お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2022年02月19日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
人と話す機会がめっきり減って、ときどき無性に大声を出したい衝動にかられる今日この頃。そんな話を友人としていたら「家で一人カラオケするとスカッとするわよ! 最近、動画サービスで相対音感について勉強したので、音感がよくなった気がして歌うのが楽しい」と友人。
「絶対音感」というのは聞いたことがあるけれど、何が違うのかしら? 気になるのでさっそく調べてみようと思います。
そもそも音感というのは「音の高さを聞き取る能力」のこと。聞いた音が高い音なのか低い音なのかわかる人は多いので、ほとんどの人はある程度の音感を持っているといえますが、中でも特に音感が良い人は、音の違いを正確に聞き分けることができます。
音感には、音を認識するやり方によって2通りあると言われています。一つは「絶対音感」。ある音を聞いた時に、それがドレミのどの音なのかを正確に言い当てることができる能力です。絶対音感があると、一つの音だけで音の高さを聞き分けることができます。
耳にしただけで曲を歌ったり演奏したりすることができるので、音楽の仕事をする人にとっては持っておきたい能力だといえますが、一方でなにげない生活音がドレミに聞こえて気になったり、わずかな音のズレに気持ち悪さを覚えるというデメリットもあるんだそう。
絶対音感は聴力が発達する幼少期に音楽に触れ、音を聞き取る訓練を行うことで身に付くと言われています。大人になってトレーニングしても、絶対音感を身に付けるのは難しいといいますが、その点、大人になっても身に付けられるのがもう一つの音感「相対音感」です。
相対音感は一つの音を基準に別の音がどのくらい離れているかを認識できる能力です。例えばドの音を聞いた後で別の音を聞くと、その音がドレミのどの音かわかるというもの。絶対音感は一つの音だけで判定できるのに対し、相対音感は基準の音と別の音、二つの音を比較することで音を判定します。
日本の音楽業界では「絶対音感を持っている人は優れている」という考え方があるそうですが、海外では相対音感があれば十分活躍できると考えられているそう。相対音感があれば楽譜を覚えやすくなったり、ハモリがうまくなったりするそうなので、これからでも身に付けられるならワタシも欲しいわ!
では相対音感を鍛える方法をいくつかご紹介しましょう。一つは「音と音の距離感を覚えること」。ドとレ、レとミなど、音と音の間には一定の距離があるので、この距離を正確に覚えることが相対音感トレーニングの基本です。聞き取りだけで覚えられない場合は、楽譜を見ながら目で距離感を覚えるのもおすすめです。
日常生活でできるトレーニングといえば、周りの音をよく聞くことも一つの方法。例えばコンビニに入る際のメロディや、サイレンの音など、何気なく聞いていた音を意識するようにすると、音に対する感受性が鍛えられて音感が身に付きやすくなるんですって。聞いたメロディや知っている曲をドレミで歌ってみてもよさそうです。
コロナが終わって、みんな一緒に大声で歌える日を楽しみに、ワタシも今日から相対音感を鍛えておこうっと!
■人気記事はこちら!
参照:菅波楽器株式会社
イラスト:飛田冬子