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2020年07月28日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
友人からゾクッとする話を聞きました。友人宅のエアコンからなんとも湿っぽくていや~な臭いの風が出てきたのだそう。
心配になって送風口をのぞいてみると……。そこには黒っぽい付着物(黒カビ)がいっぱい! ビックリしてすぐに業者さんを呼んで掃除をしてもらったそうです。カビは体にも悪いだろうし、うちも心配です。そこで、エアコンのカビについて調べてみました!
エアコンの冷房や暖房は、部屋の中の温度を快適に保てるのでワタシたちの生活に欠かせない家電となっています。しかし、人間にとって快適な温度である20~28℃は、カビの発生率がぐっと高くなる温度でもあるのだそうです。
カビは、湿度が80%を超えたときに繁殖しやすくなるといわれています。エアコンを稼働させると、内部で熱い空気と冷たい空気が混ざり合いますが、このときできる結露によってエアコン内部の湿度が上がり、カビが発生しやすくなるのです。
また、冬場はエアコンによる乾燥を防ぐために加湿器を使うことが多いので、室内の湿度が上り、カビが繁殖しやすくなります。
エアコン内部のカビをそのままにしていると、エアコンの風によってカビの胞子が部屋中に拡散されることもあります(こ、怖い!)。
カビやカビの胞子を体内に吸い込むと、呼吸器系疾患や肺炎、アレルギー性鼻炎、肺にアレルギーを発症する夏型過敏性肺炎などの病気になる可能性があるのだとか。
エアコンのカビが原因で病気になるなんて怖すぎる! カビが生えるのを防ぐ方法ってあるのかしら?
カビが発生しやすいのは、「ドレンパン(結露によって発生した水の受け皿)」、「ファン」、「フィン(風の吹き出し口)」が多いといわれています。
カビは、まずこのドレンパンで発生し、冷やされた風とともに空気を送り出すファンへ移動し、吹き出し口のフィンへと到達します。ワタシたちが確認できるのはフィンだけだそうです。ドレンパンやファンは、業者にお願いしないと、どんな状態か確認をしたり、お掃除をしたりできないので、年に1~2回は、業者にお願いしてお掃除をしてもらうのがいいそうです。
エアコンから出る風からカビを吸い込んでいたら嫌なので、自分でできるエアコンのカビの予防法やお掃除方法を調べました!
エアコンを稼働させているときでも、ときどき窓を開けて換気をしましょう。風を通すことで室内の湿度を下げ、カビの養分となるほこりを減らせます。
フィルター掃除
エアコン内部に付いたほこりや汚れはカビの養分になります。月に1回程度、定期的にフィルターを掃除するようにしましょう。掃除機でほこりを吸い取り、水洗いをする方法がおすすめです。
※ エアコンの種類によっては掃除方法の手順は変わる場合があるので、お手入れ方法も確認してください。
フィン(吹き出し口の掃除)
※洗剤の成分がフィンに残ると、汚れとなって新たなカビの原因になるので、しっかり拭き取りしましょう。
エアコンの掃除には、「エアコン洗浄スプレー」や「エアコンクリーナー」と呼ばれるものを使うのもおすすめです。これらを使うと、除菌効果も期待できるそうです。ホームセンターなどで購入できるので、使用方法をよく確認してから、お掃除に取り入れるのもいいですね。
環境省は、「2週間に1度のフィルター掃除によって冷房時は約4%、暖房時は約6%、消費電力を削減できる」としています。フィルターをお掃除することで、カビの予防になるだけじゃなくて、節電にもつながるのですね。これからはエアコンのお掃除をもっと日常に取り入れていこうと思います。
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参照:Kajily
イラスト:飛田冬子