簡単!楽しい!50代からのお手軽投資生活#3
初めての「株」購入!失敗しない証券会社の選び方
初めての「株」購入!失敗しない証券会社の選び方
更新日:2023年12月05日
公開日:2023年10月30日
教えてくれたのは……五十嵐修平(いがらし・しゅうへい)さん

IFA法人バリューアドバイザーズ代表取締役社長。2013年に資産運用コンサルティングを専門とする会社を設立。海外視察の際に欧米の手法に感銘を受け、独自のコンサルティング手法を考案。IFA(独立系ファイナンシャ ルアドバイザー)として、お客様目線で価値ある提案を常に心掛けている。著書に『55歳からでも失敗しない投資のルール』(クロスメディア・パブリッシング刊)。
優待株投資を始めるなら、証券口座の開設が必須!

株の取引には証券口座の開設が必要です。でも、証券会社で口座を開くのはちょっぴり面倒。銀行の口座から株取引することはできないのでしょうか?
「銀行で取り扱っている金融商品は投資信託や国債です。株は証券会社を通じて売買をするため、株取引をするには証券会社で口座を開設する必要があります。敷居が高いと思われるかもしれませんが、最近はインターネットからでも証券口座開設の手続きができますから、意外と簡単ですよ」(五十嵐さん)
証券会社は主に「店舗型」と「ネット型」の2種類
「証券会社は大きく、店舗型とネット型に分けることができます」と五十嵐さん。両者の違いを詳しく聞きました。
【店舗型】手数料は高いけれどサポート体制は万全

「店舗型は窓口や電話で株の売買ができ、スタッフがついてしっかりサポートしてくれます。ただその分、株を購入する際の手数料は高めです。おおむね最低手数料は2500円からで、購入額の1.1%くらいが相場。30万円の株を購入したら3300円、5万円でも最低手数料の2500円程度がかかります」
そんなに高いとは! 驚きです。
「ただ、どの株を購入するとよいかなど相談できますし、銀行口座から証券口座へ入金する際の振込手数料もかかりません。アドバイス料と考えれば妥当だと思います。店舗型はネットでの操作が苦手な方や頻繁に株を売買しない方に向いていますね」(五十嵐さん)
【ネット型】低コスト!ネットに慣れている人におすすめ

一方ネット型の証券会社は、口座の開設から株の売買まで、ネットを通じてすべて自分で行うのが特長です。また、スマホでもできるという手軽さもメリット。
「手厚いサポートがない分、手数料は無料~数百円程度でかなりコストが抑えられます。インターネットに慣れていて、頻繁に取引を行うのであればネット証券が断然おすすめです」(五十嵐さん)
ある程度ネットが使えて、少額で株を楽しみたい筆者は、ネット型の証券会社がよさそうです。
「実際、ほとんどの個人投資家がネット証券を使っています。ネットでの売買はとても簡単ですが、注意したいのが入力ミス。
例えば『100株を1株あたり1000円で購入』するつもりが、『1000株を1株あたり1000円で購入』と誤って入力してしまうケースなどがあるんです。これで売買が成立したら、予定では10万円のつもりが100万円使ってしまうことに。ミスで損をしても自己責任ですから、ネット証券を使う場合はくれぐれも慎重に操作してください」(五十嵐さん)
[店舗型・ネット型の違い]

1.株の取引方法
【店舗型】窓口、電話
【ネット型】インターネット
2.スタッフのサポート
【店舗型】あり
【ネット型】なし
3.国内株式の売買手数料
【店舗型】最低手数料2500円、取引額の1.1%程度(100万円まで)
【ネット型】無料~99円程度(10万円までの場合)、~500円程度(100万円まで ※無料のところもアリ)
4.メリット
【店舗型】サポートが手厚い。ネットが苦手でも取引ができる。取り扱う商品数が幅広い
【ネット型】手数料が安い。営業マンのセールスがない。証券会社によってはIPO(新規公開株)の取り扱い数が限定的
5.デメリット
【店舗型】手数料が高い。営業マンのセールスがある
【ネット型】個別のサポートがない。ID、パスワード管理が必要
ビギナーのための失敗しないネット証券の選び方
国内に主要なネット証券会社はおよそ9社、その他スマホ専用証券など複数あるとのこと。株投資ビギナーにおすすめの証券会社は? ここではネット証券に絞って選び方のポイントを教えてもらいました。
ポイント1:操作画面がシンプルでわかりやすい
ネット証券では、株の銘柄情報を検索・確認したり、株の売買注文を行ったりします。そのため、初心者の場合は操作画面がわかりやすい証券会社がおすすめだと五十嵐さんは言います。
「銘柄情報をはじめ、さまざまな情報を豊富に掲載している証券会社もあります。慣れている人にはよいのですが、初心者だと、何がどこにあり、購入時にどのボタンを押せばいいのかわからず、取引に手間取ってしまう場合も。画面のシンプルさでいえば、『楽天証券』と『au株コム』がおすすめです」
ポイント2:手数料の安さ

ネット証券の売買手数料は総じて低めですが、証券会社によって細かく違いがあります。
「1回で購入する株の金額が最初のうちは10万円未満か、それとも50万円を超えるのか、またいずれは頻繁に株を売買したいのかなど、ご自身の投資スタイルを想定すると、手数料の比較がしやすいでしょう。
とりわけ注目は『楽天証券』と『SBI証券』。両社とも、2023年10月から国内株式の売買手数料を無料※とし、大きなニュースになりました」(五十嵐さん)
※両社とも条件あり
ポイント3:提携金融機関の種類とポイントバック

「株を購入する際は、あらかじめ証券口座に投資用の資金を入金する必要があります。このとき、証券会社と提携している金融機関のネットバンクを利用すれば振込手数料は0円に(※限度額が設定されている場合もあります)。ご自身が利用している金融機関と提携しているかあらかじめ調べてみましょう。
さらに『楽天証券』と『楽天銀行』、『SBI証券』と『住信SBIネット銀行』など、銀行口座と証券口座で残高が共有できるサービスもあります。この場合、銀行から証券口座にその都度振り込みをしなくても、銀行口座の残金で株が購入できるので便利ですよ」(五十嵐さん)
確かに、証券口座にいちいち入金するのは面倒だし、入金するたびに手数料を取られるのも避けたいところ……。

さらに五十嵐さんから「証券会社によっては、株取引でポイントをためることができます」とお得情報が! せっかくなら、自分がよく利用しているポイントサービスと連携できる証券会社を選びたいですね。
これらを考慮し、五十嵐さんが株投資ビギナーにおすすめする証券会社を3社選んでくれました。それぞれの特長を次にまとめました。
ビギナー向けおすすめネット証券会社とその特長

1.楽天証券
・画面のわかりやすさ:〇
・手数料:無料
・提携ポイントサービス:楽天スーパーポイント
・提携銀行との残高共有サービス:〇 楽天銀行(自動入出金サービスあり)
2.SBI証券
・画面のわかりやすさ:△
・手数料:無料
・提携ポイントサービス:Tポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント
・提携銀行との残高共有サービス:〇 住信SBIネット銀行(自動入出金サービスあり)
3.au株コム
・画面のわかりやすさ:〇
・手数料:ワンショット手数料の場合 5万円超~10万円以下 99円、10万円超~20万円以下115円
・提携ポイントサービス:Pontaポイント
・提携銀行との残高共有サービス:△ auじぶん銀行(自動入出金サービスあり)
取材を終えて……
楽天ポイントを利用している筆者は、楽天証券が便利かつ一番お得に使えそう……ということで、楽天証券で口座を開設することにしました。次回はいよいよ証券口座を開設! スマホから申し込み手続きする様子を細かくレポートします。
※掲載の情報は2023年10月時点のものです。投資に関する決定はご自身の判断と責任のもとに行っていただきますよう、お願いいたします。
取材・文:中澤夕美恵 構成・編集:ハルメク365編集部
ライタープロフィール

中澤夕美恵(なかざわ・ゆみえ)
1973年生まれ。育児、教育、健康系を中心に取材・執筆、ライトノベルなどの編集を手がけるフリーライター。投資経験はほったらかしのiDeCoを少々。老後に向けて優待株生活を夢見る。
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