「ウルトラトレイル・マウントフジ」に挑戦!

夢破れたチャレンジの向こう側 ~その1~

公開日:2023.05.05

メイクアップアーティスト、ウェルネスビューティーアドバイザーの杉崎夕子です。今回は、私がチャレンジしたトレイルランニングのレース「ウルトラトレイル・マウントフジ」について書かせていただこうと思います。

「ウルトラトレイル・マウントフジ」

165kmを走る「ウルトラトレイル・マウントフジ」というレースに参加してきました。

結果は……実力不足で73km地点で残念ながら途中で終わってしまいました(涙)。

今回はチャレンジの向こう側と題して、このレースを振り返ってみたいと思います。

「ウルトラトレイル・マウントフジ」
スタート会場に向かう私

予想外の展開

4月21日。いよいよレースがスタートです。

この日のために、1年間準備をしてきました。天気、気温共に若干の不安はあったものの、気持ちも落ち着いていて、3日後にフィニッシュゲートをくぐるイメージができていました。

15時15分。第4ウェーブでのスタート。

スタート後、最初のエイドステーションである富士宮エイドまでは絶対に飛ばさない、のんびり進めばオッケー、そんなプランニングでスタート。テンション上がったりもせずにぼちぼち行きますか、といった感じでした。

ところがしばらくすると、予想外の渋滞が発生。毎年渋滞する場所ではありますが、なんと約1時間もの渋滞。これで完全にプランニングが崩れてしまいました。

予想外の展開
予想外の渋滞

時間との闘いであるため焦りが生じて、渋滞解消後からは急いで足を進めることに。そして異常な暑さと湿度……。これで一気に脱水状態になってしまったのです。

予想外の展開
完全に動きませんでした

第1エイドからの違和感

予定プランより1時間も遅れて、第1エイドに到着。私は焦っていました。

ここから最初の難所の山岳パートに入るため、冷えを予測して長いパンツを履き、上着を装着。エイドでゆっくりしたかったのですが、慌ててなんとかコーラを一口だけ飲んで、あとは何も食べずに進みました。

最初の難所である、天子山塊はほぼホームコース。知り尽くしているため落ち着いていましたが、ふとこの暑さが気になりました。

エイドを出てしばらくロードを進み、たった一か所だけあった自動販売機に目がいき、買おうか迷ってやめてしまいました。これがのちのちの命取りに……。

天子山塊への登り前に、天子ってこんなに暑かったっけ? と首をかしげるくらいの暑さに違和感。すぐに着込んだ上着とパンツを脱ぎました。

登り始めたらすぐに降りてくる選手たちが多く、皆さん口々に「暑さで脱水で、この先進めない」と言っていました。

なんだか嫌な予感……。そう、この先のコースは、山の中でエイドはありません。次の麓エイドまで、何時間も夜の山の中を進むことになります。

富士宮エイドから一緒になった選手が、体調を崩し始めました。「胃が痛い、眠い」と……。

なんとか励まし、私が持っていたカフェインピルも渡し、様子をみてあげながら進みます。

蒸し暑くて長い天子山塊は、水分不足でコースの両脇に倒れる人たちが続出。何十人も横になっていて、まるで地獄絵図のようでした。

残りわずかな水を大切に飲みながら、なんとか麓エイドまで到着。

元気だったのはここまででした。

第1エイドからの違和感
スタート前。元気ですね(笑)

[続く]

■もっと知りたい■

杉崎夕子

メイクアップ・ビューティープロデュース・ウェルネスビューティーアドバイザー。
自然に身を委ね、マインドフルな生き方を大切にしています。スポーツしながらキレイになるをモットーに情報をお伝えしていきます。
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