プロに聞く!花を最後まで楽しむテクニック

初秋の花「コスモス」の切り花を長く楽しむ飾り方

公開日:2021/10/05

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夏から秋への移り変わりを告げる、コスモスの花を最後まで楽しむテクニックをご紹介します。「花を知り、楽しむ」がコンセプトの第一園芸のWEBサイト・花毎(はなごと)の連載。スタイリングを手掛ける谷中直子さんに季節の花の飾り方を伺いました。

コスモスの飾り方

コスモスはどんな植物?

メキシコ原産のコスモスはコロンブスがアメリカ大陸を発見後にヨーロッパに伝わった植物の一つです。

名前の由来は、スペインの司祭が庭に植えたコスモスの、均等に並んだ花びらの美しさに感銘を受け「宇宙の秩序と調和」を意味するギリシャ語である「コスモス」と名付けたとも言われています。

早咲きと遅咲きの品種があり、夏から秋にかけて出回ります。

コスモスは大きく3種類に分けられ、一般的にコスモスと呼ばれるのが「オオハルシャギク」。オレンジや黄色の花が咲く「キバナコスモス」、チョコレートを思わせる色と香りが特徴で多年草の「チョコレートコスモス」があります。

コスモス全体の花言葉は 「乙女のまごころ」「調和」「beauty」「balance」「modesty」「joy」などです。

  • 出回り時期:8~10月
  • 香り:なし
  • 学名:Cosmos bipinnatus
  • 分類:キク科コスモス属
  • 和名:大春車菊(オオハルシャギク)、秋桜(アキザクラ)
  • 英名:Cosmos
  • 原産地:メキシコ

コスモスの切り花のお手入れ方法

コスモスの切り花は、どちらかというと水が下がりやすく、花や葉の先が元気がないクタッとした状態になりやすいです。また、葉が浸かると水が傷みますので、余分な葉は必ず取り除きましょう。できれば毎日水を取り替えて、その度に茎の切り口の切り戻しを行うと花持ちがよくなります。

コスモスの花の飾り方1:曲がった茎を生かす 

コスモスの花の飾り方1:曲がった茎を生かす 

谷中:「コスモスだけでも十分素敵ですが、より秋を感じたい、華やかにしたい場合は季節の枝ものと合わせるのもおすすめです。シックなバーガンディー色の『ベニスモモ』とつややかな赤い実がキュートな『ビバーナムコンパクタ』、そして赤く染めた『パニカム』と合わせてみました。

最初に赤い実を好きな形にいけて、ベニスモモを添えます。それにコスモスを絡めていくと形が作りやすいです。この場合も顔を揃ろえないで自然に生えているようにランダムに仕上げましょう」

コスモスと合わせる枝や実ものは入手しやすいものでOKです。緑よりも赤みのある色合いの枝や実を使うと、一気に秋の雰囲気に。お庭の植物を加えてみても素敵です。

コスモスの花の飾り方2:枝ものを足して華やかに 

コスモスの花の飾り方2:枝ものを足して華やかに 

谷中:「コスモスだけでも十分素敵ですが、より秋を感じたい、華やかにしたい場合時は季節の枝ものと合わせるのもおすすめです。シックなバーガンディー色の『ベニスモモ』とつややかな赤い実がキュートな『ビバーナムコンパクタ』、そして赤く染めた『パニカム』と合わせてみました。

最初に赤い実を好きな形にいけて、ベニスモモを添えます。それにコスモスを絡めていくと形が作りやすいです。この場合も顔を揃そろえないで自然に生えてはえているようにランダムに仕上げましょう。」

コスモスと合わせる枝や実ものは入手しやすいものでOKです。緑よりも赤味みのある色合あいの枝や実を使うと、一気に秋の雰囲気に。お庭の植物を加えてみても素敵です。

コスモスの花の飾り方3: お気に入りのガラス瓶で一輪を楽しむ

コスモスの花の飾り方3: お気に入りのガラス瓶で一輪を楽しむ

谷中:「同じタイミングで買った花でも枯れるタイミングは違います。最後はまだきれいな花をピックアップして一輪挿しで楽しみましょう。

今日はアンティークのガラス瓶にいけてみました。ガラス瓶の色や大きさはあえてバラバラにした方がナチュラルで自然の花姿になじみます。この場合も花の高さは揃えません。軽やかなものは高く、重たい色やボリュームのものは低くあしらうとバランスがとりやすいですよ」

コスモスは茎が細いので、口が細いタイプの一輪挿しや空き瓶が生けやすいですね。花びんを持っていなくても、化粧品やお酒、調味料などの空き瓶はラベルをはがしてみると、思いがけないものが一輪挿しにぴったりなことも。ゴミとして捨ててしまう前に、お花を入れた姿を想像するのも楽しいものです。

文=石川恵子(第一園芸・花毎
 

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この記事は、花毎での連載「二十四節気の花あしらい」を基に制作しています。
>>花毎で「二十四節気の花あしらい」 を読む

花毎(はなごと)

花屋の第一園芸が運営する花にまつわるコトを楽しむWEBサイト「花毎」。二十四節気とともに感じる季節の花を軸に、買うだけではない花の楽しみ方をさまざまな角度からご紹介。書籍に『花月暦』(株式会社パイ インターナショナル刊)

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