5キロ痩せたら100万円!荻原博子さんの節約術#2
メタボの人は年間医療費の自己負担額が3~5万円増
メタボの人は年間医療費の自己負担額が3~5万円増
更新日:2024年07月09日
公開日:2023年07月26日
教えてくれたのは:荻原博子(おぎわら・ひろこ)さん
1954年、長野県生まれ。経済ジャーナリスト。大学卒業後、経済事務所勤務を経て独立。経済の仕組みを生活に根ざして解説する、家計経済のパイオニアとして活躍。著書に『年金だけでも暮らせます』『保険ぎらい』(ともにPHP新書)など多数。
メタボによる医療費の差!女性は40~55歳が最大

太っている人と太っていない人、体型によって年間にかかる医療費はどれくらい変わるか知っていますか?
2012年8月に厚生労働省が、メタボ(メタボリックシンドローム)と判定された人は、そうでない人に比べてどれくらい医療費がかかるかという比較を発表しました。
この調査では、内臓脂肪型肥満の腹囲基準(男性85cm以上、女性90cm以上)に加え、脂質異常、高血圧、高血糖のうち二つ以上が重なった人を「メタボリックシンドローム」としています。
結果は想像通りです。医療費は男女を問わず、年代が上がるに従って増えていきますが、男性の場合には、どの年代でも8〜10万円(3割負担の場合の自己負担額2万4000~3万円)弱、支払う医療費に差が出ています。
女性の場合、40〜55歳の医療費の差がかなり大きくなっています。40〜44歳で年間の差額は17万5060円(3割負担の場合5万2518円)、45〜49歳で年間18万130円(3割負担の場合5万4039円)、50〜55歳で年間16万7830円(3割負担の場合5万349円)。
※実際に窓口で支払う金額は、人により上記金額の1~3割負担になります。
ただし、厚生労働省ではこの結果を「女性の40~54歳は、そもそも集団の母数が少ないために、一部の医療費が高い人が平均値を押し上げている可能性がある」とも指摘しています。
メタボリックシンドローム該当者と非該当者の医療費の差【女性】

メタボリックシンドローム該当者と非該当者の医療費の差【男性】

※ 特定健康診査の結果(2009年度)と2010年4月から2011年3月までに病院にかかった人の診療報酬明細書を付き合わせた約269万人のデータを性別、年齢別で付き合わせ、そこから年間にかかった平均医療費を算出
平成24年厚生労働省保険局調査課「医療費の見通しの推計方法について/メタボリックシンドローム該当者・予備群と年間平均医療点数の関係」をもとに作成
メタボを放置すると発症しがちな「糖尿病」×合併症の恐怖

「メタボは、非メタボより医療費がかかる」ということがわかったところで、さらに深刻な事実をお伝えしましょう。
メタボを放置すると発症しがちな「糖尿病」のリスクです。
医療経済研究機構の「政府管掌健康保険における医療費等に関する調査研究報告書・平成16年度」によれば、糖尿病患者1人当たりの平均的な医療費は年間24万7000円とのこと。本人負担が3割のケースだと年間7万4100円です。
ただしこれは糖尿病になると平均的にかかる医療費であり、糖尿病が本当に怖いのは、この病気がさまざまな合併症を併発し、そのたびに医療費の負担が増えていくことです。
医療経済研究機構の調査によると、合併症が1つなら、合併症がない場合に比べて医療費は1.2倍。合併症が2つなら約1.8倍、合併症が3つなら約2倍、合併症が4つ重なると、なんと約2.5倍の費用がかかるとのことです。
糖尿病の三大合併症
- 神経障害
- 網膜症
- 腎症(じんしょう・肝臓機能の障がい)
健康体は家計費を助ける!

太っていると、疲れやすく体もだるくなりがちで、気力も落ちてくるというのは、私の実感でもあります。しかも、太ると好きな洋服は着られなくなるし、見た目にも劣等感を感じ、ストレスが溜まる。そのストレスを食べ物で発散するようになってしまったら、まさに悪循環。
大事なのは、どんなときでも、投げやりになってはいけないということ。今まで肥満を放置してきた私が言ってもあまり説得力がないかもしれませんが、思い立ったが吉日。
「何歳からでも痩せられる!」と気持ちを前向きにして、まずは肥満を改善し、私と一緒に健康体を目指しましょう。
次回は、歩けば歩くほど節約になる!「歩くポイ活」について詳しく解説します。
※本記事は、『5キロ痩せたら100万円 「健康」は最高の節約』(PHP新書/990円・税込)より一部抜粋して構成しています。
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