60代からの人間関係は、程よい距離感が重要です
2022.11.162021年04月19日
コロナ禍の中で楽しむ地域の散歩
憧れの犬との生活を夢見て
コロナ禍の中、身近な地域を散歩する人たちが増えました。また、ペットを飼う人たちも増えたそうです。私も、犬を飼いたいと常々思っています。
『少年と犬』(馳星周 著、第163回直木賞受賞作)を読みました
東日本大震災で飼い主を亡くした「多聞(たもん)」は、シェパードの血が混ざった雑種犬。その「多聞」が旅で出会う泥棒、風俗嬢、年老いた猟師たちとの関わりを描いた連作短編集です。
最終章では「多聞」は目指していた熊本に辿り着き、釜石で心通わせていた少年と再会。結末は、涙なくしては読めない展開となります。あまりにも賢い犬に感動の連続でした。
感動といえば、第一次南極観測隊(1956年出発)に同行した樺太犬たちがやむなく基地に取り残される羽目になり、1年後に救出されたことがありました。タロとジロの生存は衝撃的で、犬たちも世話をしていた隊員を覚えていたようで、日本中に感動をもたらしたことを思い出しました。
コロナ禍の中で出会う可愛い犬たち
このコロナ禍で朝に夕に散歩をしたり、ランニングしたりする地域の人たちを多く見かけるようになりました。そして犬を連れて散歩する人も多くなったような気がします。最近では、テレビでペットの犬や猫の愛らしさ・面白さをアピールする番組がよく放映されていて、楽しみながら見ています。
犬を飼いたい!
私は犬を飼ったことはありませんが、飼いたいという誘惑が5年くらいの間隔で襲ってきます。
そのたびに友人知人が言います。「犬だって長生きするし、病気することもあるよ」と。友人にロボットを研究している人がいるのですが、話を聞くうちに、散歩する必要もない、病気もしない、長期間留守にもできると、ロボット犬をペットにしようかと思ったこともあります。でも結局イマイチという印象で、それっきりになりました。
せめて、散歩途中のワンちゃんたちに愛想を振りまいて仲良くなり、写真をパチリと撮らせてもらっています。飼い主さんたちはパチリの後、一様に「ありがとうございます」の言葉。私の方こそ撮らせてもらってありがとうなのに、これは新鮮な感覚でした。
友人がホッコリするペットの動画送ってくれましたので、私も犬を飼いたいと言いましたら「3年したら飼い主が介護されるようになり、飼育放棄になるよ」と憎まれ口を叩いてきましたが、まったく現実的な話です。
人はなぜペットを飼うのか
人は、癒やし・楽しさ・防犯などの理由で犬を飼うのだと思っていましたが、以前NHKの「チコちゃんに叱られる!」の「なぜ人はペットを飼うのか」の回での正解に驚きました。
「古代から人間には、人に分け与えるとうれしいという感情がある。群れの中で生きてきた人類が平和を維持するため物を分かち合うことで生活してきた」からだそうです。
犬を飼いたいという私の思いも、人類としての本能なのですね。
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