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- レギュラーカラーが苦手な悩みをバンドカラーで解決
コーデの基本アイテムである「シャツ」は、体型に合ったネックの選び方で細見え度が変わります。一般的なレギュラーカラーから、上襟のないバンドカラーに替えると、首がすっきりして若々しくなりました。流行のバンドカラーを楽しむコーデをお見せします。
白いシャツでレギュラーカラーとバンドカラーを比較
誰もが持っているコーデの基本アイテムと言えば「シャツ」でしょう。シンプルな白いシャツを上手に着こなす人に憧れますが、襟の形によっては自分の体型に似合わないタイプもあります。
私は一般的なレギュラーカラーがすっきり見えなくて苦手。首が太くて短いので、折り返した襟の持って行き場が難しいのです。そんな悩みを解消してくれたのは流行しているバンドカラー。三角の羽根襟がなく、帯状の台座だけが付いた襟型にはリラックス感があります。
手持ちの白いシャツで、レギュラーカラーとバンドカラーを比較しました。
着てみると違いが一目瞭然です。左側のレギュラーカラーは襟が顔に引っ付いてしまいますが、右側のバンドカラーなら余裕が生まれます。老いが出るデコルテをカバーできて、首がすっきり見えるメリットもあるんです。
紺ブレ&ジーンズが令和っぽく見えるシャツは?
若い頃から大好きだったコーデ、紺ブレ&ジーンズ(ネイビージャケット&デニムパンツ)に白いシャツを入れてみます。下の画像の左側、レギュラーカラーのボタンは数個外しているのに対し、右側、バンドカラーのボタンは一番上まで留めています。右側の方が首の太さは軽減され、上半身もスリムに見えます。
使用したバンドカラーシャツだけの画像をお見せしますが、袖が膨らんだオーバーサイズのデザインです。それでも首元がシュッとしたおかげで、昭和に流行した白いシャツスタイルから抜け出して、令和っぽいスタイルになりました。
バンドカラーシャツの幅広い着こなし方
首をすっきり見せたくて、手持ちのシャツはバンドカラーが増えました。白いシャツだけでなく、柄物やデニム素材などでバリエーションを楽しんでいます。流行があるので高価なものは買いませんが、アクセサリーや差し色アイテムなどのコーデ次第で高見えさせることは可能です。
下の画像、左側。紺ブレ&ジーンズの今っぽいコーデは、バンドカラーシャツのボタンをいちばん上まで留め、裾をジャケットよりも長く外に出します。キリッとしたネックの「きちんと感」と、レイヤードの「こなれ感」が同居したスタイルになりました。
右側はクロスオーバーな「こなれ感」を出すために、シューズは白いスニーカー。パールのロングネックレスを下げて、秋らしいテラコッタ色のカーディガンを肩掛けします。ここで花柄のストールなどを足すと冗長になるので、差し色を少しだけプラスして季節感を出します。
柄物コーデをお見せしましょう。ネイビーに小さなドットが散らばったバンドカラーブラウスは、ネックの開き方で違うアイテムに見えるほどのアレンジが楽しめます。
下の画像、左側は白いパンツの上に1枚で着たところ。真ん中は白いキャミソールとパールのネックレスを足して、タイトスカートを履きました。右側は夏のノースリーブワンピの上に、カーディガンっぽくシャツを羽織っています。
一年を通して着られるダンガリーシャツも、レギュラーカラーからバンドカラーに替えました。花柄スカートの上に裾を出して着たり、金ボタンのブレザーと黒いチノパンの間にカジュアルなクッション役として入れたり、脱・昭和のコーデができるのも、バンドカラーの特徴です。
上質な素材でスタンダードなデザインの服に愛着を持ち、長く大切に着るのはもちろん素敵なこと。私も30年選手の服たちを未だに着ていますが、加齢によって変化した体型に合わなくなったら潔く断捨離します。
クローゼットに生まれた隙間には、流行の服でワクワク感をプラス。若い人たちが好んで着ている服は体型カバー力が優れていたり、プチプラでも高見えする素材を使っていたりで、技術の進化が見て取れます。そこにシニア世代の経験値を足せば鬼に金棒。
前回の記事「真っ赤なブラウスから始まったZARAを着る冒険」でお見せしたように、昭和ファッションで育って令和も現役でいたい私は、コーデに温故知新を取り入れられる年代であることを誇らしく思っています。
■もっと知りたい■
織田ゆり子
作詞家、WEB制作プランナー、パーソナルスタイリスト。着せ替え人形で服をデザインしていた子ども時代からおしゃれが一番の趣味。アパレル・美容関係の交流が広く、同世代の女性が10歳若見えするファッションコーデを提案しています。ブログ「歳を隠すのをやめました」を毎日更新中。
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