私史、第三章が開幕。現在フルチャレンジ中
2024.10.202019年09月03日
私の仕事は 結婚式の披露宴の司会でした。
今回もよろしく!? 再婚カップルの結婚式事情2
専業主婦が憧れていたブライダル司会者へ道を切り開く。20年間現役のブライダル司会者として仕事をし続けてきた過去や、これからのことを語ります。前回に引き続き、再婚の方の結婚式について。お祝い金と披露宴の値段設定についても取り上げます。
3回目の結婚式を挙げるお客様
「イルカさん また お願いします」
結婚式を担当させていただいたお客様から、兄弟、親戚、友人、同僚など、結婚する方をご紹介いただく事はよくあることです。ですから、無事終了したお客様の連絡先も消すことなく、保存しています。
この仕事をしていますと、ご家庭には個々いろんなことがあり、100人100色、少し位のことでは驚かなくなっていたのですが……。
この方は、今回3回目の結婚になるのです。
一度目の結婚の際は、普通に担当させていただき、季節のお便りの交流を続けていました。
数年たったある時、「再婚するので、また、お願いしたいのですが、2回目割引でお願いします」と、お電話で連絡をいただいたのです。
この時も、正直何と答えて良いのかオロオロしてしまいました。「もちろん2回目割引しますよ~」や「毎度ありがとうございます」などの冗談は、口が裂けても言えるわけがありません。
ご両親は「出来の悪い息子で 恥ずかしい」と、何回も繰り返し、お嫁さん側に、とっても気を使っていたのを覚えています。そんな一つ前の経緯があったので、3回目と聞いた時も言葉が出てこなかったのも仕方がないとも思います。
3+2=5回のベテラン……
お話を伺っているとお嫁さんになる方もバツイチで2回目の結婚、2人合わせて5回の結婚式となる大ベテランでした。
「流石のイルカさんも、新バ-ジョンを考えるのは大変でしょ」と、2人とも明るいのです。
お祝い金のことがあるので、親族には、少し落ち着いてから、今度こそ大丈夫!と太鼓判を押せるようになったら、お知らせすることにしました。ご両親、兄弟の出席は強制なしで、時間が合えば来る(笑)。
仕事関係で知り合った二人なので、仕事関係のお友達に挨拶するための食事会としました。
再婚の結婚式でお祝い金をいただくのは気が引けるなら
参列者は、すでに以前の式に出席したことがある方がほとんどで、、何回もお祝い金をいただくのは申し訳ない。でも、お金を設定しないと、余計、気を使うことを考え、会費5,000円としました。
着席で一番高いコ-スのお料理と飲み放題、お土産にはカタログギフト、プチギフトにクオカ-ドを用意したので、二人の持ち出し金額は、かなりの金額となりました。
みなさんからは、「3回もこいつの結婚式に来た」、「今度こそ、これが最後にしてくれよ」など、知らない方が聞いたら、耳をふさぎたくなるような言葉のお祝いの祝辞もたくさんありましたが、親しいからこその愛を感じるお祝いの会となりました。
再婚の結婚式の最近の傾向は
再婚に関しては ご相談を受ける事もたくさんあります。。
ケ-スバイケ-スですが、お披露目をする場合、出席者に負担と思わせない金額を設定し、披露宴の内容はそれよりも、かなりの金額を上乗せするのが良いのかな!?と、いろいろ見て感じたことです。
ご親戚には お伝えしないわけにもいかないと思います。またお伝えしたら、お祝いをくださることがほとんどどだと思います。お祝いをしてくださったときは、素直に感謝の気持ちで受け取り、お返しの他に、季節のご挨拶、旅行のお土産など、幸せな二人の姿と共に、長い期間をかけて、お返しをしていくのがよいのではないでしょうか。
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