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2023.04.292021年09月14日
お箏教室へのSOS
【夏期集中レッスン】夏休みの宿題をお手伝い
小学生の息子さんを持つお母さんから「通っている小学校で箏曲の授業があり、自宅にお箏もなく、私も教えることができないので見てもらえませんか」というSOSが届きました。夏休みにお箏の宿題が出されるとは。今の小学生は大変ですね!
夏休みの宿題
この夏、小学2年生の男の子(Y君)が、お箏の集中レッスンを受けにきてくれました。理由は、夏休みの宿題です。
「学校の宿題でお箏?」と不思議に思われる方もいるかもしれませんね。
実は小中学校の義務教育では、2002年(平成14年)度から和楽器が必修となっているのです。
小学校では「和太鼓や箏、尺八などの和楽器に親しむこと」が課題です。どの楽器を、どのように学ぶかについては、各学校の方針によって異なりますが、Y君の学校では特に“箏”の指導に力を注いでくださっているのですね。
「1学期の授業で学んだ曲を、夏休みの間に覚えてくる」というのが宿題の内容でした。
お母さんは心配ですよね
「覚えるくらいなら簡単でしょう?」そう思った方は、Y君のお母さんのお気持ちを想像なさってみてください。
授業で習ったとはいっても、限られた日程の中で、実際に楽器に触れられる時間はわずかです。その間にY君がどのくらい弾けるようになっているかは、お母さんにはわかりません。
「きちんとできているのかしら」そう思って確かめてみたくても、ご自宅にはお箏はありません。しかも、お母さんご本人もお箏のことはまったくご存じないのです。
さらに。宿題で覚えた曲を9月の文化祭で演奏するそうなのですが、Y君によると「宿題をしてこなかったら(覚えられなかったら)文化祭には出してもらえない」のだそうです。そんなことを聞いたら、お母さんとしてはますます心配になりますよね。
そんなご事情から、インターネットでお箏教室を検索し、Y君と一緒に私のところへ集中レッスンにいらしてくださったのでした。
私は2度目
実は私がこちらの小学校の宿題のお手伝いをするのは2度目なのです。今から4年前にもまったく同じ状況で、別のお母さんからのSOSをお受けしました。
ご相談の内容も、宿題に出された曲目も、あのときと同じ。まさか2度もこの学校の生徒さんの面倒をみることになろうとは、当時は思いもよりませんでしたけど。
Y君の姿を見守りつつ「あのときのあの子は元気にしているかな」と、懐かしく思いを馳せました。
動画が楽しみ!
新学期が始まり、Y君も今頃はきっと元気に登校していることでしょう。文化祭の演奏が終わったら、私にも動画を見せてくださるとのことで、今から楽しみにしているところです。
子どもたちへのコロナ感染拡大が気がかりですが、どうか滞りなく文化祭が開催されますように。Y君、楽しみにしてるね。がんばって!
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