時代を超えて支持される小林カツ代の賢いレシピ#4
小林カツ代さんの遺した言葉を生き方の指針にして
小林カツ代さんの遺した言葉を生き方の指針にして
公開日:2022年08月24日
今なお心に残る「カツ代語録」

今も人気の家庭料理家・小林カツ代(こばやし・かつよ)さんのレシピの数々。
「ただおいしいものを手早く作ろう」としてきたカツ代さんは、料理のレシピや知恵だけでなく、力強く、胸に響く言葉を残しました。
身近な人の心に今でも残る「カツ代語録」を紹介します。
本田明子さんの心に残る言葉
「悲しみは、悲しみだけを連れてこない。喜びも背中合わせにいるんだよ。それを見つけるのは、あなた自身だから」
「20数年前、明日から娘が白血病の治療で入院するという日に言われた言葉。突然の宣告で動揺していた私も冷静になれました」(家庭料理研究家でカツ代さんの一番弟子・本田明子さん)
本田明子さんの心に残る言葉
「自分の不幸に甘えてはいけないよ。周りをしっかり見て」
「これも20数年程前、娘が入院するとき言われた言葉。深い愛情がないと、このセリフはなかなか出てこない。半端じゃない師の根っこを見た気がしました」(家庭料理研究家でカツ代さんの一番弟子・本田明子さん)
石原まりこさんの心に残る言葉
「ヨッシャヨッシャ」
「『何食べたい?』と聞かれて食べたいものを言うと、どんなに仕事で疲れて帰ってきた日でも、ヨッシャヨッシャとすごい手際で作ってくれた。当時は普通の光景と思っていたけれど、タイムマシーンがあったら、子どもの自分に『ママに本当にありがとうって、ちゃんと言いなさい』と言いたい」(カツ代さんの長女・石原まりこさん)
竹中はる美さんの心に残る言葉

「野菜って本当にすごい」
「料理で使ったキャベツの芯やミツバの根っこをカツ代さんは水に浸けておき、育つ様子をうれしそうに眺めては、野菜の生命力を称えていました」(フリー編集者・竹中はる美さん)
中島さなえさんの心に残る言葉
「私はね、何でも一所懸命やる人が好き」
「仕事帰りのエレベーターで先生が何気なく言ったひと言。どうやったら効率がいいか、もっと楽しくなるか、考えながら物事に取り組むようになった大切な言葉です」(元小林カツ代キッチンスタジオ料理&カフェスタッフ・中島さなえさん)
2014年に亡くなった小林カツ代さんが、今なお愛され続けている理由のわかる言葉。前向きに挑み続けるカツ代さんだからこそ、それぞれの人の心に残る言葉となっているのでしょう。
料理研究家・エッセイスト、小林カツ代さんのプロフィール
1937(昭和12)年に大阪に生まれ、母の味をもとにした家庭料理で独自のスタイルを確立して活躍。94年の人気TV番組「料理の鉄人」では、肉じゃがを披露して勝利しました。2005年にクモ膜下出血で倒れたのち、14年に逝去されました(享年76)。遺した著作は230冊以上に上ります。簡単に手早くできて、でも決して手抜きではない独創的な料理、そしてユーモアあふれるおしゃべりは、多くの人を元気づけました。
取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部) 撮影=安部まゆみ
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年6月号を再編集し、掲載しています。
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