液に対するアレルギー反応なのです。
蚊に刺されたら、かかない方がいいのは、刺激によってかゆみを引き起こす「ヒスタミン」という成分が分泌され、余計にかゆくなるからです。かき続けて皮膚が傷つくと、そこから菌が入り、「とびひ(伝染性膿痂疹)」という重篤な感染症になることもあるのだそう。
刺されたら、市販のかゆみ止め薬を使いましょう。メントール配合のタイプは刺激性があるので、皮膚が敏感な人は使用に注意が必要です。かゆみが強いときに効くステロイド剤を配合したタイプもあります。用法を確認し、かゆみや腫れのレベルに合わせて使い分けると効果的です。
かゆみ止め薬を持っていない場合は、刺された部分を石けんで洗うと、蚊の唾液が落ちやすくなります。また、人間はかゆみより冷たさを優先して感じるため、流水、保冷剤、缶ジュースなどで冷やすのもよいそうです。
室内で蚊に刺されないようにするには、まずは蚊を室内に入れないことです。蚊取り線香や殺虫スプレーといった殺虫剤を使いましょう。蚊取り線香には、火を使うものと電気を使うものがありますが、小さなお子さんやペットがいるなら、電気式が安全。1日12時間使用しても、電気料金は約1円程度です。
就寝時に電気を消した途端、ブーンと、蚊の羽音がして眠れない夜は、扇風機をスイング運転の「弱」にしてつけておくと、蚊が寄ってくるのを防げます。扇風機の風は、蚊の飛行速度を上回るため、ターゲットに近付けないのだそうです。
屋外では、屋外用の虫除け剤や殺虫剤を併用して、肌の露出を避け、水場など蚊のいそうな場所には近寄らないことです。虫除けスプレーは、顔の回りや首元に付けると効果的とされています。
蚊の性質がよくわかりました。刺されたら、どうしてもかきたくなってしまうから、まずは刺されないように気を付けようと思います。
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参照:朝日衛生材料株式会社
イラスト:飛田冬子