骨格診断丨太って見えるを回避!体型カバーのコツ

ぽっちゃり体型の骨格ストレートに似合う着やせコーデ

公開日:2022.03.28

更新日:2022.03.28

骨格ストレート×ぽっちゃり体型に似合うおしゃれな着やせコーディネートや似合うファッションを紹介します。骨格診断で自分の骨格タイプに合った似合う服を選べば「太って見える」を回避して、無理なく、楽しくスタイルアップできますよ。

骨格診断で骨格タイプを知ると着やせコーデができる!

50代以降になり更年期に入ると、基礎代謝が低下します。また、女性ホルモンの分泌が少なくなり、脂肪を分解する力よりも脂肪をためる力が強くなることで、脂肪がつきやすくなります。

自分の骨格や体型に合う「似合うファッション」を選べば、無理なダイエットなどをしなくても体型をきれいに見せ、スタイルアップが可能です。さらに、垢抜けて見える、服が実際の値段よりも高見えするなどの効果も期待できます。

「似合うファッション」を知る手掛かりとして役立てたいのが、「骨格診断」です。

骨格診断とは、一人ひとりが生まれ持った骨格や体の質感、ボディラインの特徴などから、自分に似合う服の形やデザイン、素材などを知り、今まで以上にファッションを楽しむための理論のこと。

骨格診断では、骨格や体の重心などでタイプを診断するため、太っている・痩せているは関係ありません。骨格タイプは身長や体重に左右されず、年齢を重ねても変化しないことが特徴です。

骨格タイプに合った服を選ぶと、着太りを防ぎ、「着やせコーディネート」ができます。自分の体型や骨格にフィットする似合う服は、自分の体の気になる部分をカバーし、もともとの自分の肉体の魅力を引き出してくれるのです。

骨格診断には「ナチュラル」「ウェーブ」「ストレート」の3つの骨格タイプがあり、それぞれ似合うファッション・苦手とするファッションは異なります。

まだ自分がどのタイプかわからない人は、セルフチェックで自分の骨格タイプをチェックしてみましょう。

骨格ストレートタイプの特徴

骨格ストレートタイプの特徴

骨格ストレートタイプの人は、しっかりとしたメリハリがある体つきが特徴の骨格タイプです。

筋肉がつきやすく、肌にハリや弾力があります。バストの位置やヒップの位置は高めで、重心が上の方にある、立体的な体つきです。体に厚みやボリューム感があるため、細身の人でも華奢な印象には見えにくく、健康的なイメージを持っています。

太ももはしっかりしており、膝下からはすらりと細くなっています。首の長さは短めの人が多く、鎖骨や膝の皿など、骨や関節はあまり目立たないタイプです。

ぽっちゃりな骨格ストレートタイプの人に多い悩み

ぽっちゃりな骨格ストレートタイプの人に多い悩み

ぽっちゃりな骨格ストレートタイプの人に多いといわれているのが、以下のような悩みです。

  • 体型をカバーするつもりでオーバーサイズの服を選んだものの、逆に体が大きく見えてしまう
  • 体のラインが出る服を着ると肉感が気になる

ゆったりしたオーバーサイズやビッグシルエットの服でボディラインを隠したり、ふんわりしたデザインの袖で二の腕をカバーしたり、幅広のスカートで下半身を覆うなどのテクニックは、骨格ストレートタイプの人には向いていない方法です。

骨格ストレートタイプの人は、筋肉がつきやすく、肌もハリや弾力がある質感をしています。バストやウエストの位置が高く、上半身に厚みがある上重心の肉体のため、オーバーサイズの服は着膨れして、がっしりして見えてしまうのです。

骨格ストレートに似合うファッション

骨格ストレートに似合うファッション

ここからは、骨格ストレートタイプの人に似合うファッションについて、スタイリングや柄、素材、小物などに分けて詳しくご紹介します。

似合うコーディネート・スタイリング

骨格ストレートタイプの人には、高品質、正統派のクラス感のあるコーディネートやスタイリングがぴったり。

シンプルなデザインやスタイルがよく似合い、引き算スタイルが得意なタイプです。フリルやレース、リボンなどの装飾があるものは避け、飾りの少ないシンプルで上質なアイテムでまとめると、すっきりきれいな着こなしができます。

得意なコーディネートは、アルファベットの「I」のようなシルエットの、Iラインスタイル。引き締めたりボリュームを出したりせず、上下に細いIラインスタイルは、縦に長いラインを強調することで、着やせ効果もあります。

体にしっかりした厚みがある骨格ストレートタイプの人は、どちらかというと欧米人の体型に近いといわれており、洋服を上手に着こなせる骨格タイプ。

得意なアイテムであるストレートデニムやジャケットなどを組み合わせた、ベーシックでスタイリッシュなスタイルでコーディネートすると、垢抜けた雰囲気になりますよ。

似合う柄

骨格ストレートタイプに似合うのは、ストライプやボーダーなどシンプルな柄です。中でも、縞の幅が広く、色のコントラストがはっきりしたものは骨格ストレートタイプの人にぴったりの柄。

同じく、コントラストのはっきりした大きな花柄や、大きなドット柄も似合います。

逆に、小花柄や小さなドット柄、細めのストライプやボーダーは太って見えやすいため、服を選ぶときには注意が必要です。

骨格ストレートタイプはシンプルなファッションでもおしゃれに決まるので、全身が無地のコーディネートでもかっこよく着こなせます。

似合う素材

骨格ストレートタイプの人は、肌にみずみずしいハリや弾力があることが特徴です。合わせる素材も厚みがあり、しっかりとしたハリのある上質な素材を選ぶといいでしょう。

コットンは、きめ細かく高級感のあるものがおすすめ。デニムを選ぶ場合は、クラッシュや色落ち、ダメージなどがない、きれいめなデザインがよく似合います。

レザーも骨格ストレートタイプの人の得意な素材で、ツヤが少なくハリと高級感があるものを選ぶと、おしゃれに着こなせるでしょう。

レーヨンやシフォン素材など、柔らかい素材や薄手の素材は、骨格ストレートタイプの人が苦手な素材。安っぽく見えてしまいやすいので、高品質なものを選ぶのがスタイルアップのコツです。

似合う小物

骨格ストレートタイプには、マチが厚い大きめのバッグが似合います。また、ボストンバッグなど自立できるタイプのものもおすすめです。

靴はスタンダードなローファーやパンプス、ツヤのないタイプの革靴など、シンプルで上質なアイテムが似合います。アクセサリーも、大粒の真珠のネックレスなど存在感のあるものを選ぶと、骨格ストレートタイプの人の魅力を引き出してくれるでしょう。

骨格ストレートタイプの人はシンプルなコーディネートでもスタイリッシュな雰囲気になりますが、「シンプル過ぎて寂しい」と感じる場合は、ストールを首から下げるのもおすすめです。

ストールを首から下げておくことで「Iラインシルエット」ができ、全体がすっきりして見える効果があります。また、シンプルなコーディネートに華やかさもプラスできます。

ぽっちゃり体型の骨格ストレートタイプのコーデのコツ

ぽっちゃり体型の骨格ストレートタイプのコーデのコツ

ここからは、ぽっちゃり体型の骨格ストレートタイプのコーデのコツについてご紹介します。

骨格タイプに合ったおしゃれのコツを押さえることで、体型をより美しく見せ、おしゃれにスタイルアップできるでしょう。

首まわりをすっきりさせる

骨格ストレートタイプの人は首の長さが短めの人が多く、鎖骨もあまり目立たない傾向にあります。そのため、タートルネックなど首の詰まったデザインの服は、窮屈で苦しそうな印象に見えやすくなります。

VネックやUネック、スクエアネック、スキッパーネックなど、首まわりが開いたデザインのものを選ぶと、顔まわりや上半身がすっきりしておすすめです。

胸元が着物のように打ち合わせになっているカシュクールも、骨格ストレートタイプの人に似合うネックラインです。

ジャストサイズのものを選ぶ

骨格ストレートタイプの人に似合うのは、大き過ぎず、かといってタイト過ぎることもない、ジャストサイズのものです。

近年のトレンドであるオーバーサイズやビッグシルエットの服は、骨格ストレートタイプの人の上半身をさらに分厚く見せてしまい、着膨れしやすいアイテム。体型をカバーするどころか逆にぽっちゃりして見えてしまうため、避けるのが無難です。

逆に、タイト過ぎるものは体のラインや肉感を拾ってしまうため、ちょうどいいサイズ感のものを探すことが大切です。洋服のサイズ感はブランドや商品によっても変わってくるので、「私はこのサイズ」と決めてしまうことなく、実際に試着してみて、最も似合うものを探してみましょう。

肩まわりもジャストサイズにすることがポイントで、アウターも肩が落ちていないシルエットのものが似合います。

Iラインシルエットをつくる

上下にメリハリ感のない縦長のIラインシルエットは、骨格ストレートタイプの人の着やせコーディネートの大切なポイントの一つ。

体型カバーのためにふんわり広がったスカートを選ぶと、余計に大きく見えてしまうため、コーディネートではIラインシルエットを意識しましょう。

ストンと落ちるデザインの服でシンプルなシルエットにまとめると、全体がすっきりしますよ。

フレア・シフォンも得意なアイテムでまとめればOK

骨格ストレートタイプの人が苦手とする柔らかく薄手の素材を使ったフレアスカートやシフォンスカートも、ひと工夫すれば上手に取り入れられます。

骨格ストレートタイプの人はヒップの位置が高く体の上の方に重心があるため、ふんわりしたスカートは太って見えやすいです。ウエストまわりがふんわりし過ぎない、タイトなものを選ぶといいでしょう。

また、フレアスカートやシフォンスカート以外を似合うアイテムでまとめることも、似合うコーデに仕上げるポイント。シンプルできれいめなシャツやVネックなど、骨格ストレートタイプが得意なアイテムと組み合わせることで、きれいに着こなせます。

デザイン性の高い服はポイントを押さえて取り入れる

骨格ストレートタイプの人は上重心の肉体で、上半身が分厚くしっかりしているので、肩まわりに装飾のあるものなど、デザイン性の高い服はがっしりして見えたり、太って見えたりします。

例えば、大きなフリルやリボンが付いた服や、袖口にタックやギャザーの入ったパフスリーブなどは、骨格ストレートタイプの人は着膨れして見えやすいデザインです。

レースやフリルなどデザイン性の高い服を取り入れるときは、「首まわりをすっきりさせる」「ジャストサイズのものを選ぶ」「ハリのある素材を選ぶ」など、得意なポイントを押さえて取り入れましょう。

骨格タイプに合うファッションでスタイルアップ

骨格ストレートタイプの人は、メリハリがあるグラマラスで健康的な体つきが特徴です。バストやヒップの位置が高く、洋服を着こなすのにぴったりの骨格タイプなので、スタイリッシュなおしゃれが楽しめます。

一方、パフスリーブやフリルなど、装飾のあるデザイン性の高い服は着膨れして見えてしまいやすく、選び方に注意したい洋服です。

シンプルなアイテムですっきりとまとめるのが、骨格ストレートタイプの人の着やせコーディネートのコツ。ぜひ自分にぴったりの服で、思いっきりおしゃれを楽しんでみてください。

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