キーウ訪問がニュースになったボノとジ・エッジ

U2のボノは偽善者かそれとも平和を願う人か?

公開日:2022.05.24

更新日:2022.07.04

先日のニュースで知ったU2のメンバーである、ボノとジ・エッジのウクライナのキーウ訪問。それについてネットではさまざまな意見が飛び交っています。

愛と平和を訴える

U2が好きな方なら言わずもがなですが、初期の「ブラッディサンデイ(Sunday Bloody Sunday)」という曲は「血の日曜日事件」が題材です。「ニューイヤーズデイ(New Year's Day)」はポーランドの「連帯」をテーマとする曲。

初期のアルバム、「アンフォゲッタブルファイア(The Unforgettable Fire)」は、原爆の事ですし、私がU2の中で最も好きな曲、「プライド Pride (In The Name Of Love)」は、公民権運動のキング牧師に捧げられています。

アーティストとして歌でメッセージを伝えるのは当然の事ですが、彼らはその人気により多分に影響力の大きいバンドの一つでしょう。

その影響の大きさから、過去には2013年のコンクラーベ(ローマ・カトリックの教皇の選挙)にも彼の名前が出たとか出ないとか(多分ジョークでしょう)。ジュビリー2000(最貧国の債務帳消しを求めて1990年から世界的に広がった社会運動のキャンペーン)の活動も行っていました。

愛と平和を訴える

それは偽善者か

自分たちの会社を税率の低いオランダに移したり、環境問題を訴えながら航空機で世界ツアーを行ったり、パラダイス文書に名前が載ったり。さまざまな噂や憶測が流れ、実生活とメッセージとの乖離がある事が、偽善者と言われる原因でしょうか?

注目されるミュージシャン

良くも悪くも、彼らはとても注目され影響力も大きいバンドです。キーウ訪問もNHKのニュース(ロシア ウクライナに軍事侵攻(5月9日の動き))で画像と共に取り上げられており、このニュースで私もキーウ訪問を知った一人です。

さまざまな意見もあろうかと思いますが、その影響力を行使し、人々の関心を集める事には成功しているでしょう。関心を集めなければ物事が隠れてしまい、闇の中に葬り去られ真実を知る事ができなくなります。

オランダに会社を移した事により、同じEU域内でも税率に差があり国ごとに違うという事実を、それを考えたりしないまったく関心のない人々が注目するきっかけになり得ました。

関心のない人々に、関心を持ち問題意識を常に持ってもらう事は大切だと思います。

政治的な立場はさておき、私は高校生の頃よりU2の曲がとても好きで、ブログ(黄緑・緑・青緑の日々徒然)でもたびたび話題に載せています。好きか嫌いかは理屈ではないでしょう。

これからも彼らの曲をずっと好きであり続けると思いますし、関心を持って行動も見る事でしょう(※蛇足ですが、ボノと誕生月が同じです♪)。

注目されるミュージシャン

 

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もともと自分のブログ「黄緑・緑・青緑の日々徒然」で、ファッションやアート、まちあるき、狂言、お酒、漫画、産業、等々。脈絡もなく時々の興味のある事や好きな事・モノについて拙い文章ではありますが、ぼちぼちと書いています。ハルメクWEBでも、好奇心の向くままに書いていきたいと思っています。インスタグラム

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