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素朴な疑問防災グッズとして必要なものとは?
今日9月1日は防災の日。最低限の防災グッズの準備はしていますが、はたして本当に必要なものがそろっているのか……。本音を言えば、少し不安です。いい機会なので、防災グッズはどんなものがあればいいのか、あらためて調べてみました。
防災グッズには、自宅に備蓄しておくものと、避難時の持ち出し用がありますよね。首相官邸ホームページ「災害に対するご家庭での備え」によれば、自宅に備蓄する飲料水は、1人1日3リットルを目安として、3~4日分必要だそう。非常食は、火を通さなくても食べられるレトルト食品、インスタント食品、ビスケット、缶詰などをストックしておき、古いものから順に消費する「ローリングストック」がよいとされています。
ばんそうこうや包帯、ガーゼ、はさみ、ピンセットや消毒薬といった医薬品は、日頃から在庫があるかチェックしておきましょう。防寒具や雨具、軍手も必要です。下着と靴下は多めにあると安心。停電時には、懐中電灯と予備の電池、ろうそくやマッチが活躍するでしょう。もし、電池で使える昔のラジカセ(懐かしい響き!)があれば、インターネット回線がつながらなくても、ラジオで災害情報が確認できます。
次に、自宅以外の場所へ避難する際に、総務省消防庁が推奨する最低限の持ち出し用防災グッズを以下にまとめました。
印鑑、現金、救急箱、預金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ろうそく、ナイフ、衣類、手袋、哺乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災頭巾、電池、水
最後に、岩手県の有限会社クワンが2005年に発売した手ぬぐい「防災拭い」と「減災風呂敷」というユニークな商品を紹介しましょう。この防災シリーズは、2019年までに累計25万枚を売り上げているヒット商品で、緊急時に準備すべき防災グッズや、いざという時の防災・避難についての知識が、かわいらしいイラストで描かれています。
防災拭いには「防災グッズ編」と「地震編」「津波編」の3種類があり、東北大学災害科学国際研究所の所長、今村文彦教授が監修をしています。減災風呂敷は、同研究所の防災士、保田真理さんが自らの被災経験をもとにして考案したそうです。
日本人には親しみのある手拭いと風呂敷、実はとても優秀な防災グッズなんですって。例えば、手拭いは包帯やマスクになりますし、風呂敷は給水バッグやケガをした際の三角巾として利用できるのです。早速、わが家の防災セットにも入れておこうと思います。
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参照:首相官邸
イラスト:飛田冬子
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