春の息吹、タケノコを掘りに行きました

タケノコ採ったよ

公開日:2021.04.23

若竹の緑がまぶしい春の陽気に誘われて、タケノコを掘りに行きました。友人が手料理で迎えてくれて、春の一日を楽しく過ごすことができました。

若竹色の緑の世界

月に2回の英会話グループの若手メンバーの1人が「タケノコを掘ってみたいのですが……」と言うではないか。私の友人にタケノコの山を持っている人がいるので「では、頼んでみましょう」と請け負った。早速友人に連絡すると了解してくれた。

と、いう訳で春の陽気に誘われて、若竹色の緑の世界へとやってきました。参加者は若手メンバーの男性、その友人、イギリス人の友人、英会話メンバーの会長、そして私の5人です。

友人宅は、市街地から30~40分くらい車で山の中に入ったところ。川が流れ、山の斜面には竹の林が風に揺れています。ザワザワと揺れながら、若い緑の色がキラキラしています。

友人宅に到着し、早速裏山に案内してもらいます。山の斜面に竹が茂っていますが、適度に歩けるほどの間隔が空き、所々土の中から顔を出しているタケノコを見つけることができます。

若竹色の緑の世界

参加したメンバーは大喜びで、友人のレクチャーしたタケノコの掘り方を見よう見まねで収穫していきます。1時間ほどで背負いかごにいっぱいになりました。

タケノコ掘り

家に戻ってからは皮を剥き、山から湧く清水を大きな釜に汲みこんでかまどで湯を沸かします。湯に入れてから1時間半ほどでタケノコが茹で上がります。大きな釜でかまどの薪を燃料に湧水を使う茹で上がりは、当然たまらなくおいしいものになることでしょう。

その間に、友人が土間の台所脇のテーブルに準備しておいてくれたお昼の時間です。イギリス人もメンバーに交じっているので、食べやすいようにと用意してくれた大鉢に盛られたたくさんのハンバーガー、タケノコのメンマ、タケノコの煮物、ホウレンソウのごまあえ、煮込みハンバーグ、大皿いっぱいのおにぎり、心を尽くしてのおもてなしにメンバーはびっくりです。

古い土間のある大黒柱も、かまども、大きな梁も見るものすべてがメンバーには珍しい光景で、家の中をキョロキョロ。興味深い時間になったようです。

タケノコの調理あれこれ

この土地のタケノコは、京都にも負けないくらい上物です。茹で上がったタケノコは色白でやわらかくアクも少ないです。土地の農家が収穫したタケノコは、主に都内神田市場に送られ料亭などで使用されます。

タケノコの調理あれこれ

茹で上がったタケノコは、ワサビ醤油で刺身として食べてもおいしいものです。また先の皮が重なったような部分は、みそ汁などに入れても、風味豊かで採れたてならではのお味です。

大きく伸びた土から顔を出しているタケノコもしっかりした味でおいしいのですが、根元の節があるところは硬いので切り落とします。その間の部分は縦に細く切り、メンマ風に味付けをするとおいしいです。また、味付けし調理した物は冷凍庫での保存も可能ということです。

山の土の息吹をいっぱい含んだタケノコは、栄養もさることながら春の香りが楽しめる自然の恵みです。この季節だからこそ大切に味わいたいものです。

私はこの時期の新鮮なタケノコは、おからの炒り煮の中に入れて食するのが好きです。小さく切っておからの中に交じったタケノコのほど良い食感と歯ごたえも楽しめます。もちろん、煮物やご飯に炊き込むのは最高ですね。

旬のタケノコ、そして何よりはじめましての知人を連れてきたにもかかわらず、心よりもてなしてくれた私の友人に感謝しつつ春の息吹を頂きました。

 

■もっと知りたい■

富士山の見える町で暮らす元気なアラウンド70歳。半日仕事をし、午後はジムで軽く運動。好きなことは絵画を見ることと針仕事。旅先の町で買い求めた布でポーチやバッグを作っています。雨の土曜日は映画を観て、晴れた土曜日には尾根道を3時間ほど歩く。楽しいことが大好きです

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