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- いろいろあった2020年を振り返る
好奇心旺盛で、活動的であることをモットーとしている私ですが、コロナ禍の2020年は生活が大きく変わり、いつもと違うことが続きました。そんな1年を振り返ってみます。
コロナに振り回され……
2020年を振り返ってみますと、まさに記録と記憶に満ちた年でした。
記憶と記録の両面から見ても、大横綱級は新型コロナウイルス。2019年12月31日に最初の報道があり、「死者」「武漢」「クルーズ船」と話題が続いたものの、SARSやMARのように、どこかエンデミック(医療・公衆衛生で、ある感染症が一定の地域に一定の罹患率、または、一定の季節に繰り返し発生すること)のような感じすらありました。
しかし、WHOが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言(1/30)を出したのに続いて、「パンデミック」を宣言しました(3/11)。
その後、自粛生活、休業要請、テレワーク、オンライン、「with コロナ」と、新しい生活様式に世界は右往左往しました。そして、感染第三波が大きく押し寄せ、「GO TOキャンペーンの全国一時停止」、「広島県の感染者数は10万人当たり東京の1.5倍」と、師走の新聞に衝撃的な文字が躍っていました。
災害続きの一年
次に、日本の7月の豪雨と長雨。近年定例化しているとはいえ、この年の豪雨は長雨をともないました。あちこちに悲惨な被害をもたらした雨シーズンと入れ替わったのは、酷暑猛暑の日々。暑さに弱い私は、ほとんど死んだような状態で、家でごろごろしていました。かたや、日本海側の各地を襲った豪雪。TVニュースでそれを見聞きする度に故郷富山の「三八豪雪」(昭和38年)を思い出します。
骨折で入院
私自身は、5月末に手首の怪我で入院し手術を受けました。手首の内側を10針縫った傷跡も、今は目立たなくなり、手の動きも99%回復しました。あと1%は、なぜか手術した方の手だけが疲れを感じるのです。生身の体にメスを入れるというのはそういうことなのだろうな、と思っています。
入院中は読書に明け暮れました。その結果、おそらく目の老化が進み、秋になってメガネレンズを買い替えました。また、スマホさえ重いと感じていた退院直後の頃、粗相してスマホを壊して買い替え、予期せぬ出費が続きました。
信じられない大失敗!
予期せぬ出来事といえば、「オー、マイゴッド!」と、叫びたくなるような失敗をしでかしました。我が家にある小さな金庫のキーを金庫の中に入れたまま扉を閉めてしまったのです。今まで一度もやったことのない大失敗! 「どうして?」「なぜ?」と、一時、茫然自失。仕方がないので、金庫を壊すことを覚悟しました。
私一人では動かすこともできず、気を取り直して業者に電話したのが3日後、それから10日後に新しいキーができて、一件落着。私は、順調に老化の道をたどっている、と納得したり、反省したり、気を取り直したりしました。
オンライン会議に初挑戦
人生で初めて経験したこともあります。雑誌「ハルメク」からお誘いいただいて「オンライン座談会」に参加しました。オンライン会議システムの操作方法のイロハから教わって臨みましたが、緊張度は沸点に達していました。何をしゃべったか定かには覚えていませんが、編集者の方にうまくまとめていただき、おかげで、その記事を読んだ、と近所の方や遠くふるさとの友人から電話をもらい、うれしく思いました。
痛いキャンセル料
人生初めての2件目は、Go Toトラベルを断念してツアーのキャンセル料を支払ったこと。ジワジワと第3波が押し寄せてくる11月の三連休のツアーだったのですが、目的地の感染者数を日々にらめっこして、ギリギリのところでキャンセルに踏み切りました。
ピロリ菌を撃退
さらにもう1件。娘の指示と費用負担で、私は毎年人間ドックで検査してもらっています。治療のために服用している薬など一切ありませんので、「そのお年で……」といつも驚かれます。ところが3年前、胃にピロリ菌がいると言われたのです。自覚症状はまったくありませんでしたので、そのままにしていましたが、今年は治療を強く勧められ、投薬で無事ピロリ菌を我が胃から撃退しました。
2021年も「withコロナ」でのスタート。地域でのアクティビティは、また、自粛になってしまいました。私たちも「3密」にならないように注意しながら、恐る恐る、静かに、コロナと共存しながらの新しい生活様式に慣れていくのでしょうか。
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