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2023.02.082023年02月17日
生活費を節約して貯金しよう!
お金が貯まる人・貯まらない人の特徴や管理法を解説
「貯金してるはずなのに気付くとお金がない」そんな人も多いよう。そこで、お金が貯まる人・貯まらない人の特徴をチェック。貯蓄の方法や家計簿のつけ方、生活費の節約など、お金が貯まる人になるためにできること、生活習慣や家計の管理法を解説します。
お金が貯まる人の特徴・暮らし方
「お金持ちになるかどうかは家系や周りの環境次第だ!」と思っている人は、ちょっと待ってください。実は、お金が貯まる人には、共通点があるんです。
生活習慣や性格などお金が貯まる人の特徴を知って、日々の暮らし方を見直すだけでも、お金がない今の状況から脱出する手掛かりになるはず! 早速チェックしていきましょう。
収入・支出を把握してお金を管理する
まず第一に、お金が貯まる人は、自分の収入・支出を把握しています。お金が足りないときには、「お金を使い過ぎていないか」「何にどれくらい使ったのか」などを考えますし、反対に使えるお金が増えた場合は、「なぜ増えたのか」を分析できるため、お金を管理できる人=お金を貯めやすい人といえるでしょう。
収入・支出を把握するために家計簿をつけるなど、家計をしっかり管理することも、お金が貯まる人の特徴の一つです。
家計簿には、貯蓄・収入・支出を記入します。お金が貯まる家計簿のつくり方のポイントは以下の通りです。
- 貯蓄:合計でいくらか、その貯蓄を毎月どのくらいのペースで取り崩しているのかを把握する
- 収入:生活費のベースとなる定期収入(年金など)はいくらかを把握する
- 支出:公共料金や光熱費、保険料、税金、住宅ローン、食費、日用品費、趣味・交際費、医療費、行事支出など、生活に合わせた細目ごとに予算と実際に使った金額を並べて記載。そのお金を「どこから出すか」も記載しておきましょう。
重要なのは、毎月家計簿をつけ続けること。無理なく貯金を続けるコツは、自分なりのやり方で、必要以上に労力をかけずに収入・支出を把握している、というのがポイントです。最近ではレシートを撮影するだけで家計管理ができるスマホアプリもあるので、生活費の節約にぜひ活用しましょう。
毎月きちんと貯金する
2つ目のお金が貯まる人の特徴は、毎月貯金していること。貯蓄には2つのコツがあります。
・毎月の収入があった時点で、先に貯蓄に回すこと
・毎月生活に困らない、無理のない額を貯蓄していること
例えば毎月5万円ずつ貯金するとしましょう。すると、1年間で60万円も貯まる計算になりますね。このスタイルを崩すことなく、コツコツ続けることが重要です。
毎月の貯蓄のアイデアとしては、銀行の「積立貯金」を活用したり、会社員なら給料から一定額を天引きして銀行などに貯蓄する「財形貯蓄制度」もおすすめです。また、貯金用の銀行口座を作り、そこからは絶対にお金を引き出さないようにする方法もあります。
その他、以下のような積み立て方法もあります。
▼おすすめの積み立て方法
- つみたてNISA:つみたてNISAとは、積立投資専用のNISA(少額投資非課税制度)のこと。最低月々100円からの少額で、「長期・分散・積立投資」を気軽に始められるため、投資初心者にもおすすめです。
- デパート友の会:毎月一定額を積み立てると、1年後にボーナスが加算されたお買い物券がもらえる、百貨店の「友の会」サービス。銀行預金と異なり課税されないことや、お歳暮ギフト割引など、さまざまな優待サービスがあるのもメリットです。
- iDeCo:iDeCo(イデコ)とは、個人型確定拠出年金のこと。毎月5,000円から1,000円単位で選んだ掛金を運用しながら積み立てて、原則60歳以降に受け取る仕組みです。積み立てたお金は所得控除の対象で、所得税・住民税が節税できます。
分割払いやリボ払いを使用しない
クレジットカードは手元にあるお金が減らないので、浪費につながりがちです。クレジットカードを極力使わない人は、お金が貯まる人といえるでしょう。また、クレジットカードを使うときも、分割払いやリボ払いは利用せず「一括払い」にするのが、お金が貯まる人の特徴です。
分割払いやリボ払いは手数料がかかるため、毎月の支払い金額は小さく見えますが、手数料がムダになってしまいます。一括払いであれば手数料がかからず、その分節約できます。クレジットカードを使う場合は一括払いにすることが、お金を貯める近道です。
また、現金チャージ式の電子マネーなどキャッシュレス決済を活用するのも、節約しながらポイントも貯まるのでおすすめです。
お金が貯まらない人の特徴・暮らし方
一方、お金が貯まらない人には、どんな特徴があるのかをご紹介していきましょう。「気付いたらお金がない」「今より少しでもお金が欲しい・増やしたい」という人は、当てはまる生活習慣がないか、今一度チェックしてみてくださいね。
レシートをもらわない・中身を見ない
コンビニやスーパーで買い物をしたときにもらうレシートを、あなたはどうしますか? 実は、レシートをもらわない、レシートの中身を見ない人は、お金が貯まらないといわれています。
レシートには、いつ・どこで・いくら使ったのかという情報が詰まっています。そのため、レシートは支出を管理するための貴重な資料となるのです。レシートをもらって家計管理や生活費の節約に活用することが、お金が貯まる第一歩といえます。
「ついで買い」で浪費してしまう
コンビニやスーパー、コーヒーショップ、ネットショッピングで「ついで買い」をしていませんか?
例えば「安い!」「まとめ買いがお得!」というあおり言葉に乗ってしまい、必要以上の量を買ってしまったり、コンビニやコーヒーショップのレジ前に陳列された商品を「ついで」に購入したり、配送料が無料になるからと、ネットショッピングで追加購入していませんか?
自分でも気付かないうちに「ついで買い」は相当な金額になっていることも多いもの。日々の浪費を防ぐだけでも、自然とお金が貯まり始めるでしょう。
時間にルーズでよく遅刻する
「あなたは時間を守る方ですか?」と聞かれて、「性格がお金が貯まる、貯まらないに関係があるの?」と思う方もいるかもしれません。はっきり言いましょう、ものすごく関係あります!
「少しならいいや」「ちょっとくらいなら遅れても……」など時間にルーズな性格の人は、お金を浪費しやすい人が多いものです。よく遅刻する人は、「ちょっと使うくらいならいいや」「ワンコインくらいなら問題ないよね」とお金にもルーズで無駄遣いしてしまいがち。
小さな浪費癖は、徐々に大きな浪費に変わることもあるので注意が必要です。特に、定年前後の5年間は、お金との付き合いには罠がいっぱい。現役時代の浪費癖から抜け出せない人は、家計の見直しが大切です。
お金が貯まる人になるためにできること
それでは、お金が貯まる人になるためにはどうしたらいいのでしょうか。改善ポイントを3つご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
改善ポイント1:レシートチェックで浪費を減らす→貯金へ
まずは、レシートチェックから始めましょう。1日の終わりに、お財布からレシートをすべて出して中身をチェックします。そうすることで、いつ・どこで・いくらお金を使ったのかが把握できます。
レシートを見て、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 1日に必要なお金はどのくらいなのか
- 無駄遣いをしていないか(ついで買いで浪費していないか)
- 毎日ルーティーンのように買っているものをやめる方法はないか(節約できる方法や工夫を模索する)
- スーパーやコンビニに行く回数を減らせないか
この分析を習慣にすることで、浪費を減らし、生活費を節約できるようになります。
1日に平均どれくらいのお金を使っているのかを把握できたら、1日に使えるお金の上限を決めるといいでしょう。例えば「1日上限1500円で過ごす」と決め、その日1日で上限まで使わなかったお金は翌日に繰越してもいいですし、別のお財布に貯めておいて貯金に回すこともできます。
改善ポイント2:「時間がない」はNG!生活習慣を整えよう
「収入・支出を見直す時間がないからお金が貯まらない」という人は、生活習慣を見直すことが大切です。生活習慣を整えるとムダなお金を使うこともなくなるため、お金が貯まる体質になっていきます。
時間をつくるために、以下のようなことを実行してみてください。
- 1日のTo Doリストを作成し、優先順位をつけて実行する
- 必ずやるべきことをルーティーン化する
- 1つの作業にかかる時間を把握し、設定時間を設ける
時間は自分で作るもの。時短につながる工夫をして、時間に余裕を持ちましょう。
改善ポイント3:自分の価値感を持つ!ブレない精神を
自分の価値観を持っている人は、お金が貯まりやすい傾向にあります。流行や周りの意見に左右されない、ブレない精神を持ちましょう。
- 余計なものを欲しがらない
- 自分のいいと思ったものしか買わない(流行に踊らされない)
- 古いものを大切に使う
- 安物よりも高い物を買って長く使う
このようなポイントを押さえて、しっかり自分の価値観を持ってお金を使うようになると、自然と節約につながっていくものです。
貯金の次は投資して、お金を増やす人になろう!
お金が貯まる人になるには、自分のお金を把握することが重要です。そして、浪費癖を見直し、自分の価値観を持って買うものを吟味すれば、自然とお金は貯まっていきます。
ただし、大きな金額のお金を貯めるには、単純に節約して残った金額を貯めるというマインドではなく、投資して増やしていくというマインドが必要になります。
バブル時代のように、高金利のときは銀行に貯金しておくだけでお金が増えましたが、低金利の今は貯金をしていてもほとんど利息がつきません。
また、国税庁「民間給与実態統計調査」によると、2018年の平均給与は約441万円で、ピーク時の1997年と比べると約26万円も低い金額となっています。その一方で、消費税は1990年当時の3%から10%へと増税。さらに、物価上昇や社会保険料の値上げで、収入は減っていくばかりです。
老後「年金が足りない」という状況にならないためにも、毎月貯金ができるようになったら、次はお金を増やす「投資」も検討してみましょう。お金が貯まる人は、お金の増やし方にも詳しいものです。
子どもの独立やローンの完済など、支出が減る50代半ば以降は、老後資金のための投資を始めるチャンスと言えます。
初心者におすすめの投資方法は?
「おすすめの積み立て方法」でもご紹介した、iDeCoやNISA以外にも学資保険や不動産投資、FXなど、さまざまな投資方法があります。中でも、初心者におすすめの投資方法は「株式投資」と「投資信託」です。
・株式投資がおすすめの理由
株式投資とは、企業が発行する株に投資して配当金(インカムゲイン)や値上がり益(キャピタルゲイン)を得る投資方法。株式投資の最大のメリットは、株の売買により大きな金額の値上がり益が期待できること。業績の変化などにより、株価が何倍にも上昇するケースもあります。配当金や株主優待を狙う「利回り投資」なら、株の売買をしなくても継続的な利益が見込めます。また、保有する株数によっては、株主として株主総会の決議にも参加できる場合もあります。
・投資信託がおすすめの理由
投資信託は、投資の専門家が投資家から集めたお金を運用して、投資額に応じて利益を分配する投資商品。株式や債券など複数の資産に「分散投資」することでリスクを減らせます。中でも、毎月少額ずつ積み立てる「積立投資」がおすすめです。一度に投資した場合は、購入したときよりも値上がりしないと利益になりませんが、積立投資の場合は多少値下がりしてもそれ以上に口数が増えていれば利益になるという点が大きなメリットです。
投資信託や資産運用に関する無料セミナーなども多く開催されているので、興味がある人はぜひチェックしてみてください。老後資金を貯めるためだけでなく、自分の能力やスキルアップにも役立ちます。
貯金・投資について不安がある人は、定年など人生の節目に、ライフプランについてファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。
お金は生きていく上で必要不可欠なもの。お金が貯まる人の生活習慣・暮らし方を参考に、無理のない範囲でコツコツ貯めていきましょう!
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