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揃えておきたい防災備蓄まとめ&防災マップ

公開日:2021.09.06

更新日:2021.09.02

日ごろから防災アイテムをしっかり備蓄している人も多いと思いますが、あらためて足りない道具がないかの確認をしておくことが大切です。買って終わりではなく、一つ一つそれぞれの道具を確認し、賞味期限があるものの確認などもしておくのがいいでしょう。

揃えておきたい防災アイテム

揃えておきたい防災アイテム

地震などの災害は、いつどこで起こるかわかりません。だからこそ、万が一の災害に備えて、日頃から備えておきたいのが防災アイテム。そこで、自宅に常備しておきたい防災アイテムと、災害時に最低限持ち出したい防災アイテムを紹介します。

 

また、子どもや女性、高齢者がいる場合は、災害時に必要なアイテムが異なるため、必要に応じてまとめておくのがおすすめです。

 

  • 自宅で備蓄しておきたい防災アイテム8種

飲料水3日分(1人1日3リットルが目安)、非常食3日分(アルファ米などのご飯、ビスケット、板チョコ、乾パン)、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチ、ろうそく、カセットコンロ、生活用水(トイレを流したりするため)。

 

  • 最低限揃えたい持ち出し用防災アイテム

印鑑、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ろうそく、ナイフ、衣類、手袋、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災頭巾、電池、水、救急用品(絆創膏、包帯、消毒液、常備薬)。

 

さらに災害時は、避難場所の状況によっては密集する可能性もあるため、マスクや消毒用アルコール、石けん、ウェットティッシュ、体温計などの感染症対策グッズを準備しておくのがおすすめです。

 

また、各家庭によって、小さな子どもや高齢者がいる場合もあります。それぞれの状況に応じて日常的に使用しているアイテムをリスト化して備蓄しておくとより安心です。

 

  • 小さな子ども用の防災アイテム

チューブタイプのミルクや使い捨てのほ乳瓶、離乳食、携帯カトラリー、紙おむつ、お尻ふき、携帯用お尻洗浄機、ネックライト、抱っこ紐、子どもの靴。

 

  • 女性用の防災アイテム

生理用品、サニタリーショーツ、防犯ブザー、おりものシート、中身の見えないゴミ袋など。

 

  • 高齢者用の防災アイテム

大人用の紙パンツ、男性用吸水パッド、デリケートゾーンの洗浄剤、杖、補聴器、入れ歯、入れ歯用洗剤、持病の薬、お薬手帳のコピーなど。

 

年齢や性別によっても、必要な防災アイテムは変わってきます。日常的に必要な物を想定した事前準備がなにより大切です。

 

防災マップを知ろう

防災マップを知ろう

台風や地震、洪水などの自然災害への備えとして、もう一つ重要なことは、家族間で避難場所を共有しておくこと。それがいわゆる「防災マップ」で、災害時の避難経路や避難場所が記された地図です。

 

ちなみに、混同されがちな「ハザードマップ」は、災害の被害予測を地上に示したもの。河川が反乱した場合、地震が起こった場合など、災害の種類別に危険なエリアを確認できるようになっています。

 

防災マップは、市町村ごとに作成されていて、地域によっては、「防災ハザードマップ」として、両方まとめたものを作成している場合もあります。役所で無料でもらえたり、ホームページで公開されていたりするので、事前に入手して家族間で確認・共有しておきましょう。

 

なにより大切なのは、自宅近くにある避難場所と経路の確認です。事前に家族で避難経路を歩いておけば、万が一の時も比較的スムーズに対応できるはずです。

 

また、市町村によっては防災アプリを公開している場合もあり、事前にスマホにダウンロードしておくのがおすすめです。「防災情報 全国避難所ガイド」など、無料で利用できるものや、ネットが使えないオフライン環境でも使える「オフライン地図、GPSナビ:MAPS.ME」などもあります。

 

防災に役立つテントは?

防災に役立つテントは?

最後に、必須ではないものの、あると役立ちそうなものを編集部がご提案。それは「テント」。キャンプ用品のテントですが、防災グッズとして注目されています。さまざまな種類がある中から、携帯性に優れ、キャンプに不慣れな人でも簡単に組み立てができる、防災に役立ちそうなテントの選び方やおすすめ商品を紹介します。

 

防災テントの選び方

予測できない災害によって、避難所生活を余儀なくされた状況下で、たびたび話題に上がるのが、プライバシーの確保。避難所の環境は、パーティションなどで区切られている場合もあれば、広い敷地で雑魚寝状態の場合もあります。

 

後者の場合は、常に他人の目にさらされ、プライバシーを保てない状況です。これが引き金になってストレスを抱えてしまう人が多いという現状も……。さらに、車中泊など、限られた狭い場所で寝泊りをすると、長時間同じ姿勢で過ごすことによる「エコノミークラス症候群」を発症してしまう場合もあります。

 

そこで活用したいのがテントです。持ち込みが可能なら(※)という条件付きですが、テントがあればストレスを減らせるかもしれません。災害時に役立つテントの選び方を紹介します。
※事前にテントの持ち込みが可能かどうかの確認はしておきましょう。

 

プライバシーが確保できるテント形状

目隠し代わりにも使えるテントなら、他人からの目線を気にせず過ごすことができます。また、自分や周辺の話し声をシャットアウトできるメリットも。

 

換気ができる窓を備えている

締めきって使えるテントは、プライバシーを確保できる一方で、空気がこもりがちになってしまうデメリットもあります。そこで、開閉式の窓(ベンチレーション)を備えたタイプがおすすめです。

 

出入口が2か所以上ある

避難所でも、緊急時にすぐに対応できるように、出入口が2か所以上あると安心です。

 

組み立てが簡単

キャンプ初心者や未経験者でも、時間をかけずに簡単に組み立てができるテントがいいでしょう。

 

災害時に役立つおすすめのテント5選

災害時に役立つテントは、一人でも手軽に組み立てができ、軽量でコンパクトに収納できるテントがおすすめです。
※価格は、2021年8月現在。

 

  • コールマン/ツーリングドーム/LX

キャンプテントの中でも一般的なドーム形状のテント。コンパクトに収納ができ、持ち運びも簡単です。テントの幅は、210×180cmで、2~3人が就寝できるスペースです。

定員:2~3人用
重量:5.2kg
サイズ(約):210×180×高さ110cm
価格:1万9800円(税込)

 

  • DOD/ワンタッチテント

ロープを引っ張るだけで設営ができるお手軽テント。2人用サイズのエアマットが入る広いテント空間でゆったりと過ごせます。さらに、軽量でコンパクトに収納できるので、持ち運びもラクラク。天井には、換気可能な大きなベンチレーションを完備。

定員:2人用
重量:3kg
サイズ(約):230×150×高さ117cm
価格:9430円(税込)

 

  • キャプテンスタッグ/キャンプアウトアルミドームテント3UV

初めてテントを立てる人でも、簡単に組み立てが可能です。テント側面にはベンチレーションが設けられているので、換気もばっちり。天井と側面はメッシュにでき、通気性が確保されているのもポイント。

定員:3人用
重量:3.2kg
サイズ(約):200×200×高さ130cm(インナー)
価格:3万6300円(税込)

 

  • ロゴス/ROSY Q-TOP ドーム

約3分で組み立て可能なテント。折り畳まれたフレームを伸ばしてロックをするだけで簡単! テントの骨組とインナーシートが一体化されているため、パーツ紛失の心配もありません。ベンチレーション付きに加え、出入りしやすい形状など、使い勝手が良いテントです。

定員:2人用
重量:3.9kg
サイズ(約):210×276×高さ127cm
価格:1万9580円(税込)

 

  • フィールドア/フィールドキャンプドーム200

大人4人までゆったりくつろげる200×200cmのテント空間が魅力。小さな荷物や靴などを雨風から防ぐスペースもあり、便利に使えます。他にも、前後に設けられたD型形状の出入口や、ベンチレーション完備など、少人数からファミリーユースにもピッタリのテントです。

定員:3~4人用
重量:3kg
サイズ(約):325×205×高さ135cm
価格:8250円(税込)

 

防災対策の第一歩は、まずは備蓄アイテムの準備。日常ではどこでも手に入る物が、災害時にはなかなか手に入らないこともままあります。だからこそ、家族のためにも自分のためにも、しっかり準備を。また、防災マップやハザードマップを確認しておきましょう。

 

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