花と緑あふれる春の庭へ、ようこそ!#4
限られた空間で花を楽しむ!「寄せ植え」のコツ
限られた空間で花を楽しむ!「寄せ植え」のコツ
公開日:2023年04月29日
教えてくれたのは:井上まゆ美(いのうえ・まゆみ)さん

園芸家。ガーデンデザインや庭のお手入れ、ハンギングバスケット講習などを行う「河野自然園」代表。球根や花苗を扱うネットショップ「球根屋さん.com」も運営している。
【準備】庭なら地植え、ベランダは大きい鉢植えに
小さい鉢はこまめな水やりが必要。草花を長く楽しむには、庭なら地植えに。ベランダでは、できるだけ大きく深さのあるプランターに複数種類を植えましょう。水やりが減らせて、数日水やりできなくても意外と枯れずに耐えてくれます。
大きくても軽くて丈夫なプラスチック製のプランターを

素焼きのプランターは、重くて持ち上げたときに足腰を痛めることも。さらに土を入れることを考えると、FRP(繊維強化プラスチック)製のものを選ぶのが正解。最近は素焼き風や木製風など見栄えのいいものが増えています。

バラのレリーフ付きのプランター。実はこれもプラスチック製で軽量。丈夫で野外でも長持ちします。
【実践STEP1】植物は8種類、有彩色の花は2色まで
植物は低木やグリーンを多めにし、花は2~3種に絞りましょう。グリーンは色、質、形を変えると単調になりません。色のある花は2色までに絞ると、まとまり感が出ます。
低木類
パールアカシア

カラーリーフ
赤系植物(ニューサイラン・スペシャルレッド)

斑入り植物(ユーフォルビア・シルバースワン)

ほふく性植物(エリゲロン)

シルバー系植物(セネシオ・エンジェルウィングス)

季節の花
ビオラ


アネモネ

【実践STEP2】根に触れない高さまで鉢底石で底上げする

深さのあるプランターは、軽い鉢底石で底上げして土の量を減らすと、重さの調節にもなります。根が触れないギリギリまで鉢底石を入れ、表面を土で覆ってから、植物を仮置きしていきましょう。
【実践STEP3】高いものから低いものの順に配置する
寄せ植えは、すべての植物をいったん仮置きしてバランスを見てから、一気に植え込みます。背の高い植物から順に、最初は左右対称に高さをそろえると安心。ツル性の葉ものなど鉢からあふれるものを手前に置くと、こぢんまりとせずおしゃれに仕上がります。

1.最初に低木類の位置(中心)を決めます。

2.次に高さのある葉ものをシンメトリーに配置。

3.全体のバランスを見ながら位置を決めたら、最後に土を入れます。鉢の縁から1cmくらいまで全体に土を入れ、土の中にすき間ができないよう指で押し入れます。

4.出来上がり!春の始まりらしい優しい色合い
最後に季節の花や高さのない葉ものをすき間ができないよう交互に置いてバランスを見ます。花はアネモネなど面の大きいものから順に置くとバランスがとりやすくなります。ピンク系でやさしい3~4月におすすめのアレンジです。
花だけ植え替えてイメージチェンジ!

イエロー系の元気な雰囲気に

花が傷んできたら、それだけ掘り起こして新しい花に植え替えて。葉ものはそのままでも、印象ががらりと変わります。4~6月はマーガレットやマムがおすすめ。
取材・文=長倉志乃(ハルメク編集部) 撮影=安部まゆみ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年4月号を再編集し、掲載しています。




