予約3年待ちの起業コンサルタントに聞く~前編~

50代からゆるく始める起業!初めの一歩の踏み出し方

公開日:2022/03/31

更新日:2022/04/12

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50代、新たな働き方を始めたいと思ったときの一つの選択肢が「起業」です。3000人以上の女性の働き方についてアドバイスをしてきた起業コンサルタント・中山ゆうこさんが、50歳からの起業をする上で必要なことを教えてくれます。

中山ゆう子さんのプロフィール

中山ゆう子さんのプロフィール

起業コンサルタント 1972年生まれ。短期大学卒業後、地元の市役所へ就職するも、コーチングを学ぶために37歳で渡米。帰国後、独立起業するが、鳴かず飛ばずの時期を4年過ごす。再起をかけて42歳でビジネスを基礎から学び直す。婚活コンサルタントとして活動する中で、働き方についての相談を受けることが増え、女性起業家を支援する起業コンサルタントへ転身。これまで3000人以上の大人な年齢の女性たちに働き方・生き方・経済のステージをシフトさせる活動を行ってきた。相談予約は3年待ち。

「起業」は何歳からでも誰でもできる!

「起業」は何歳からでも誰でもできる!

「起業」と聞くと、大それたことのように感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、そんなに大袈裟なことではありません。「経験や、できることを、人に喜ばれる形にしていく」とイメージしてみてください。

そのとき、どこかの企業や誰かに雇ってもらうのではなく、自宅などの好きな場所で、自分がやりたいように仕事をしていく。それが起業です。誰にでもできますし、リスクのない形で起業することも可能な時代です。

年齢も、何歳からでもOK! 20代からでも、40代からでも、50代からでもいい。これまで3000人以上の女性の起業をサポートする中で思うことは、「年齢は関係ない」ということです。
 

「得意なこと」を仕事にしよう

けれど、一つだけ、若い頃とは圧倒的に違うものがあります。それは「経験」。生きてきた年数分の経験が、誰しもの中にありまよね。私がお伝えしているのは、その人の「経験を武器に変えていく起業の方法」。ですから、「できないこと」をするのではなく、「できること」をお仕事にしていく。そんな起業の方法をお伝えしています。

しかし、その「できること」の中には、「得意なこと」もあれば「苦手なこと」もあるでしょう。そんな場合は、できるだけ「得意なこと」を選んでいくことをオススメしています。

なぜなら苦手なことは続きませんし、一生懸命克服しようと思っても、あまり得意にはならないし、好きにもならない上に克服するまでには時間もかかってしまいます。50代にそんな時間はありません(笑)。

私たちの世代は、子ども時代、「苦手の克服」を一生懸命させられてきました。だから、ついつい苦手をなんとかしようとしてしまいがち。けれど、この年齢になったら、もう苦手は手放してもいいのです。

ですから、堂々と得意を伸ばし、胸を張って軽やかに仕事をしていきましょう!ぜひ、それを叶えているご自身の姿を想像してほしいな、と思います。

まずは、誰に遠慮することなく、好きなように少し先の未来を思い描いていくことから、起業は始まっていきますから!

起業をしたいと思ったときにやってほしいこと

とはいえ、「そうは言っても、一体、どんな起業の形があるの?」「私にできることは、どんなことなんだろう?」そんなふうに思った方もいらっしゃるかもしれません。今回は、そんな方にオススメの「起業・初めの一歩」をお伝えしたいと思います。誰にでもできる簡単な方法ですから、ぜひやってみてください。

<その1>理想の形(目的地)を考える

<その1>理想の形(目的地)を考える


いきなりですが、みなさまに一つ質問です。ハワイに旅行ができる人は、なぜ、ハワイに行けると思いますか?……答えを先に言ってしまうと、「ハワイを目的地にしたから」です。

そんなの当たり前でしょ?と思う人もいるかもしれませんね。でも、お金や時間があってもどこにも行かない人もいますし、お金や時間があったら、ヨーロッパにでも行けるのです。ですから、なぜハワイに行けるのか?と言いますと、ハワイに行くと決め、ハワイ行きの飛行機を予約し、その便に乗るから……なのですよね。当たり前すぎるほど当たり前なこと。でも、それを人生において実行していない人が、本当に多いのです。

「自分は一体、どんなふうになりたいんだろう?」「何をしたいんだろう?」そして「どんな働き方が理想の形なんだろう?」

まずは、小さなことでも大きなことでもいいので、今思い浮かぶ人生の目的地を描いてみましょう!

<その2>サンプルを集める

<その2>サンプルを集める

もし、「人生の目的地」が、なかなか思い浮かばなかった……という人がいたとしても、安心してくださいね。そして、「思い浮かぶけれど、一体どうやってそうなっていけばいいの?」と思う方も、どうぞご安心ください。

これは単純に、「サンプルが足りていない」から起こることですから。なので、サンプルを集めることをしていってください。簡単にできる具体的な方法を、いくつかご紹介ますね。

1.雑誌を見る
2.大人の女性の生き方や働き方について書いている本を読んでみる
3.インスタグラムなどのSNSを覗いてみる
4.「素敵だな」と思う人に会いに行ってみる(あるいは、講座やセミナーに参加してみる)

こういったものの中から、「なんかいいかも!」と思うものを集めてみてください。そうすると、ご自分の「傾向」みたいなものがわかってきます。

「私は、こういうことに惹かれるけれど、こういうことにはあまり興味がないんだな……」と。ご自分を知る一番簡単な近道です。そんなふうにしていく中で、自然と、起業している人を知る機会も増えていくでしょう。

特に、SNSの世界は、多くの起業している女性が活動している場でもあります。どんな人たちが、どんな起業の形を叶えているのか? そして、それらを見て、ご自分が起業を叶えるのだとしたら、どんな形や職種がいいのか? そんなことも、ぜひ考えてみてください。

<その3>経験を書き出してみる

<その3>経験を書き出してみる

サンプルを集めながら、もう一つやってみてほしいことがあります。それは「ご自分の経験を書き出してみる」ということ。集めたサンプルの中で、「これなら私にもできるかも……」と思うものが見つかりやすくなります。いろいろな人を見つける中で、「私だったら、どうするかな?」ということも考えていきやすくなります。

すでに誰かが起業で形にしているものは「世の中にニーズがある」ということ。つまり、「需要がある」ということです。需要があるところにはお客さまがいるので、お仕事になっていく可能性が高いのです。

仕事は、あくまでも「需要と供給」。あなたが何を供給できるのか? その答えは、あなたのこれまでの「経験の中」にあります。

自分の経験を生かして始めた起業の事例

実際に私のクライアントさんたちは、ご自分の経験を生かしながら、ご自宅でお仕事をされている方ばかりです。冒頭に書いた通り、起業は、「自宅などの好きな場所で、自分がやりたいように仕事をしていく」という働き方ですから。

例えばどんなお仕事をしているか、私のクライアントさんの事例を、少しご紹介したいと思います。

起業の例

ペットのお預かりやお散歩代行、自宅でお料理教室やパン教室を開催したり、ヨガをオンラインでレッスンしている人もいます。
 

起業の例

他には、秘書をお仕事にされている方や、インスタグラム講座、腸活レッスン、ママ向けの起業講座、フォトグラファーなど、職種は本当にさまざま。中には、「複業」の方もいらっしゃいます。

パートと掛け持ちで…とか、平日は会社員をしているけれど、夜の時間や週末を使って起業をしている、など。女性の人生は変化が激しい上に、環境も人それぞれ違います。ですから、さまざまな方が、いろいろな形で、ご自分の「できること」や「得意なこと」をお仕事にしておられます。

ぜひ、これらもあなたのサンプルにしていただいて、「私だったら何ができそうか?」を思い浮かべてみてくださいね! そして、思い浮かべるだけでなく、今すぐにでも具体的に何かをして行きたい!と思う方にオススメの方法をご紹介して、今回の記事を終わりにしたいと思います。

初めの一歩を踏み出すSNS活用術 

初めの一歩を踏み出すSNS活用術 

その方法は何か?と言いますと、「発信」です。サンプルを集めていく過程や、思い浮かんだことを、SNSやブログなどで、ぜひ発信してみてください。ブログ、Facebook、インスタなど、今は無料で使えるツールがたくさんありますから。

文章を書くことが苦手な人は、音声アプリなどを使って、自分のラジオ番組みたいなものを持つのもいいでしょう。写真を撮ることがお好きな方は、インスタに向いているかもしれませんね。同年代の女性とつながりたい方は、Facebookもおすすめです。

もし自分のサンプルになる人を見つけたときは、SNS上で声をかけてみると、話を直接聞けるかもしれません。具体的な起業のステップも質問してみるといいでしょう。

フォロワー数がいない最初の頃は誰も見ていないので(笑)、誰に遠慮することなく、ぜひ「自分」を発信してみてくださいね!

次回も引き続き中山さんが、自分に合った起業のスタイルについてタイプ別に解説します。
 

■もっと知りたい■

中山ゆう子

女性起業家を支援する起業コンサルタント。これまで3000人以上の大人な年齢の女性たちに働き方・生き方・経済のステージをシフトさせる活動を行ってきた。相談予約は3年待ち。著書に『わたしは「私」を諦めないことにした』(‎青春出版社刊)

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