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- 日本から乗れる憧れのクイーン・エリザベス号クルーズ
客船で「クイーン・エリザベス」と言えば、世界中の代表格。コロナ禍で縁遠くなってしまったクルーズ旅ですが、実は2023年からの予約が始まっています。「いつかは豪華客船の旅をしたい」という夢がある方は、4年越しの夢をかなえるチャンスです。
2019年からクイーン・エリザベスに乗りやすくなった!
「知っている外国客船の名前は?」と聞かれたら、何と答えますか。「クイーン・エリザベス」の名前はいかがでしょう。現在の「クイーン・エリザベス」(9万900トン/乗客定員2081人)は2010年に就航した3代目。命名者(ゴッド・マザー)はもちろんエリザベス女王です。同船を擁する「キュナード・ライン」は2020年に創業180年を迎えた歴史ある船会社。創業当時から、英国式の丁寧で細やかなサービスを誇りに、3隻の“女王”の名を冠した客船が世界の海を巡っています。
今までも「クイーン・エリザベス」は世界一周クルーズの途上で、日本に寄港することもありました。2017年と2018年には世界一周クルーズの途中に日本発着クルーズを組み込み、日本発着で「クイーン・エリザベス」に乗るコースを設けました。予約が殺到しましたが、世界一周中で客室に限りがあったため、実際に乗船がかなった人は多くはありませんでした。
その人気を受け、2019年から本格的に横浜発着で日本人に「クイーン・エリザベス」のクルーズを体験してもらう試みが始まったのです。2019年はゴールデンウィーク前後に8日間と10日間の2本の日本周遊を行っています。横浜港をはじめ、「クイーン・エリザベス」が寄港する港の近くにお住まいの方は来航のニュースなどを目にされていたかもしれません。
2020年からはさらに日本発着のコースが増え、さらなる盛り上がりを見せると思われていた矢先、新型コロナウイルスの感染拡大によってクルーズ旅は手が届かないものになってしまいました。
しかし、世界的にコロナ禍が終息を迎えつつある今。クイーン・エリザベスを運航するキュナードは、2023年の日本発着のクルーズを発表しました。発表されたのは、「クイーン・メリー2」と「クイーン・ヴィクトリア」の「100周年記念ワールドクルーズ」2本と、「クイーン・エリザベス」の日本周遊クルーズ4本、ショートクルーズ2本。憧れの豪華客船に乗れるチャンスが、ついに到来しました。
魅力は、日本を巡りながら英国も満喫できること!
中でも注目したいのが、9~10日間をかけて日本を周遊する「クイーン・エリザベス」の日本発着クルーズの4本。発着地はすべて横浜で、北海道・東北・四国・九州など、新緑の美しい4~5月の時期に日本各地を巡ります。
各寄港地では観光を満喫し、船に戻ると“英国”が堪能できるのが魅力です。
華やかながらも木を多用し、品のある船内にはさまざまな施設が。天井の高いボール・ルーム「クイーンズ・ルーム」では、午後は焼き立てのスコーンや紅茶が提供されるアフタヌーン・ティー、夜は生演奏で社交ダンスが優雅に楽しめます。
夜は格調高い3層吹き抜けの劇場「ロイヤル・コート・シアター」でショーを。プロダクションショーと呼ばれるダンスと歌の華やかなショーがある日は有料でボックス席を予約することもできます(シャンパンとチョコレート付き)。ボックス席の中には、命名式後にエリザベス女王が座られたボックス席もあります。
いくつかのショップが並び、買い物が楽しめる「ロイヤル・アーケード」には、ロンドンのビックベンと同じメーカーが作った時計が曲線を描く美しい階段の中央に。
どこにも寄らない航海日に行きたいのは、2階建てのライブラリー。日本語の本もあるのでゆったりと読書もおすすめです。
制服を着こなしたクルーの対応も折り目正しい「クイーン・エリザベス」のよさですが、カジュアルな時間を過ごすなら、英国風パブ「ゴールデン・ライオン」でギネスビールやパブランチを味わうという、もう一つの英国的な楽しみ方もあります。
格式高いキュナード・ラインの船には、英国をはじめ、各国の王室や首相、往年の映画スターなどが多数乗船しています。同社の歴史をたどることができる写真や記録が展示されているので、くまなく船内を散策してみましょう。
この船に乗るならドレスアップを!
多くの客船が夕方以降の服装もカジュアル化していく流れの中、キュナード・ラインの船は、「ガラ・イブニング」という正装の日を設けています(回数はクルーズの長さによる)。
エレガントな船内で、男性はタキシード、女性はフルレングスのドレスを着ている夜は雰囲気も格別。思い切っておしゃれをして、ディナーやショー、ダンスに繰り出しましょう。いろんな場所で記念撮影すれば、まるで「英国旅行」をしたような貴重なアルバムができそうです。
客室カテゴリーは4つ。思い切って上級客室を選んでも!
キュナード・ラインの客船はすべて、利用するレストランによって客室カテゴリーが4つに分かれています。上2つのカテゴリーは「プリンセス・グリル」、「クイーンズ・グリル」(バトラー付き)と呼ばれ、専用のラウンジやテラスがあります。レストラン(プリンセス・グリル、クイーンズ・グリル)も営業時間なら好きな時間に利用でき、極上のサービスで、食事が提供されます。もちろん、クルーズ代金もそれなりになりますが、思い切って、洋上最高のおもてなしを受けてみるのも一生の思い出になるかもしれません。
もちろん、乗客の約8割が利用する通常カテゴリーの「ブリタニア・クラス」も「クイーン・エリザベス」を体験するにはまったく問題ありません。内側客室からバルコニー付き客室まであり、利用する「ブリタニア・レストラン」は2層吹き抜けでとても華やか。パブリックな施設はどこでも使うことができるので、窮屈さや肩身の狭い思いをすることはまったくないので、ご安心を。
日本発着クルーズならでは。早めの予約で、夢へ手が届きやすく!
既に、2023年の予約は始まっています。「1年後のことなんて」と言わず、早めに旅行会社に問い合わせをしてみましょう。
もともと「クイーン・エリザベス」には日本語が話せるスタッフが常駐し、日本語の船内新聞やメニューを用意してくれます。日本発着クルーズでは、日本人乗客が快適に過ごせる工夫もさらにたくさん。また豪華なゲストや特別な企画なども予定されています。
最後になりましたが、気になるのがクルーズ代金です。2023年4月19日発の「新緑の日本周遊と韓国10日間」であれば、なんと内側客室で22万5000円~(2名1室1名分の代金、租税、手数料および港湾費用別途)。おすすめの海側バルコニー付き客室なら32万5000円~です。
洗練された英国式のサービスを受けながら、10日間のクルーズをこの代金で巡ることができるのは、海外まで行く飛行機代がかからない日本発着クルーズならでは。お手頃な客室から埋まっていくのでクルーズ代金的にも早めの予約が必須なのです。
憧れの英国船で日本を巡るクルーズ旅をぜひ体験してみてください。
■もっと知りたい■
関連サイト キュナード・ライン (日本語)
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