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2022年03月01日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
友人が猫を飼い始めて以来、ワタシの中で猫ブームが巻き起こっています。暇さえあれば猫動画を見てニヤニヤし、かわいい猫写真を眺めてうっとり。
そんなある日、インターネットで「猫」と入力すると、「猫バンバン」という言葉が出てきました。猫バンバンって何? 気になるのでさっそく調べてみることにしました。
猫バンバンとは、自動車のボンネットを手でバンバンとたたくことで、エンジンルームや車体とタイヤの間に入り込んでしまった猫を追い出して、猫の命を守るアクションのこと。最近、自動車業界でよく使われる言葉です。
冬に気温が低下すると、寒さをしのぐために自動車の隙間に動物、とりわけ寒がりな野良猫が入り込んでしまうことが多いそうです。特に多いのがボンネットの中のエンジンルーム。運転を終えたばかりの自動車は、エンジンが熱を持っている状態で、猫にとっては狭くて暗くてぽかぽかあったかいという最高の環境です。
猫は一度気に入った寝床が見つかると、繰り返し訪れる習性があるそうで、ボンネットの中などは雨風も防げることから野良猫が眠り込むケースは多いようです。
自動車には猫が入り込める隙間がたくさんあるので、猫が入り込んでいることに気付かずにエンジンをかけて発車してしまったら……想像しただけで冷や汗が出ちゃう!
知らず知らずのうちに小さな命を傷つけないように、クルマに乗る前にボンネットを優しくバンバンとたたいて、自動車のすき間にいる猫に知らせようというのが「猫バンバン」ということなのね!
猫がエンジンルームに入らないようにする一番の方法は、猫を自動車に近づけないこと。車庫がある方は、車庫のシャッターを閉めるなどして外から猫が入ってこないようにします。屋外に駐車している人は、車体カバーをかけてしまうのが手っ取り早い対策法です。カバーが自動車から出る熱を遮ってくれるので、猫が暖を取ろうと近づいてくるのを防ぐことができます。
日産自動車では猫バンバンの大切さを知ってもらおうと「#猫バンバンプロジェクト」と銘打ち、ロゴデータを無料で配布するなどPR活動を行っています。みんなで猫バンバンをして悲しい事故が起きないように対策を練りたいところです。
特に自動車が「動くもの」という認識がない子猫が、自動車の中に潜り込んで事故に遭うケースが多いそう。かわいい猫ちゃんが傷つかないために、普段から「猫が中にいるかもしれない」という意識を持って自動車に乗るようにしたいですね!
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参照:チューリッヒ保険会社
イラスト:飛田冬子