イエベ・ブルベがわからない!プロ伝授7つの見分け方
2024.09.282021年01月03日
老後に高齢者自身での世話ができない不安も
60代でもペットを飼いたいと思ったときの注意点
子どもの独立や、自分の退職などで時間に余裕ができる60代。「ペットを飼いたい」と思う方もいるのでは?しかし、自分の体力や将来を考えると、一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。60代からペットを飼うときに備えておきたいことを紹介します。
ペットとの暮らしは「健康寿命」を伸ばす
動物の癒やしの力は「アニマルセラピー」としても有名です。家庭で暮らすペットも、家族の心身の健康に役立っています。例えば、犬を飼っている方は散歩に出掛けるので運動の習慣が身に付き、ご近所との交流も活発になります。
室内飼育が推奨されている猫も、触ったりなでたりすることで人間がリラックスできることがわかっています。「人生100年時代」ともいわれている今、ペットを迎えることは「健康寿命」を伸ばすことにもつながります。
一方、ペットの寿命も、実は人間と同じように伸びています。犬の平均寿命は14歳以上、猫は15歳以上で、20歳を超えることも少なくありません。その生涯に責任をもって世話をすることが、ペットを迎える最重要の条件です。飼うための環境整備、動物の健康に関する知識、食費や医療費を補える経済状況も見直してみましょう。
「もしも」を考えてペットを飼う準備を
まずはじめに、ペットを飼う場合、世話ができなくなったときのことを想定しておく必要があります。例えば自分や家族の病気、入院、引っ越し、災害などで、一時的でもペットと離れる可能性は誰にでもあるはずです。
60代を超えると体調面でのリスクはどうしても高くなりますが、本来はシニア世代に限らず何歳であっても事前に対応策を考えておくことが大切です。不安を解消するためにも備えておきましょう。
しつけに困ったときはどうする?
しつけは、犬が人間社会で暮らしていくために必要です。自力では難しいと思ったら、「褒めるしつけ」を提唱しているドッグトレーナーに相談しましょう。猫やその他の動物のしつけに関しては、専門の動物病院や獣医動物行動学に詳しい獣医師に相談します。
旅行時や入院時の一時的預け先は?
飼い主が不在になる間、ペットが安心・安全に過ごせるような預け先を考えておきましょう。「犬は人につき、猫は家につく」ともいわれ、犬は家族の不在、猫は環境の変化が特に苦手です。
犬の場合、散歩で会う飼い主(犬友達)と連絡先を交換しておき、親しい相手に預けるのもよい方法です。ペットホテルや、ペットシッターを利用する方法もあります。猫は自宅で留守番させ、信頼できる友人やペットシッターに世話のために通ってもらいましょう。
万が一、自分に何かあったら?
自分が亡くなった後、ペットの世話を引き受けてくれる人を決めておきましょう。家族、親族、友人、老犬・老猫ホームなどが候補になります。事前に「ペット信託」などで、相手に渡す飼育費用を確保しておくのもよい方法です。「ペットの世話をする相手に遺贈する」という遺言書を作成する方法もあります。
初めて飼う人、久しぶりの人は、まずは相談を
また、初めてペットを飼う方は、自分に合うペットの種類や性格を専門家に相談するのがおすすめです。ロマンチックな「一目惚れ」よりも、じっくり考える「お見合い」のほうが事前に自分との相性を確認できます。
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