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2020年09月28日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
地震や台風など自然災害が多い日本。いつ自分の身に危険が降りかかるかはわかりません。もし停電になったら、懐中電灯やラジオは準備してあるけど、冷蔵庫の中身はどうすればいいのかしら? 心配になったので、調べてみました。
停電したときの冷蔵庫は、ドアの開閉をまったくしない状態なら、2〜3時間程度は冷気が保てるそうです。その後、緩やかに庫内の温度が上昇して、3時間以上たつと、庫内の冷えがなくなるといいます。ドアを開閉するたびに庫内温度が上昇するため、とにかく開閉の回数を最小限にすることが大切です。
停電が3時間以上続くと、庫内の食品が傷み始めるので、残念ですが、廃棄を考えた方がよいでしょう。ガスや水が使用できるなら、すぐに調理してしまうのも一つの方法です。慌ててクーラーボックスを出す人がいるかもしれませんが、あらかじめ保冷されていないクーラーボックスはあまり意味がありませんからご注意を!
ちなみに、冷凍庫から保冷剤や冷凍食品を取り出し、冷蔵庫の一番上の段に移しておくと、わずかながら温度上昇を食い止めることができるそうです。
停電した後の冷蔵庫は、水漏れする可能性があります。庫内の冷えがなくなると、冷気や霜が水となり、漏れてしまうからです。床が水浸しにならないように、タオルや雑巾を敷いておくと安心です。「ドレンパン(冷蔵庫の水を受けるトレイ)」にたまった水も、忘れず捨てておきましょう。
普段から、冷蔵庫の食材の入れ方に工夫しておくと、食材の持ちがよくなり、冷蔵庫の停電対策にもなるそうです。
冷蔵庫は、庫内に満遍なく冷気が循環するように、容量の7割程度を目安に食材を入れるとよいのだそう。冷気の吹き出し口、吸い込み口をふさがないよう注意してください。前述の通り、一番上の段は、停電の際、冷凍室から保冷剤や冷凍食品を移すのがよいため、少しスペースを空けておくのがおすすめです。
冷凍室は冷蔵室と異なり、食材をきっちり詰めておくことが基本です。隙間なく入れることで、冷凍された食材がお互いを冷やし合い、冷凍効率がより高まるのだそう。ドアを開閉しなければ、停電してから半日から丸1日程度、凍った状態が保てるといいます。
野菜室は、食材が重ならないように保存袋や収納ケースを活用するとよいでしょう。野菜専用の物でなくても、家にある紙袋や100円ショップに売っている収納ケース、上部を切ったペットボトルなどで十分です。
停電の際には、凍らせた保冷剤って冷蔵庫内の冷えを保ってくれたり、クーラーボックスを冷やしてくれたりと、役に立つのね。我が家の冷凍庫にも、普段から保冷剤を入れて、万が一に備えておこうと思います。
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参照:東京ガス ウチコト
イラスト:飛田冬子