簡単!楽しい!50代からのお手軽投資生活#4
ネット証券の口座開設にチャレンジ!【体験レポート】
ネット証券の口座開設にチャレンジ!【体験レポート】
更新日:2023年12月19日
公開日:2023年10月30日
教えてくれたのは……五十嵐修平(いがらし・しゅうへい)さん

IFA法人バリューアドバイザーズ代表取締役社長。2013年に資産運用コンサルティングを専門とする会社を設立。海外視察の際に欧米の手法に感銘を受け、独自のコンサルティング手法を考案。IFA(独立系ファイナンシャ ルアドバイザー)として、お客様目線で価値ある提案を常に心掛けている。著書に『55歳からでも失敗しない投資のルール』(クロスメディア・パブリッシング刊)。
人生初、ネット証券の口座を開設!
前回の取材では五十嵐さんから証券会社の種類や投資初心者におすすめの証券会社を教えてもらいました。その結果、筆者は低コストで手軽に始められるネット証券の「楽天証券」で口座を開設することに。
口座開設にあたって、まず必要な書類や大まかな流れは次の通りです
個人番号カードなど必要書類を準備

証券口座を開設する場合には、個人番号(マイナンバー)と本人確認書類が必要です。個人番号カード(マイナンバーカード)は本人確認書類を兼ね備えているので、これがあれば1枚で済みます。ちなみに印鑑は必要なし!
必要書類をあらかじめ準備しておけばスムーズに手続きができますよ。
〔事前に用意する必要書類〕
個人番号カード(マイナンバーカード)
〔個人番号カードを持っていない場合の必要書類〕
個人番号カードがない人は次の1と2を用意します。
1.マイナンバーが確認できる書類
・通知カード※
・住民票の写し(6か月以内に発行されたもので、マイナンバーがあるもの)
2. 本人確認書類
以下のうち、顔写真のあるものは1種類、顔写真のないものは2種類必要
・運転免許証
・健康保険証
・住民票
・印鑑登録証明書
・住民基本台帳カード
※1のマイナンバーの通知カードをもっていない、あるいは通知カードの「住所氏名」が現状と一致しない場合は、郵送での本人確認書類の提出が必要となり、審査完了まで2週間程度かかる場合もあります。
ネット証券の口座開設ステップ

証券会社により多少の違いはありますが、口座開設のステップはおおむね以下の通りです。
〔口座開設のステップ〕
- 目当ての証券会社の「口座開設はこちら」をクリック
- メールアドレスを入力
- メールに届いたURLから申し込みページを開く
- 個人番号カードなど本人確認書類を撮影
- 自分の顔を撮影して本人認証をする
- 住所・氏名・電話番号を入力
- 納税方法・口座の種類を選択
- ログインパスワードの設定
- 口座開設通知メールが届く
- 取引暗証番号を設定する
いざ!ネット証券の口座開設にチャレンジ!
ここからは、上記のステップに基づき、実際に筆者が口座開設をした楽天証券の場合の流れを順を追って紹介します。すべてスマホで、できました。特に迷いやすいポイントについては、五十嵐さんに解説してもらいました。

ステップ1~3:目当てのネット証券の申し込みページを開く
開設したいネット証券のホームページを検索します。ホームページを開いたら、トップページにある「口座開設はこちら」などのボタンをクリックすると手続きが始められます。
筆者の場合は楽天証券のサイトを開き、メールアドレスの入力などを経て、申し込みページへ。
ステップ4~5:必要書類と自分の顔を撮影

本人確認書類として個人番号カードの表面と裏面を撮影。その後、自分の顔をスマホで撮影すると、自動で本人確認書類と同一人物であるかどうか判定されます。
ステップ6:住所氏名、電話番号を入力

次に住所、氏名など個人情報を入力。ここで、携帯電話番号の入力欄もありました。
Q.携帯電話番号の入力は必要でしょうか?
A.いざというときのために、携帯電話番号も入力しておきましょう
ログインパスワードや取引暗証番号を忘れたときの再設定等で携帯電話のSMSを利用する場合があります。携帯電話番号を登録していないと、郵送での手続きになってしまうので、入力しておくといざというとき便利ですよ(五十嵐さん)
ステップ7:納税方法は「特定口座(源泉徴収あり)」を選択

個人情報入力後、「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座(源泉徴収なし)」から納税方法を選択することが求められます。
Q.特定口座とはいったいどんなもの? どれを選べばいいのでしょうか。
A.「特定口座(源泉徴収あり)」がおすすめ
株で利益が出た場合、利益の約20%の税金を納めなくてはいけません。「特定口座」とは、証券会社が税金の計算をしてくれるということ。このうち「源泉徴収あり」であれば証券会社が納税も行ってくれます。「源泉徴収なし」を選ぶと証券会社は納税を行わないので、自身で確定申告をします。一番手間がかからないのは「特定口座(源泉徴収あり)」になります。
「一般口座」の場合、証券会社は税金の計算をしません。利益が出た場合は自分で納税額を計算し、確定申告をすることになります。ただ手間がかかることもあり、一般口座を選ぶケースはレアです(五十嵐さん)
Q.楽天証券の申し込み画面でも「特定口座(源泉徴収あり)」がおすすめとされていますが、「特定口座(源泉徴収なし)」を選んだ方がいい場合はありますか?
A.「特定口座(源泉徴収なし)」を選ぶとよい場合も
会社員の場合は、給与所得以外の収入が20万円未満であれば確定申告をしなくてもよいとされています。節税の一環で、この特例を利用したい場合は、「特定口座(源泉徴収なし)」を選んでください(五十嵐さん)
なるほど。筆者には当てはまらないので、手間いらずの「特定口座(源泉徴収あり)」を選びます。
ステップ7:NISA口座も開設するなら「一般NISA」を選択

特定口座の申し込みに続いてNISA口座を開設するかしないかの選択が出てきます。NISAとは、株など投資で得た利益にかかる約20%の税金が非課税になる制度です。筆者はNISA口座で株投資を行いたいので「開設する」を選択。
Q.この後、さらに「つみたてNISA」と「一般NISA」のどちらかを選択するように求められます。これはどちらにすべきでしょうか?

A.2023年までは「一般NISA」を選びます
2023年までは、NISAは「つみたてNISA」と「一般NISA」の2種類に分けられています。株の購入は「一般NISA」でないとできないので、NISA口座を利用して株取引をする場合は「一般NISA」を選んでください。
なお2024年以降は新NISAとなってこの区分がなくなり、「NISA口座」に統一されるので、この選択肢は出てきません(五十嵐さん)
ステップ8:ログインパスワードの設定

最後に口座へのログインパスワードを設定し、ネットでの申し込みは終了。ログインパスワードは忘れずにメモしましょう。その後、楽天証券の審査を経て、翌日以降にログイン用のIDがメールで届けば口座開設は完了です!
ここまで細かく解説しましたが、実は楽天証券の場合、多くの人が選択する項目に「おすすめ」マークがついています。
「おすすめ」を押していけばスイスイ手続きが進みますが、「追加サービス」の選択では、「楽天銀行」「楽天カード」「iDeCo」についても「申し込む」の項目に「おすすめ」マークがアリ。何となく「おすすめ」に従っていると、思わぬオプションをつけてしまうことがあるので、よく確認しながら進めてくださいね。
※証券会社によってはログインパスワードだけでなく、ログインIDを設定する場合もあります。
※本人認証の方法によってはログインIDが郵送で届くこともあります。その場合でも手順は同じです。
ステップ9:開設のお知らせが届いたら口座にログイン
ステップ8までの申し込み後、証券会社から口座開設のお知らせがメールで届いたら、証券会社のホームページを開きます。トップページから「ログイン」のボタンを押し、IDとパスワードを入力すると、株取引ができるページに移ります。
楽天証券の場合、ログインIDは楽天証券が決めたものが届きました。ランダムな英数字が並んでいて覚えられないので、こちらもメモをしておきました。
ステップ10:取引暗証番号を設定する

口座ログイン用のパスワードとは別に、実際の株取引の際に必要となる4桁の「取引暗証番号」の設定も必要です。
楽天証券では、最初に口座にログインしたときに取引暗証番号を設定するように案内されました。
「取引暗証番号は株を購入する際に必要になるのですが、失念して困ったという声をよく聞きます。忘れないように必ずメモをしてくださいね」(五十嵐さん)
実は筆者は取引暗証番号をメモしなかったため、この後、実際の株取引の際に忘れていて慌てました。必ずメモをしておくことをおすすめします。
※取引暗証番号は証券会社によっては「取引パスワード」と呼ぶこともあります。
株購入まであと少し!証券口座に入金しよう
ようやく口座が開設できて、ホッとひと息……ですが、口座開設後にもうひとがんばり! 口座を開いただけではまだ株は買えません。株を購入する資金を証券口座に入金することが必要です。最後に、入金の仕方を見てみましょう。
提携の金融機関から証券口座に入金

証券口座への入金は、自分の証券会社と提携している金融機関から行います。提携している金融機関は証券会社によって違うので、自分の利用している銀行が提携されているかどうか、証券会社選びの時点であらかじめチェックしておくとよいでしょう。
例えば楽天証券に入金をするには、まずログインした状態で「入金」のページに移動すると、以下のように提携金融機関のボタンが並びます。

ここにある提携金融機関のネットバンクを使って証券口座に入金すると、振込手数料がかからないのでお得です。銀行から入金後10分~1時間くらいで自分の証券口座にお金が振り込まれる仕組みです。
提携金融機関以外の銀行口座から入金する場合は、「その他の銀行から入金」のボタンをクリック。振込先が表示されるので指定された口座に入金しましょう。※その場合は振込手数料がかかります。
入金ページの名称やクリックするボタンの場所などは証券会社によって違いますので、自分の証券会社の入金ページがどこにあるか確認しておきましょう。
証券口座と銀行口座が共有できるサービスも
なお筆者は、楽天証券と同時に楽天銀行の口座も開設しました。楽天証券の場合、楽天銀行と残高を共有できるサービスがあります。つまり楽天銀行に入金しておけば、証券口座にわざわざ資金を移さなくてもすぐに株を購入することができるというわけです。証券口座への入金手数料もかかりません。
そこで筆者は楽天銀行にメインバンクから20万円を入金して、ついに準備完了! これで株取引が可能になりました!
口座開設にかかった時間は30分!意外と手間取ったのは…?
スマホでの口座開設は30分程度で完了しました。意外と手間取ったのが個人番号カードの撮影で、撮り直すこと4回。筆者の場合は立ち上がった状態で、テーブルの上に置いたカードを真上から撮影するとうまく認証されました。くじけそうになりますが、ここを乗り越えなければ何も始まりませんから…!
ここからいよいよ銘柄選びです! 次回からは株主優待マニアの方に失敗しない銘柄選びのコツやおすすめの銘柄についてお聞きします。
※掲載の情報は2023年10月時点のものです。投資に関する決定はご自身の判断と責任のもとに行っていただきますよう、お願いいたします。
取材・文:中澤夕美恵 構成・編集:ハルメク365編集部
ライタープロフィール

中澤夕美恵(なかざわ・ゆみえ)
1973年生まれ。育児、教育、健康系を中心に取材・執筆、ライトノベルなどの編集を手がけるフリーライター。投資経験はほったらかしのiDeCoを少々。老後に向けて優待株生活を夢見る。
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