簡単&切ったときがサプライズ!

秋はマロンケーキ!クルクル巻いて作るのも楽しい♪

公開日:2021/11/20

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バラ栽培のコツや自作の庭、花に囲まれた暮らしを発信して人気のバラ愛好家・奥野多佳子さん。手作りのタペストリーやスイーツもセンスが光って好評です。今回は、秋にぴったりな「マロンケーキ」をご紹介。ユニークな作り方にご注目くださいね!

クルクル巻くだけマロンケーキ

今月の作品「スイートHome」

スイートhome
「スイートHome」125×128cm

何十種類もの赤い色をつないでハートを浮き上がらせた土台の布に、クルクル丸くキルトしています。そして家がいっぱい……まるで地球に立つたくさんの小さな家のように……。家には明かりが灯り、煙突からは音楽が流れ、一つ一つが暖かなスイートHomeです。

家の黄色い明かりや音符はステンシルで、ハートは刺繍やアップリケで表現しています。
 

この作品を製作した頃は、赤にこだわって作っていた時期でした。布棚にはどれだけのたくさんの色合いの違う赤い布があふれていたでしょう。赤が持ついろいろなニュアンスを表現しようと挑戦していました。

私には赤は、暖かく穏やかで幸せな色として映りましたが、時として血や激情を表す色でもありました。 
この作品の赤は、家に帰ろう!と、みんなが集うHomeを象徴していますが、みなさんにはどう映るでしょうか。

秋のお楽しみ、“くるくる”マロンケーキの作り方

秋真っ盛り。樹々は美しく染まり、柿は色づき、新米が収穫され、秋の実りを実感する季節です。

中でも私は栗が大好きなので、栗ご飯や渋皮煮をよく作ります。そして簡単なマロンケーキも作りますが、これが楽しいケーキなんです。見た目はマロンをデコレーションした普通のケーキですが、カットするとアッと驚きます。クルクルッと巻いて……作るのも楽しいケーキ。ご紹介しますね。

シートスポンジケーキ(ロールケーキ生地)を焼きます

オーブンによって天板の大きさが違うと思いますが、我が家は32cm×32cmなので、それに合わせて作っています。なるべく大きな天板の方が、大きなクルクルケーキが出来上がります。

シートスポンジケーキの材料

材料

(32cm×32cm分)

  • 卵…4個
  • グラニュー糖…80g
  • ハチミツ…10g
  • 薄力粉…90g
  • 牛乳…20cc
  • 無塩バター…15g

準備

  • 天板にはオーブンペーパーを敷きます(天板が大きいので市販のロール焼き紙のサイズが合わず、重ねて使っています)
  • 薄力粉は2度ふるっておきます。
  • オーブンを160度に温めます。

 

作り方

1.全卵にハチミツ、グラニュー糖を加えます。
2.1を湯煎に当て、卵を温め泡立て器で混ぜ合わせます。
 ※お鍋のお湯は約60℃に温めておくと、卵が40℃になりやすいです。
3.卵が40℃(お風呂くらいの温度)になったら湯煎からおろして、ハンドミキサーの高速で泡立てます。
4.白くもったりして、垂らすと跡が残るくらいまでしっかり泡立てます。  
 ※高速で泡立てた後は、低速で3分ほど泡立てるとキメが整います。

5.ふるった小麦粉を入れてゴムベラでさっくりと、粉が見えなくなるまで混ぜ合わせます。
6.バターと牛乳を合わせラップした器を、湯煎に当てて60℃ほどにしておきます。
7.6を5に加え、さらにさっくりと混ぜ合わせます。
8.7を天板に流し入れ平らにして、160℃のオーブンで20分焼きます。

9.焼き上がったら天板を少しトンと落として生地の熱を抜きます。そしてペーパーごとケーキクーラーに乗せペーパーを剥がします。
生地が温かいうちに大きなビニール袋にケーキクーラーごと入れ、室温で冷まします。こうすると冷めても乾燥せず、生地がしっとりおいしくなります。2~3時間して完全に冷めたら仕上げます。

このとき焼き面にビニール袋が触れると、焼き色のついた面が剥がれるので、ふんわりとビニール袋でくるんでください。

これでスポンジの焼き上がり! 次は組み立てて、栗を飾ります。

クルクルッと形を作ります

直径20cm、高さ4.5cmの丸い形のケーキを作ります。

材料

  • 生クリーム…200~300cc
  • グラニュー糖…15g
  • ラム酒…大さじ1/2
  • 栗の甘煮(Mサイズ)…25個ほど
  • チョコレート…適量

 

作り方

1.生クリームにグラニュー糖とラム酒を加えて、氷水に当てながら泡立てます(8~9分立て)
 ※生クリームは氷水に当てた方が 失敗なく泡立てられ使っている間も安定します。
2.栗は飾り用に10個ほどを半分に切り、15個ほどは5mm角に切ります。
3.冷ました生地をそのままペーパーの上に置いて、上下に4.5cm刻みの印をナイフで付け、定規を当てながら4.5cm幅に切って7等分します。
 ※生地を切る幅(4.5cm)がケーキの高さになります。高さを高くしたいときは切る幅を広げますが、巻く回数が少ないので直径が小さくなります。
4.生地を切ったらそのまま動かさないで、泡立てた生クリームを均等に塗ります。

5.さぁ~、ここからがお楽しみです!5mm角に切った栗を平均に散らし、右端の1本を、端からクルクル巻いていきます。

6.1本目が巻き終わったら、2本目の端とすき間ができないように合わせて またクルクル巻いていきます。

7.こうして縦に転がしてクルクル巻いて、最後の1本になったら平らに置いて巻き、巻き終わりの段差がなるべく出ないように形を整えます。

8.幅4.5cm、長さ75cmほどの帯状の紙を、ギュッと少し締めるように巻いてテープかクリップで止めます。 
9.ラップをしてこのまま冷蔵庫で2~30分落ち着かせます。

飾りのチョコを作ってみました

チョコは刻んでパラパラッと飾ってもいいのですが、今回はチョコもクルクルチョコにしようと挑戦してみました。お時間があれば作ってみてくださいね。

クルクルチョコレートの作り方

1.板チョコを適量(2~3片)割って10~20秒ほど電子レンジで溶かします。
 ※チョコの量でレンジの時間は変わるので、10秒から少しずつ様子を見て加熱します。形が残っていても混ぜれば溶けますよ。
2.1をステンレスの板の上に1~2mmの厚さに広げ、そのまま30分ほど冷凍庫で固めます。
※ステンレスの板の底を少し(20秒ほど)湯煎してほんの少し柔らかくなってきたら(上面固く下面少し軟らかい状態)、金属のヘラをチョコとステンレスの板の間に入れ、手前にずらしてゆっくり削っていきます。

下面が溶け過ぎても削れないし、固すぎると割れるし……なかなかうまくいきませんでしたが、何度かトライしてコツをつかむと面白い~!チョコは微妙な温度で変化するので難しいですね。でも失敗してもまた溶かせばいいので……気楽にトライできます。 

思ったような繊細な感じにはできませんでしたが(笑)、細いクルクルと、太いクルクルが出来上がりました。

飾って仕上げます

1.生クリームをサイドとトップに塗ります。トップは栗を飾るので平らにするよりニュアンスが出るようふんわり凸凹にしてみました。
※生クリームが1個(200cc)しかない場合、シートスポンジに塗る量などによっても変わってきますが、仕上げの際にサイドを塗らないでトップだけ塗ると1個でギリギリ出来上がります。

2.生クリームの上に半分にカットした栗とクルクルチョコ、そして庭から摘んだ葉を飾り、いつものようにアラザンをパラパラ……出来上がりです! 

今回は生クリームを8分立てにしているので、柔らかな雰囲気に仕上がりました。ケーキの飾りつけはいつも楽しいですね。

さて、ケーキをカットしてみると……縦にミルフィーユのように層になっているので、ちょっと面白いですよ。

生クリームと栗の食感が絶妙でおいしいケーキです。

クルクル巻いていくので、生地の膨らみや焼き上がりなど、あまり気にしないで気軽に作れます。普通のケーキに飽きたら一度試してみてくださいね。やっぱり秋はマロンケーキです!

奥野多佳子

1952(昭和27)年、兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。

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