受験生の息子に作り続けた朝食がきっかけで主婦兼ライター→50歳で「スープ作家」に
2024.12.20「カスピ海ヨーグルト」を覚えていらっしゃるでしょうか
2000年前後にブームとなって、一般家庭でとても流行りました。でもヨーグルトを継ぎ足して作るうちに雑菌が入る、など衛生面で問題視されて、流行が終わってしまった記憶があります。
久しぶりにまた作ってみようと思った理由
今回久しぶりにまた作ってみようと思った理由は以下の4つです。
- スーパーの店頭に『カスピ海ヨーグルト』(フジッコ)という商品を見かけてずっと気になっていた。『カスピ海ヨーグルト』というからには、以前のようにこれをもとにヨーグルトが作れるのか気になった。
- 我が家では既製品の無脂肪の400mlの『ビヒダスヨーグルト』を週に5個買っているが、価格が高い時が多く、売り切れで買えない時もある。
- 忙しくてヨーグルトを買いに行けない時がある。
- 牛乳もヨーグルトも価格が上昇しており、節約のために、コスパの良いヨーグルトを手に入れたいと思った。
気を付けたこと
衛生面を考えて、出来上がったヨーグルトを種菌として使って、継ぎ足して作ることはやめようと決めました。あくまでも、個人の実験としてお読みくださいね。
作り方(簡単です!)
400mlの製品『カスピ海ヨーグルト』を4等分して、100mlずつ種菌として牛乳パックや豆乳パックの中に直接落とし込み放置するだけです。
用意したもの
- 製品『カスピ海ヨーグルト』(フジッコ) 400ml
- 普通の牛乳 1000ml
- 低脂肪牛乳 1000mlを2本
- 無調整豆乳 1000ml
今は冬場ですが、室内がエアコンで温かいので常温で10時間経過したころから普通の牛乳と低脂肪牛乳は固まりだしました。豆乳はまだ固まっていませんでした。
20時間経過(寝たので……)。朝起きたら、4つともちゃんとヨーグルトになっていました!
カスピ海ヨーグルトの特徴である、粘り気も十分あります。酸っぱくないのでお砂糖を加える必要が全くないのがうれしい。
低脂肪乳で作ったものが一番あっさりとしています。あっさりしていても充実感のあるヨーグルトです。出来立てが一番おいしく、時間がたつと少しだけ酸味が増します。
豆乳で作ったものは、ちょっとクセがあるけれど、はまるおいしさです。はちみつを少しだけ加えると、クセも気にならずとてもおいしくいただけました。
果たしてコストパフォーマンスは良いのでしょうか?
一番安い低脂肪牛乳が1000mlで170円だったので、『カスピ海ヨーグルト』240円の4分の1の60円を足すと170+60=230円。これで1000mlのヨーグルト。
どうでしょう? そんなにコスパが良いとは、言えないのではないでしょうか?(価格はすべて税抜きです)
理科の実験みたいで楽しいし、買いにいかなくてすむ。くらいのメリットしかないかな。楽しみながら節約生活をしたい! と思うけれど、やはりいろいろと難しいのだな、と思いました。
参考までに、メーカーのフジッコでは、製品の『カスピ海ヨーグルト』をそのまま種菌として使うことはオススメできないとしています。
どうしてかな? と調べてみましたが、それは、製品のヨーグルトは出来立てではないこと、また、運送などにより最良の菌質が保証できないことを理由に挙げて、同社の手作り用種菌『手づくり カスピ海ヨーグルト種菌セット』を使う製法を推奨しています。
これはあくまで私個人の実験のようなもので、真似することはおすすめしませんので、あしからず。
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