公開日:2020/05/29
「貯金してるはずなのに気付くとお金がない」そんな人も多いよう。そこで、お金が貯まる人・貯まらない人の特徴をチェック。貯金の方法や家計簿のつけ方、生活費の節約など、お金が貯まる人になるためにできること、生活習慣や暮らし方を解説します。
「お金持ちになるかどうかは家系や周りの環境次第だ!」と思っている人は、ちょっと待ってください。実は、お金が貯まる人には、共通点があるんです。
生活習慣や性格などお金が貯まる人の特徴を知って、日々の暮らし方を見直すだけでも、お金がない今の状況から脱出する手掛かりになるはず! 早速チェックしていきましょう。
まず第一に、お金が貯まる人は、自分の収入・支出を把握しています。お金が足りないときには、「お金を使い過ぎていないか」「何にどれくらい使ったのか」などを考えますし、反対に使えるお金が増えた場合は、「なぜ増えたのか」を分析できるため、お金を管理できる人=お金を貯めやすい人といえるでしょう。
収入・支出を把握するために家計簿をつけるなど、家計をしっかり管理することも、お金が貯まる人の特徴の一つです。重要なのは毎月続けること。自分なりのやり方で、必要以上に労力をかけずに収入・支出を把握している、というのがポイントです。最近ではレシートを撮影するだけで家計管理ができるスマホアプリもあるので、生活費の節約にぜひ活用しましょう。
2つ目のお金が貯まる人の特徴は、毎月貯金していること。貯蓄には2つのコツがあります。
・毎月の収入があった時点で、先に貯蓄に回すこと
・毎月生活に困らない、無理のない額を貯蓄していること
例えば毎月5万円ずつ貯金するとしましょう。すると、1年間で60万円も貯まる計算になりますね。このスタイルを崩すことなく、コツコツ続けることが重要です。
毎月の貯蓄のアイデアとしては、銀行の「積立貯金」を活用したり、会社員なら給料から一定額を天引きして銀行などに貯蓄する「財形貯蓄制度」もおすすめです。また、貯金用の銀行口座を作り、そこからは絶対にお金を引き出さないようにする方法もあります。
その他、以下のような積み立て方法もあります。
▼おすすめの積み立て方法
クレジットカードは手元にあるお金が減らないので、浪費につながりがちです。クレジットカードを極力使わない人は、お金が貯まる人といえるでしょう。また、クレジットカードを使うときも、分割払いやリボ払いは利用せず「一括払い」にするのが、お金が貯まる人の特徴です。
分割払いやリボ払いは手数料がかかるため、毎月の支払い金額は小さく見えますが、手数料がムダになってしまいます。一括払いであれば手数料がかからず、その分節約できます。クレジットカードを使う場合は一括払いにすることが、お金を貯める近道です。また、現金チャージ式の電子マネーを活用するのも、節約しながらポイントも貯まるのでおすすめです。
一方、お金が貯まらない人には、どんな特徴があるのかをご紹介していきましょう。「気付いたらお金がない」「今より少しでもお金が欲しい・増やしたい」という人は、当てはまる生活習慣がないか、今一度チェックしてみてくださいね。
コンビニやスーパーで買い物をしたときにもらうレシートを、あなたはどうしますか? 実は、レシートをもらわない、レシートの中身を見ない人は、お金が貯まらないといわれています。
レシートには、いつ・どこで・いくら使ったのかという情報が詰まっています。そのため、レシートは支出を管理するための貴重な資料となるのです。レシートをもらって家計管理や生活費の節約に活用することが、お金が貯まる第一歩といえます。
コンビニやスーパー、コーヒーショップ、ネットショッピングで「ついで買い」をしていませんか?
例えば「安い!」「まとめ買いがお得!」というあおり言葉に乗ってしまい、必要以上の量を買ってしまったり、コンビニやコーヒーショップのレジ前に陳列された商品を「ついで」に購入したり、配送料が無料になるからと、ネットショッピングで追加購入していませんか?
自分でも気付かないうちに「ついで買い」は相当な金額になっていることも多いもの。日々の浪費を防ぐだけでも、自然とお金が貯まり始めるでしょう。
「あなたは時間を守る方ですか?」と聞かれて、「性格がお金が貯まる、貯まらないに関係があるの?」と思う方もいるかもしれません。はっきり言いましょう、ものすごく関係あります!
「少しならいいや」「ちょっとくらいなら遅れても……」など時間にルーズな性格の人は、お金を浪費しやすい人が多いものです。よく遅刻する人は、「ちょっと使うくらいならいいや」「ワンコインくらいなら問題ないよね」とお金にもルーズで無駄遣いしてしまいがち。
小さな浪費癖は、徐々に大きな浪費に変わることもあるので注意が必要です。特に、定年前後の5年間は、お金との付き合いには罠がいっぱい。現役時代の浪費癖から抜け出せない人は、生活習慣を見直しましょう。
それでは、お金が貯まる人になるためにはどうしたらいいのでしょうか。改善ポイントを3つご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
まずは、レシートチェックから始めましょう。1日の終わりに、お財布からレシートをすべて出して中身をチェックします。そうすることで、いつ・どこで・いくらお金を使ったのかが把握できます。
レシートを見て、以下のポイントをチェックしてみましょう。
この分析を習慣にすることで、浪費を減らし、生活費を節約できるようになります。
1日に平均どれくらいのお金を使っているのかを把握できたら、1日に使えるお金の上限を決めるといいでしょう。例えば「1日上限1500円で過ごす」と決め、その日1日で上限まで使わなかったお金は翌日に繰越してもいいですし、別のお財布に貯めておいて貯金に回すこともできます。
「収入・支出を見直す時間がないからお金が貯まらない」という人は、生活習慣を見直すことが大切です。生活習慣を整えるとムダなお金を使うこともなくなるため、お金が貯まる体質になっていきます。
時間をつくるために、以下のようなことを実行してみてください。
時間は自分で作るもの。時短につながる工夫をして、時間に余裕を持ちましょう。
自分の価値観を持っている人は、お金が貯まりやすい傾向にあります。流行や周りの意見に左右されない、ブレない精神を持ちましょう。
このようなポイントを押さえて、しっかり自分の価値観を持ってお金を使うようになると、自然と節約につながっていくものです。
お金が貯まる人になるには、自分のお金を把握することが重要です。そして、浪費癖を見直し、自分の価値観を持って買うものを吟味すれば、自然とお金は貯まっていきます。
ただし、大きな金額のお金を貯めるには、単純に節約して残った金額を貯めるというマインドではなく、投資して増やしていくというマインドが必要になります。
毎月貯金ができるようになったら、次はお金を増やす「投資」も検討してみましょう。お金が貯まる人は、お金の増やし方にも詳しいものです。
「おすすめの積み立て方法」でもご紹介した、iDeCoやNISA以外にも学資保険や不動産投資、FXなど、さまざまな投資方法があります。中でも、初心者におすすめの投資方法は「株式投資」と「投資信託」です。
・株式投資がおすすめの理由
株式投資とは、企業が発行する株に投資して配当金(インカムゲイン)や値上がり益(キャピタルゲイン)を得る投資方法。配当金や株主優待を狙う「利回り投資」なら、株の売買をしなくても継続的な利益が見込めます。
・投資信託がおすすめの理由
投資信託は、投資の専門家が投資家から集めたお金を運用して、投資額に応じて利益を分配する投資商品。株式や債券など複数の資産に「分散投資」することでリスクを減らせます。中でも、毎月少額ずつ積み立てる「積立投資」がおすすめです。
投資信託や資産運用に関する無料セミナーなども多く開催されているので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。老後資金を貯めるためだけでなく、自分の能力やスキルアップにも役立ちます。
貯金・投資について不安がある人は、定年など人生の節目に、ライフプランについてファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。
お金は生きていく上で必要不可欠なもの。お金が貯まる人の生活習慣・暮らし方を参考に、無理のない範囲でコツコツ貯めていきましょう!
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