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公開日:2018年07月03日
私自身の足跡を残していきたいと思うようになるまで
50代で遭遇した6人との死別。大切な人を交通事故や、がんといった病で亡くし、それからの生活や死別の悲しみから立ち直った体験を綴ります。闘病中も一緒に過ごした友人、事故で失った妹、突然の病で死別した夫。大切な人との別れの様子について触れます。
朝川千春と申します。年齢とともに大切な人を失う経験が増えてくるのではないでしょうか。
私も多くの人達との別れがありました。とっても悲しい時って泣くことさえもできなくなる。自分の抜け殻だけが動いているという感じでしょうか。
でもそこから少しずつ閉じてしまった蓋を開けていきました。「笑顔が好き」と言ってくれた亡き人たちに応えるため、若い人幼い子どもたちに私自身の足跡を残していきたいと思うようになりました。
私が50代初めの頃でした。優子さんは長女が幼稚園時代からの友人でした。乳がんになってからも絵が大好きで、時々個展を開いていました。ウィッグもよく似合っていました。再発後はご家族とも連絡を取り合っていましたが、ホスピスの順番を待っている間に亡くなりました。54歳。
優子さんが旅立って1カ月後私の妹が交通事故で亡くなりました。小学生の息子たちがいました。私の娘たちも小さい頃から姉のように慕っていました。当日電話で話したばかりでした。突然のことでしたし、その遺体は無残で修復ができかねました。38歳。
富美子さんは犬友達でした。同じシェルティを飼っており、いつも一緒に散歩をしていました。身体の不調をよく聞くようになってからいくつもの科を受診しました。救急車で運ばれた時は子宮がんが腹膜まで転移していました。数回の手術や治験治療後、訪問医療を受けました。65歳。
父は胆管がんでした。ある日病院から電話があり緊急入院でした。11時間の手術を終え、翌日歩行した時は医療者たちがみな驚きました。退院後半年ほど外出を楽しんだ時期もあります。最後は家族全員と会い自宅で看取りました。私が幼い頃から目標にしていた父は、人生を生き抜いたと思っています。85歳。
それまで常に私のそばにいてくれた夫が亡くなったのは、父の葬儀から2カ月後でした。私が外出から戻ると部屋は真っ暗、自宅ベッドで冷たくなっていました。春には2人目の孫が産まれると楽しみにしていたのに。人間ドックでは異常なしだと誇らしげだったのに。急性心不全でした。59歳。
貴子さんはPTA以来のお付き合いで、彼女のバイタリティーをいつも尊敬していました。胃がおかしいと半年検査を続け、スキルス胃がんとわかりました。彼女は私の父とも数回会ったことがあり闘病が重なっていたので、お互いを「がん友」と言い合いながらメール交換をしていました。訪問医やホスピスを決める時も一緒でした。65歳。
それぞれの別れ方で受け止め方は違います。病気がわかってからも一緒に過ごせた人には残念で悔しいけれど「ありがとう」と言いたいです。でも妹や夫のように予期せぬ別れは、寂しさとともに他の気持ちが強くなりました。
それがどんな気持ちだったか、次回は私の感じたことをお話しします。
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