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毎年のように平均寿命が更新され、人生100年時代到来がうたわれる昨今です。私たち高齢者はどのように過ごしたらいいのでしょうか。私の住む広島市の秘策を紹介します。
私たちの「いきいき活動」
私たち広島市民は、70歳以上(2020年より65歳以上)になると、「高齢者いきいき活動ポイント手帳」が8月末に交付されます。2017(平成29)年9月1日にスタートした市の福祉政策の一つです。人生100年時代を迎えて、高齢者の社会参加を促し、自らの健康づくりや介護予防に取り組むための広島市の施策事業なのです。
いきいき活動ポイントとは?
この手帳はポイント記録式の手帳です。地域の支え手となる活動(ボランティア活動)、健康診査などの受診、体操・趣味・学習の会に参加して自らの健康づくりや介護予防に取り組む活動をするとポイントがもらえ(スタンプを捺印)、毎年8月31日までの1年分のスタンプ数で上限1万円の奨励金が支給されるのです。広島市に隣接する府中町にも、昨年その活動の輪が広がりました。
「いきいき活動ポイント事業」は、言い得て妙な事業ですが、広島市特有の事業では無いようです。他の自治体でも同じような事業が違った形で実施されているようです。
アクティブシニアを目指して
高齢者にとっては、地域との関わりが何よりも大切といわれています。孤立しないように、引きこもりにならないように、と私の住む団地でも、シニアのアクティビティが活発に行われています。
例えば、健康麻雀会。プラチナ世代やリタイア世代の地域デビューとコミュニケーションの活性化の一助にと、5年前に発足しました。これは「まるごと元気、地域活性化事業」にのって、市の補助金(補助金は5年で終了)をいただいて立ち上げたのです。2年目から「いきいき活動ポイント」も取り入れました。
事業内容や目的を明示した書類を市に提出して活動団体として認定してもらうと、市から「活動団体登録通知書」と捺印する「スタンプ」が渡されます。私は2つの団体のスタンプを預かっていますが、私自身は他の団体のスタンプを捺印してもらうことの方が多いです。「児童の登下校の見守り」「地域の清掃」「NPO法人での様々な活動」「カルチャー教室」「スポーツジム」などです。
広島弁でエール
「コロナウィルスのばかたれーっ!! わしら負けんけぇー!!!!」このフレーズは、昨年暮れ、広島への帰省を自粛した首都圏に暮らす広島県出身者に向けてのメッセージポスターの文の一部です。東京駅・新宿駅・横浜駅など6駅に広島県観光連盟が張り出し、コロナ禍のやりきれない気持ちを表したと、評判を呼んだそうです。
2021年もコロナ第3波でスタートしました。昨年はコロナ禍で活動が自粛されたため、「体力が落ちた」「足腰が弱ったようだ」という話をあちこちで聞くようになりましたが、生き生きと過ごすために、今年も少しずつポイントを貯めていきたいと思います。
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