お茶の基礎知識・15

インスタントのお茶が人気!プロおすすめ活用アイデア

公開日:2023.04.07

飲みたい時にサッと作れて、緑茶・ほうじ茶・麦茶など、バリエーション豊富なことから、若者にもその人気が広まっている「インスタントのお茶(インスタントティー、パウダーティー)」。その魅力と、お茶のプロおすすめの活用方法を紹介します。

「タイパ」重視!パーソナルユースにインスタントのお茶が人気!

私たち日本人にとって、お茶はとても身近な存在ですよね。

お茶といえば、茶葉(リーフ)を入れて急須で抽出するのが基本。丁寧に急須でお茶を入れる時間も、リラックスやリフレッシュのために大切にしたいものですが、忙しい日常の中で、なかなか時間が取れない……という方も多いはず。

そんなときにおすすめなのが、手軽にお茶が楽しめる粉末状の「インスタントのお茶(インスタントティー、パウダーティー)」。

インスタントのお茶は「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する世間のニーズにもマッチしており、人気が高まっているようです。実際、インスタント市場は増加傾向となっています。

役所にも「マイボトル」用の給水スポットが設置される時代

役所にも「マイボトル」用の給水スポットが設置される時代

もう一つ、インスタントのお茶の人気が高まった背景に、マイボトル需要の高まりがあります。

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「SDGsに関する調査(2022年)」(2022年6月22日)によると、「普段行っている行動のうち、SDGsの活動と思うもの」という質問に対し「マイボトル・エコバッグの持参」との回答が28%で1位に。

また「総合飲料調査」(インターネット調査 伊藤園調べ 2022年9月)によると、「マイボトルの保有率」は52.2%で半数を超え、急須やティーポット、コーヒーメーカー、ドリッパーを上回ったとのこと。

2025年に行われる大阪万博で会場内へのペットボトルの持ち込みを禁止する方針が示されるなど、環境志向の高まりにより、今後さらにマイボトルの保有率は増えていきそうです。

最近では、百貨店やショッピングモール、役所などにマイボトル用の給水スポットが設置されていることも。ペットボトルのお茶の代わりに、マイボトルとスティックタイプのインスタントのお茶を持ち歩く人も増えているようです。

簡単おいしい!いろんな種類のインスタントのお茶を楽しもう

インスタントのお茶というと、緑茶のイメージが強いかもしれませんが、最近はほうじ茶や麦茶など、バリエーションが増え、インスタントでもさまざまな種類のお茶を楽しめるようになっています。

中には、インスタントのお茶ならではの楽しみ方ができる商品も!

例えば、伊藤園「さらさらとける お~いお茶 抹茶入り緑茶」は、冷水でもお湯でもすぐに溶ける上、自分の好みの濃さで楽しめるのが魅力とのこと。

ここでは、お茶のプロ・伊藤園のティーテイスターおすすめのパウダーティー活用アイデアを紹介します。

すぐに実践できるアイデアが、料理やスイーツなどへの「ちょい足し」です。中でも、インスタントのお茶をバニラアイスに振りかける「忍者アイス」は、お茶の爽やかな味わいがプラスされて、簡単に「ワンランク上のおやつ」が作れます。

インスタントのお茶をバニラアイスに振りかける「忍者アイス」

その他にも、ヨーグルトにかけたり、牛乳を入れてお茶ラテにしたりしてもいいですね。

インスタントのお茶は、水やお湯にも溶けやすいので、ゼリーやムースなど冷たいデザート作りにもおすすめです。気温が上がるこれからの季節に、ぜひ挑戦してみてくださいね!

新生活がスタートする春は、環境や人間関係の変化も大きく、忙しさに追われたりストレスを溜めたりしてしまうことも多いはず。手軽にひと息つけるインスタントのお茶を上手に活用しましょう。

■もっと知りたい■

取材協力:伊藤園

お茶活クラブ

お茶活とは、日常生活においてお茶を楽しむ活動のこと。毎日抹茶や緑茶を飲むことで、テアニンや茶カテキンなど、お茶に含まれている健康・美容にいい成分を効果的に取り込むことができます。お茶に関する知識やお茶を使った料理レシピをチェックして、あなたも「お茶活」習慣を始めてみませんか?

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