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2024.03.272021年03月02日
地元広島をめぐる旅
大和ミュージアムに行ってきました
ステイホームの間、コロナ第3波が過ぎたら何をしようかと、いろんな計画を立てていました。今、少しずつ実行に移しています。今回は、広島県呉市の「大和ミュージアム」をご紹介します。
NHKの二つの番組に刺激されて
2021年正月2日、特にすることもない私は、テレビで「巨大戦艦 大和〜乗組員たちが見つめた生と死〜」という番組を、「新年早々すごい番組を流すなぁ」「いや、今もコロナウイルスと戦争状態にある」などと思いながら見ておりました。
そして1月下旬に見た「ブラタモリ」は、広島の呉(くれ)市がテーマで、呉の「大和ミュージアム」(呉市海事歴史博物館)が紹介されていました。二つの番組はいずれも再放送のようでした。
故郷(富山)の友人が4、5年前仕事で広島へ来た折に「大和ミュージアム」に行ってきたと、後日聞いたことがあります。私は地元なのにまだ行ったことがありません。テレビの番組に刺激されて、「よし、私も行こう!」と思い、広島県のコロナ集中対策期限解除(2月7日)の翌日に行ってきました。
広島駅からJR呉線で約1時間のプチ旅です。急斜面の山が迫った海岸線を走る列車の停車駅の名が「川原石」「吉浦」「小屋浦」「水尻」などで、昔の土地柄がしのばれて、旅気分は十分。
世界最大の「戦艦大和」(全長263m)
戦後70年目の2015年に鹿児島県沖の海底に沈む「戦艦大和」が初めて発見され、世界が注目したのは、ついこの間のようです。
ミュージアムの「戦艦大和」は10分の1の縮小模型とはいえ、なかなかの迫力。当時の最先端の技術をもって建造された世界最大の戦艦のすごさを体感しつつ、3000余命と共に海底に沈んだ痛ましさに言葉を飲みました。
瀬戸内海の島々に目隠しされた立地と、急斜面の山と海の接近という地形が、「東洋一の軍港」である呉の誕生の由縁です。現在の呉は造船の町で、呉港は重化学工業地帯の工業港として栄えています。呉の歴史コーナーでは戦禍についての展示もあり、私自身の幼少期の断片的な記憶とも重なりました。
「日本人の魂と技術力の結晶だった」戦艦大和は、技術の進歩と平和の大切さを伝える「平和学習の場」として修学旅行生の児童や生徒の人気を集めているようです。「技術・戦争・平和」という重いテーマがずしりときたプチ旅でした。
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