横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・26

帽子は似合わないと諦めないで!色とかぶり方で変わる

帽子は似合わないと諦めないで!色とかぶり方で変わる

更新日:2023年01月27日

公開日:2022年08月10日

横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・26

ファッションデザイナー・横森美奈子さんが50代からのおしゃれのコツをアドバイスする連載企画。今回のテーマは、大人の女性のための帽子の選び方&かぶり方です。色の選び方やかぶり方のちょっとした工夫で、格段におしゃれに見える方法をご紹介します。

明るい色を選ぶだけで顔色が明るく

帽子にも洋服のように〝顔映り〟があります
同じ形の帽子でも、明るいベーシックカラーは、顔色が明るく見えます!

挑戦したのは、夏はよく帽子をかぶるという読者モデルの松澤洋子(まつざわ・ようこ)さん (74歳)。手持ちの帽子は黒など暗い色が多いと言います。

横森さんは「みなさん無難に黒を選びがちですが、頭が重く大きく見えて損ですよ!」とズバリ。「帽子は印象的なアイテムなのでカジュアルな格好でも決まって見え、色の選び方で顔色もよく見えます」と話します。

暗い髪色だと黒い帽子と髪の毛が一体化して見え、頭と顔を大きく見せてしまいがちです(写真左)。

明るいベージュ(写真中央)では前髪もちゃんと見えて、黒い帽子よりも顔の印象が明るく見えます。

3色のうち、松澤さんの顔色をきれいに見せたのは写真右の明るめのグレーでした。「普段は選ばない色」と言っていた松澤さんもびっくり。 

同じ帽子でもかぶり方のひと工夫で、垢抜け!

片側のつばを曲げるだけで素敵なかぶり方に
片側のつばを曲げるだけで素敵なかぶり方に

横森さんによると、帽子のかぶり方も重要なのだそう。「浅くかぶったり、左右に傾けてかぶったりして自分の顔が素敵に見える角度を探してください」と横森さん。つばを折ったり曲げてみるのもポイントです。

帽子のかぶり方をレッスン!

いつものかぶり方
いつものかぶり方

日除け目的のときにはいいかもしれませんが、深くかぶりすぎているのでおしゃれな感じには見えていません。浅く・深く・左右に傾けてみましょう。

■浅くかぶる

浅くかぶる

■左を上げる

左を上げる

■右を上げる

右を上げる

■素敵なかぶり方

素敵なかぶり方

いろいろ試してみて、右側を上げて角度をつけ、つばを少し折り返したら、垢抜けておしゃれな人に! 

帽子の色&かぶり方で見え方が激変!

帽子の色&かぶり方で全身の印象も変わりました!
帽子の色を明るい色に変え、ネックレスも足して明るくおしゃれに変身!

まずは自前の帽子をいつも通りにかぶってもらいました(写真左)。つばの形を整えていないので帽子の形が決まらず、頭と一体化して見えてしまっていることがわかります。

帽子の色をライトグレーに変えて、上で試してみたかぶり方に挑戦(写真右)! 顔まわりが明るくなって、全体も軽やかに。グッとおしゃれな印象になりました。

「髪型や顔の形が違うので、人によって似合うかぶり方は違います。ぜひ試してみてください!」と横森さんはアドバイスします。

「全身で見たときに素敵」がおしゃれの基本

“全身で見たときに素敵”がおしゃれの基本です
大きめシャツで今風に(中)/ライトグレーの帽子でおしゃれ度が一気にアップ(右)

「明るく元気な印象が好き」という松澤さん。つい鮮やかな色柄の服にばかり手が伸びると言います。「服自体の印象と、実際に着て明るく元気に見えるかは別なんですよ」と横森さん。「確かに、そこまで考えていなかったかもしれません」と松澤さん。

横森さんは「着ているその服だけが目立つのは、決しておしゃれに見えているわけではないのです。全身で見て客観的になることも必要です」とアドバイス。今回は色や柄に頼らず素敵に見えるコーディネートにも挑戦しました!

松澤さんのいつもの着方(写真左)では“派手なTシャツを着た人”という印象だけになりがちです。

そこで大きめシャツをはおり、柄Tシャツはインナーに(写真中)。派手なTシャツは小道具的に使うとバランスがよくなります。くすみピンクのシャツとブルーのパンツで元気で若々しい印象に。パンツのゆとりが脚の形をまっすぐ見せます。

さらにライトグレーの帽子で、おしゃれ度が一気にアップしました(写真右)。やさしいトーンで大人上品なコーディネートに。広いつばの帽子が明るく程よいアクセントになっています。センタープレスが入っているパンツ(GU)も脚をきれいに見せてくれます。ピンクとグレーは相性抜群です。

松澤さんの私服
松澤さんの私服は、鮮やかな色や柄物が多め。ちょっとごちゃごちゃしています。

思いきって、もっとつばの広いブルーの帽子も!

思いきって、もっとつばの広いブルーの帽子も!

さらなる小顔&顔映え効果が。時には大胆に楽しんでしまいましょう。

一見地味な色の服も上品で華やかに着こなせます

一見地味な色の服も上品で華やかに着こなせます
白い帽子と柄ストールをアクセントに、セットアップの縦長ラインですっきり

松澤さんが「自分では絶対に選ばない」と言う地味な色のセットアップ(ユニクロ)。上下つないでスッキリとスタイルアップ! そして帽子と小物でご覧の通り素敵に大変身です。 地味な色でも顔映りよく引き立ててくれる場合もあります。

「自分に似合う服を決めつけるのはもったいないです!シンプルな服もアレンジで楽しんで」横森さん。

挑戦した松澤さんの感想は?

挑戦した松澤さんと横森さん
挑戦した松澤さん(右)と横森さん

好きと似合うは違うとよくわかりました。今までは選んでこなかった色でも、予想外に似合ったり、おしゃれに着こなせるのだと身をもって実感しました。新しい自分の一面を知ることができてうれしいです。

取材・文=塚本由香(編集部) 撮影=日高奈々子 ヘアメイク=木村三喜
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年9月号に掲載された内容を再編集しています。


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横森 美奈子
横森 美奈子

よこもり・みなこ 1949(昭和24)年生まれ。BIGIで「MELROSE」等のチーフデザイナーを歴任。2002年「smart pink」ブランドディレクター、13年にはショップチャンネルで「MINAKO★YOKOMORI」を開始。おしゃれに関する本も多数出版。