大人のおしゃれの悩みは日米共通

50歳以上にも人気!アメリカのおしゃれ情報サイト

公開日:2021.05.13

おしゃれをしたくて新鮮なアイデアを探している私たち。アメリカの同世代も悩みは同じ。50歳以上の女性からも人気のファッションサイト「Who What Wear」はインスタのフォロワー数、なんと340万人。その人気サイトの編集長にインタビュー!

50歳以上にも人気!アメリカのおしゃれ情報サイト
アメリカで大人気のファッションサイトWho What Wearの若き編集長Kat Collingsさん

アメリカで50歳以上にも人気のファッションサイト

うれしいことに、アメリカでは最近、アラフィフ以上のファッションを応援するサイトや、コンテンツが増えてきました。例えば人気サイト「Who What Wear(https://www.whowhatwear.com)」でも、50歳以上のための記事が大人気。セレブの先端ファッションニュースとして始まったWho What Wearは、若者を中心に年齢問わず幅広いファンを持つサイトに急成長し、インスタのフォロワー数は340万人。今や、強力な影響力のあるファッションメディアとなっています。早速編集長さんにインタビューしてまいりました!

Who What Wear編集長 KatCollingsさんのお話

Kat編集長のおうちお仕事スタイル。ゆったりスーツとファー・スリッパの間に見えるのは何?
思わず聞いちゃいました。なんと2色ソックス! かわいいですね   Suits: Stine Goya. Slippers:  Coach

2019年末ごろ、オンラインでアラフィー以上(50+)向けのファッション・ビューティー特集を始めたところ、大人世代の読者の方から「こういう情報が欲しかったの!」という、うれしい反響をたくさんいただきました。

あふれるメディアの中で、この世代向けが空白地帯だったようで、特にスタイリッシュで実用的なアイデアが人気です。初めは若いエディターさんたちがお母様を題材に「ママと私のおしゃれ談義」的に書いていました。が、まもなく大人世代のインフルエンサーさんたちが本音で書く、実践的なファッションコンテンツも増えてきました。

ジャネットさんなどアラフィー、アラカンの「私たち50+だけど何か」といった内容の記事が反響を呼んでいます。さらに、彼女達自身のファンの方々も、Who What Wearを愛読してくださるようになり、相乗効果でどんどん拡大中です。

中でも一番人気の記事は、手持ちの服をどうやってフレッシュな感じに着こなすか。自分のクローゼットの中を「ショッピング」して、持っている服を活用する方法。そして、寿命の短いトレンドを追うのではなく、自分のワードローブを今風にアップデートするためには何を買うべきか、といった具体的な提案記事が好評です。

手持ちの服を活かす、大人向けおしゃれの参考書

私もメルマガに登録して頻繁に最新記事をチェックしていますが、最近面白かったのは「フレッシュな印象の若見えの秘訣=やってはいけないこと」。アドバイスの第一番は、靴やバッグは新製品でなくてもいいけれど、きちんとお手入れして疲れていないこと。基本のき、ですね。

アメリカのおしゃれ大好きな方達も、私たちと同様に新しいアイデアや参考事例を見たいという気持ちや悩みが同じ、というのはなんだかうれしい。Kat編集長さんご自身の着こなしは、さすがプロ。新しいものと、何年越しの愛用アイテムを組み合わせて、さりげなく素敵です。若さに甘えず、きちんとお手入れされた美肌(←この1か月実験記事、おもしろいです)や、清潔感あふれるヘアも大事なパーツ。私たち大人にもお手本になります。

レトロ・モードっぽくてとってもお似合い Top: Toteme Skirt: &Other Stories Bag: Hayward. Hat: COS

ちなみにKatさんは30代前半の若き編集長。でも、Who What Wearの初期に入社した経験豊富な「古株」です。婚約者と二人とも日本が大好きで、日本で長期ワーケーションすることが夢。本当は2020年春に実行する予定だったのがコロナで延期になったけれど、海外旅行が可能な環境になったら必ず実現したいそうです。

日本の読者のご質問にお答えしたり、ブランドのお手伝いもしたいので、お気軽にDMしてくださいとのことです。Instagram:@katcollings

日本が大好きなKatさん。早くまた行きたいそうです。この組み合わせ、かなり高度な技ですが、かっこいいですね!

こうして、いろいろなアイデアをリアルタイムで国境を超えてネットで学べる今、おしゃれがますます楽しくなりそう。幼少の頃、とってもおしゃれだった母が愛読していた『装苑』や『Vogue』などの写真を見てワクワクしたことを思い出しました。

 

■もっと知りたい■

石井万弓

優れた日本製品の米国進出全面支援会社経営。東京生まれ、津田塾卒。マッキンゼー、証券アナリストを経て、カリフォルニア生活もあっという間に35年。楽しいことが大好きな私のフィルターを通して、いいもの、面白いアイデア、素敵なことを発信していきます。たか見え手抜き時短料理が得意。instagram

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