折れた骨を接合するためのデバイスは異物

取るべきか、取らざるべきか…悩んだ結果の除去手術

公開日:2023.12.11

ホームで電車を待っていて、乗ろうとして転倒。そして、右大腿骨転子部骨折。あれから1年、今年が終わる前に、いらないものは体内に残さないことにしました。

取るべきか、取らざるべきか、悩んだ結果の除去手術
もうすぐ、心から乾杯!できるはず

そして、また、入院

大腿骨転子部を骨折した場合の手術は骨接合術といい、1本の太い釘(ガンマネイル)を骨髄の中に挿入し、数本のネジで固定する方法です。

今回は体内にあるガンマネイルとネジを除去するための手術で入院をしました。

そして、また、入院
こちらが、右脚を支えてくれたガンマネイルとネジ

大腿骨転子部骨折、と検索すると「高齢者の場合は抜釘手術はおすすめしない」という説明をかなり見るのですが……。私はまだ高齢者ではないし。

担当の先生はそれでも、除去する手術をするべきか、そのままにしておくべきか、とかなりのハムレット状態。除去が当然だと思っていたのですが、先生が悩むならそのままでも良いのかな、と考えるようになっていました。

11月の定期検診で、骨折から1年経過。レントゲンでも骨はしっかりくっついていて、まだ先がある(笑)ので、除去する方がいいか、ということで手術をする運びとなりました。

骨折後の1年の振り返り

まだコロナが5類になる以前、転んで救急車で病院へ運ばれて、入院から4日目に手術。翌日からリハビリ、2週間後に退院となりました。

完治までどのくらいかかるのか、などとインターネットで調べても、「高齢者の場合」という解説しか見つけることができず、先が見えない状況。

50代の普通に生活している女性が大腿骨を骨折した、というケースがインターネット上にはあまりなかったのです。

担当の医師が「とにかく歩け」というので、積極的に歩くことを心がけて、水泳を再開して、普通に歩けるようにはなりました。ですが退院後3か月経っても、軽い痛みや違和感はなくならず、筋力が落ちていることは、脚の形をみても左右差が歴然。

5か月目にパーソナルトレーニングを開始しました

トレーニングで負荷をかけて動かすことで、可動域が広がり、それとともに痛みがかなりなくなり、傷跡もよく見ないと分からない程度まで回復したのは、骨折から1年後でした。

骨折後の1年の振り返り
折った右脚は太く、精細に欠けている

そして、除去手術

この週末に手術をしたばかりなので、まだ、傷口の痛みや筋肉痛のような痛みがありますが、リハビリをすることもなく、普通の生活に復帰です。

抜糸が終われば「完治」ということになるのかな、とかなり明るい気持ちになっています。

手術は全身麻酔と伝達麻酔(ブロック注射のような感じ)で行われ、手術当日は疼痛が続き、1時間おきに目が覚めるような状態でした。

翌日からは痛いながらも自力歩行となり、4日目に退院。めでたし、めでたし!

そして、除去手術
思ったより、しっかり金属していたガンマネイル(お持ち帰り)

■もっと知りたい■

Lulu

東京生まれ、東京育ち。仕事の関係で1年3ヶ月暮らした福岡に恋に落ちた、福岡推し。「美味しい」ものを求める旅が好きです。写真を撮ることが好きで、「東京を歩く」というテーマで日常を写しています。右脳派の発見をお伝えしたいと思います。

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