ファッション大好き&運動嫌いのダイエット術(前編)
2021.08.172023年01月22日
ファッションジャーナリスト西山栄子さんおすすめ
5つのアイテムで作る大人の冬のファッションコーデ
ファッションジャーナリスト・西山栄子さんがおすすめするこの冬~春のアイテムは?ワンランク上の「大人チャーミング」をかなえるワンピース、パンツ、トップス、カーディガン、ジャケットのポイントを解説!組み合わせて楽しむコーデ例も一挙ご紹介します。
裾幅広めのワイドパンツ
パンツは、年齢とともにふっくらしてくる下半身を上手にカバーしつつ、若々しく見えるものを選ぶのが正解。ヒップからストンと落ちて、脚をきれいに見せるワイドシルエットがおすすめです。生地の揺れ感が女性らしい印象を作り、短めのトップスでも腰まわりや脚の形を気にしなくていい。下にタイツをはいたとき動きやすいのも、冷えの気になる私たちにとって大事な点です。
襟元から華やぐボウタイブラウス
おしゃれな印象を作るには上半身が重要。顔まわりにちょっとしたチャームポイントを置き、視線を襟元に集めることで、ウエストや腰まわりから目をそらしてスタイルよく見せる効果もあるボウタイブラウス。女性らしさを加えてくれるボウタイは、昔ながらの幅広だとフォーマルになりがちですが、細めの幅ならさりげなくて取り入れやすい。ネックレスを重ねづけしても素敵ですよ。
編地に変化を取り入れたニットカーディガン
肌寒いときにサッとはおれるカーディガンがあると便利ですが、シンプルなものは少し物足りない感じがする上、体のラインを出しやすく、座ったりかがんだりするだけで体形が目立ってしまいます。だから、体形をおしゃれにカモフラージュしてくれる、編地変化やデザイン性のあるものを取り入れるのはいかがでしょう。
また、年を重ねるごとに肌はどんどん敏感になっていくので、ニットのチクチクは大敵。コットンやカシミヤなど、肌が喜ぶものを選びたいですね。
リラックス感のあるジャケット
たいていの用事はトップスとパンツのシンプルな装いで済ませても、親族との集まりや同窓会など少しあらたまった外出では、やっぱりジャケットが便利。でも、もうカチッとしたきゅうくつなものは着たくない! 昔のジャケットは厚地で重いものが多かったですよね。仕立てがいいと言えばそれまでなんですが、今着るときゅうくつな感じがします。ましてや冬は重ね着が多くなるので、ラクなものがいちばん。
選ぶなら、パットなどがついていないやわらかな素材のものを。上にコートを着てもきつくない、カーディガン感覚のジャケットです。斜め掛けのバックやデニムなど、カジュアルにも着られる気軽さがあると便利です。
一枚でチャーミングにきまるワンピース
ひと昔前のワンピースは、よそゆき感の強いフォーマルなものが多い印象でしたが、今はラクに気軽に着られるものもたくさんあります。外出から帰ってきて、家の中でもくつろげるようなリラックス感が大切。素材も、ウールのジャージーのような、着心地がよくてソフトな素材感を選んでみてください。気になるお腹まわりやヒップは、ゆとりのあるシルエットやギャザー使い、生地の分量のあるものを選べば上手にカバーできます。
西山栄子さんおすすめのアイテムを着回しコーデ!
ボウタイブラウスとワイドパンツでシンプルに
上半身は華やかに、下半身は体形カバー力のあるシンプルなものを。「襟元にポイントを置くことで、目線を上の方に集め、全身がすっきり見える視覚効果もあります」と西山さん。
ジャケットは、カーディガン感覚で気軽にはおるイメージで
ジャケットの着こなし方ももっと自在に楽しんで。例えばボーダーカットソーと合わせるとグッと若々しい雰囲気に。流行のロングシャツにはおって重ね着のバランスを楽しむのも◎です。
襟元にスカーフ。色を差して顔まわりを華やかに
「今、シルクのスカーフの流行が再燃中です。コーデの仕上げにお手持ちのスカーフを巻いてあげるだけで、一気にチャーミングなおしゃれ感がアップします」(西山さん)。チャコールやサックスはトラッドカラーなので、鮮やかな色を差しても調和します。
■教えてくれた人
西山栄子さん
にしやま・えいこ 1947(昭和22)年生まれ、ファッションジャーナリスト。松屋銀座のファッションコーディネーターを経て独立。著名人のスタイリングや講演、執筆を通じて大人のおしゃれへのアドバイスを発信し続けている。
取材・文=峯積抄公子(ハルメクおしゃれ編集部)
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