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- 50代・大手百貨店から中小企業の何でも屋に転職して
人生の転機が訪れる50代は、セカンドライフに向けてライフスタイルを見つめ直す「セカ活」に適した時期。今回は、28年間務めた大手百貨店を50代で退職し、中小企業で管理職になった女性のケースをご紹介。働き方を変えて得られたものとは?
長く勤めた職場を50代で辞め、転職したSさんの場合
子どもの独立、介護、更年期、役職定年……人生の転機が集中しやすい50代。その後の充実した人生を送るために、仕事・暮らし・学びを前向きにシフトする「セカ活」特集。今回は、50代で初めて「転職」をし、新たな人生をスタートさせた方の実例をご紹介します
【教えてもらったのは…】
ソレイユ子さん(東京都・53歳)
1992年 大学卒業後、大手百貨店に新卒で入社
2019年 早期退職制度に応募することを決意、ライター講座に通い始める。
2020年3月 51歳で退社
2020年9月 紹介を受けた中小企業で1か月の業務委託を経験後、正社員の打診を受けそのまま再就職、現在に至る
ソレイユ子さんの現在の仕事は?
私は現在、人材サービス系の中小企業で働いています。入社時の肩書きこそ部長職でしたが、後方業務は何でも担当することとなり、労務管理、人事・採用、広報、社員教育、営業プレゼン資料作りなど、現場業務以外のことは何でもやっています。
比較的新しい会社で社内制度が整っておらず、前職のわずかな経験値を頼りに、それを少しずつ整えていくのが私の役割になりました。
これまでの経歴は?
転職前は、大手の百貨店に28年間勤めていました。主に営業・企画畑を歩み、退職前には店舗開発や街づくりの仕事に携わっていました。
新型コロナウイルスが発生して間もない2020年の3月に退職し、半年後に現在の職場との縁がありました。
退職の半年前には長年興味のあった「書くこと」を正式に学びたいとの思いからライター講座に通い、副業とまでは言えませんが、文章を書く仕事を請け負うようになり、現在は「ハルメクWEB」でも執筆しています。
転職を決意したきっかけは?
前職では、人間関係は良好でしたし、楽しい仕事もありました。一方で、10年ほど前の企業合併以降、会社の体質が変化し、かつての持ち味が失われつつあるのを残念に感じていました。
それでも、日々感じる不満は身近な同僚とグチを言い合って発散することもできましたが、自分の年齢や経験値が上がるにつれて「このままでいいのかな」という思いが募っていきました。...
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