こねて、切って、重ねて、自分で作る器
2022.04.292022年11月18日
手に残る忘れられない土の感触
ようやく見つけた「陶芸」という趣味を楽しむ
昨年(2021年)の体験以来、とりこになった陶芸。ようやく本格的に陶芸を習い始めました。しっとりと冷たい土の感触が、心地よくて気持ちいい。
描くという楽しみ方
事前に用意された素焼きの器から、どんなふうに使おうかとイメージしつつ、悩み続けて15分。どれだけ悩んだって、自分が欲しい形がないのだから、決まるわけがないです。
最終的に私が手にしたのは、大きさの違うタンブラーを2つ、娘はマグカップを1つ。
絵付けのコツは、絵の具を混ぜながら使うこと。そうすることで、ムラなく色付けできるそうです。
慣れない筆遣いに、微妙にずれてしまう絵も、完成を見ると良い味になった気がしています。
ろくろはあばれ馬
陶芸のイメージと言えば、やっぱり『ろくろ』でしょうか。
爽やかな秋空のもと、娘たちと窯元まで足を運びました。5kgほどの粘土を使って、回り続ける電動ろくろに向かい、「これでもか」というほど器を作りました。
「ろくろ10年と言ってね、思うように操るのは簡単じゃないよ。でもね、テレビで見るようなグチャっとなっちゃうことは滅多にないから」
先生から言われて、物の数分。長女の手元がグチャっといくと、続けて二女も大失敗。母娘3人で思わず笑い転げてしまいました。
慎重に、大胆に、失敗を繰り返しながらも、それぞれ思いの詰まった器を完成することができました。
やっと見つけた陶芸教室
陶芸は、やればやるほど楽しくて、あのねっとりと手にまとわりつくような感触がクセになります。
そんな私に、地元のアンテナショップで働く友人が、地元にも陶芸を習える場所があることを教えてくれました。
さっそく連絡。見学も体験もしないまま、即入会を決め、その場で第1回目の教室に入りました。
カルチャーセンターの一室に設けた陶芸教室は、窯元の雰囲気とだいぶ違いがありますが、陶芸を楽しむ同世代の仲間と一緒というのは、ここに来たからこそのつながりです。
子育ても仕事も終えた、この年齢になったからこその充実した時間。土と仲間と楽しめたら良いなと思っています。
■もっと知りたい■