日日是好日(1)

記録的猛暑の夏が残したもの

公開日:2024.11.10

「危険な暑さ」「異常な暑さ」「命に関わる暑さ」……と盛んに言われた今年(2024年)の夏。さらに、9月になっても、「残暑居座る9月」とか「遅い猛暑日、記録を更新」などと新聞が書き立てていました。

 

そして10月

10月に入った途端、朝夕過ごしやすくなり、朝からエアコンのスイッチを入れることはなくなりました。しかし、日中は相変わらず暑い日々。

朝夕の涼しいうちに少しは草むしりを、と夏の太陽にも負けずに根をはった雑草を引き抜いたり、除草機を唸らせたりしました。小さい庭ですが、後期高齢者の私には一番嫌な仕事です。もうすぐ植木屋さんが来てくれるから、とりあえず適当で、という具合で済ませていますが。

蝉の抜け殻見つけました

なんと10個も見つけたのです。例年ですと、せいぜい1個見つければビックリでした。近所の人に聞いても、やはりたくさん見つけたと言っています。

蝉の抜け殻見つけました

ふと、あるTVニュースを思い出しました。アメリカのある町で蝉が異常発生したニュースです。17年蝉と13年蝉が221年ぶりに同時発生して、その騒音の深刻さが伝えられていました。

そうすると、日本でも素数ゼミと周期ゼミのコラボが始まったのかも、と思いましたが、物知りの友人によれば、地中の暑さに耐えかねて早めに地上に出てきて脱皮したとのこと。本当? ……かもしれません。

何せ、今年の夏は生まれて初めて経験する猛暑でしたから。

蝉の抜け殻見つけました

曾孫が遊びに来ました

孫夫婦は1年に2〜3回やって来ます。2歳になったばかりの曾孫は目が離せない年頃です。

早速、私は今夏の思い出コレクション(?)である蝉の抜け殻を見せました。

普段、ミニチュアの怪獣を手放さないで「ガオー、ガオー」と吠えているという曾孫は、小さな蝉の抜け殻を見て固まってしまいました。蝉の抜け殻を見るのは初めてのようで、興味津々の様子でした。

また、私は大根を1本買いして、使い残した部分を輪切りにして天日干しにし、半乾き状態で冷凍しております。この日も庭に輪切りの大根を干していましたが、これも幼な子の目には不思議な物体に映ったようでした。

曾孫が遊びに来ました

私もこの幼な子のように、新鮮な気持ちでいつも好奇心を持って暮らしていきたいものです。

■もっと知りたい■

 

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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