没頭することで心の苦しさから解放される

絵を描くことが私を前向きにしてくれる

公開日:2021.04.17

このところ、パソコン教室や、一回の美術団体の準備などで忙しくしていましたが、やっと落ち着きました。ホッとすると同時に「動けるうれしさ」を感じています。すると、家族に感謝の気持ちが湧いてきました。

パソコンで絵を描くことを発見しました。
パソコンで描きました。マウスが上手く動かせず、練習中です

美術展の準備で忙しい日々

2020年は熊本で美術団体の作品展がコロナ前で開催されました。しかし、父親の葬儀とたまたま重なり、悔しいけど私は出展できませんでした。

2021年はどうなるかと思ってました。小規模ですが、開催されることになり、出展準備にバタバタしています。でも、うれしい忙しさです。

2020年は本当につらかったです。いつも出展していた東京の作品展はコロナ禍で中止、熊本も次から次へ作品展中止の連絡がありました。

すっかり制作意欲が無くなり、大好きだった父親の死もあり、悲しくて、自分でも「うつ」じゃないかと思ったほど 落ち込んでしまいました。通りに精神内科の病院があり、見てもらおうかしらと病院の前で行ったり来たりしました。

 

母が生きてくれているだけでうれしい

母が生きてくれているだけでうれしい

母親は骨折して入院して、コロナ禍で面会もできず、認知症状が進んで困りました。施設に入っている母親が心配ではありますが、今のところ体調も落ち着いてるようです。先日久しぶりに顔をみてほっとしました。娘とは認識してもらえないけれど、生きててくれてるだけで私はうれしいんです。

父親の葬儀は まだ感染症が騒がれる前で遠くから来てくださる方々もあり、たくさんの人に見送っていただきました。盛大なお葬式ができました。

今は状況が違ってしまい、寂しい限りです。時の流れを思います。いつまで続くんだろう、引きこもりの状態が。

誰でも悲しみから抜けるには時間がかかり、亡くなった人を偲ぶ時間が必要だと今は思います。

 

絵を描くことが私を救ってくれる

必要に迫られ出展する絵を描いてる内に少しづつ気持ちが前向きになってきたのです。それは不思議な感情でした。絵を描くときは没頭します。あれこれ考えている時間はなく、ひたすら描くのです。締め切りが近づいています。もう必死です。

絵を描いていて良かったです。
風景画、静物画、人物画、抽象画といろいろな分野があります。私は下手なくせに人物画に興味があります。

人物は思うように描けるには時間がかかります(他もそうですが)。先ずは見た人が違和感を感じないように。今だに手と足、体のバランスが難しく、苦労しています。

「自然な感じ」。そこを目指してデッサン力をつけたいと思っています。

コロナ禍でも楽しめる趣味があり幸せです。心の持ちようで何とか乗り越えたい。

この頃、空をよく見上げるようになりました。

ある日、雨上がりにふと上を向いて気付きました。きれいな空に虹がかかっていました。

いつかこの息苦しさから抜ける日がくるでしょう。今回もお読みいただきありがとうございました。

 

■もっと知りたい■

スミレ

高校の時に美術クラブに入り 油絵を始める。結婚し家庭に入り油絵はすっかり忘れて過ごしていたが、定年後に時間ができて絵を描きたいと思い、カルチャーセンターへ。だんだん面白くなり最近では展覧会に応募し、大作にも挑戦しています。

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