風吹ジュンさんに学ぶ
2024.12.052024年09月20日
ハルメクオリジナル動画「世界の銘醸ワイン」
農業あってのワイン。農業あっての日々の食卓
ワイン造りが盛んな長野で暮らして、ワインが身近なものに。身近すぎて、うんちくを深掘りすることがなかったのですが、ハルメクオリジナル動画でいいのを見つけました。「世界の銘醸ワイン1 ワインの魅力とは?」 なるほど! がいっぱいです。
地元のブドウを地元のワイナリーで醸造した地元ワイン
7月から東信州の標高1000mで避暑中。都会は残暑らしく、9月下旬になっても山を下りられずにいます。
この町ではここ5年ほどでワイナリーが倍増しています。
巨峰など食用ブドウの畑や耕作放棄地がワイン用ブドウ畑「ヴィンヤード」に様変わりして、地元のブドウを地元ワイナリーで醸造した地元ワインを味わうことができます。
ハルメクオリジナル動画「世界の銘醸ワイン1 ワインの魅力とは?」
ハルメクオリジナル動画「世界の銘醸ワイン1 ワインの魅力とは?」によると、ワインはその土地の気候風土「テロワール」によって味わいが異なる、とのこと。
私の住む町は、バラエティ番組で「日本のブルゴーニュ」と紹介されたことがあります。
多くのヴィンヤードが標高600~700mに点在し、「冬は寒さ厳しく夏は暑い」というブルゴーニュ地方とよく似た気候で、良質なワイン用ブドウの生産に適しているらしいのです。
ブドウ収穫は地域の人がボランティアでお手伝い
それでも、春の遅霜や梅雨時の長雨で、葉が枯れたり、腐ったり。さまざまな試練が待ち受けています。
毎年、生育環境が変わるので、同じ畑であってもヴィンテージによって味わいが異なるのも納得です。
9月中旬に白ブドウ(シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど)から収穫が始まり、黒ブドウは、霜が降りる直前の10月下旬にかけて収穫。小規模なヴィンヤードの場合、収穫には地域の人が駆け付けて手伝います。
熟しているかどうかは、食べてみて、種がナッツのようにカリッとしているかどうかで判断します。
ついでに味見も。シャルドネは強烈に甘く、ソーヴィニヨン・ブランは甘くて爽やか。メルローは渋くて甘い。持ち帰らせてもらったブドウは、干してレーズンにしたり、お料理のソースにしたり。
お肉は地元の猟師さんが仕留めた鹿。
地産地消のゼロ円食卓。この地はなんて豊か。
都会では、米騒動は起きるわ、野菜は高騰するわで大変そう。
温暖化で気候は年々荒々しくなってきてるし、農家さんの高齢化も進んでいて、食糧危機も現実的。
ささやかながら、近所の農家さんのお手伝いを続けています。
しゃがんで種まき2時間、草刈り2時間。あ~しんど。立ち上がるとめまいがして、腰は夜まで伸びない。
農作業って大変。大変な思いをして作って、出荷してくれてるんだもん、もうスーパーできゅうりが高い、大根が細い、なんて絶対に文句を言わない!
作っていただけることにとにかく感謝。ワインもしかり。
農家さんがブドウを育てるのをやめちゃったら、もう飲めないんだから。
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