更年期のツラさはプラセンタ注射で変わるのか?

【更年期の体験談】サプリでは足りず…保険適用のプラセンタ注射に踏み切った記録

【更年期の体験談】サプリでは足りず…保険適用のプラセンタ注射に踏み切った記録

更新日:2025年12月21日

公開日:2025年12月17日

【更年期の体験談】サプリでは足りず…保険適用プラセンタ注射に踏み切った更年期の記録

40代半ばから更年期のだるさや強い眠気が悪化し、サプリだけでは限界を感じた筆者が、婦人科を受診して保険適用のプラセンタ注射を始めた体験談。睡眠や気持ちにどんな変化があったのか、メリットと注意点を含めてリアルに綴ります。

更年期は悪化の一途……ついに仕事への影響も心配に

前編の「サプリ編」で書いた通り、更年期対策として、ここ数年はサプリに頼っていた状態でした。「エクオール」に始まり、「命の母」や「命の母メグリビ」など、気になるものはひと通り試してきたと思います。

ただ、あるときから、「サプリだけではもう限界かもしれない」と感じるようになりました。

去年までは「ちょっとだるいかな」程度だったのが、今年はその“ちょいだる”が“本気だるさ”にレベルアップ。休みの日はほとんど横になって過ごしてしまう日も出てきて、症状は年々悪化していくような感覚でした。

朝起きた瞬間からすでにだるい。やる気が起きない。それに加えて、昼間の強い眠気。40代半ばを過ぎたあたりからは、年単位ではなく“月単位”でつらさが増していくような印象でした。

日中の眠気があまりにひどく、仕事中に意識が飛びそうになることもあり、「このままだと本当に仕事に支障が出てしまう」と危機感を覚えるようになりました。

そんなとき、美容医療ライターとして活躍している知人と食事をする機会がありました。更年期対策としていろいろなサプリを試している話をしたところ、彼女から返ってきたのはこんな言葉でした。

「とはいえ、サプリはあくまでサプリだよね。私はプラセンタ注射をしているよ。更年期と診断されて、保険が適用されれば、私が通っているところは1回500円(税抜)で受けられるの」

それまで、プラセンタ注射は「美容目的の高額な治療」というイメージしかなく、「自分には縁がない」と思い込んでいました。それが「え、ワンコインで受けられるの?」と一気に現実的な選択肢として目の前に現れた瞬間でした。

興味を持ったら一度は試してみたくなる性格の私。「これはやってみる価値があるかもしれない」と思い、自宅近くで保険適用のプラセンタ注射を行っているクリニックを探してみることにしました。すると、自宅から自転車で10分ほどの一般的な内科クリニックで、更年期を対象としたプラセンタ注射を行っていることがわかったのです。

「更年期」と診断されれば保険適用になる場合も

「いざプラセンタ注射!」と意気込んで出掛けたのですが、まずは医師 の診察が必要とのこと。そうですよね。知人も「更年期と診断されれば」と言っていました。

私が訪ねたクリニックの医師は女性で同性ということもあり、今まで試してきたサプリのことや、今のつらい症状、日常生活で困っていることなどを、遠慮せずに話すことができました。誰にも打ち明けられずにいたモヤモヤを聞いてもらえただけでも、かなり気持ちが軽くなったのを覚えています。

診察の結果、「更年期症状」と診断されました。ただ、更年期だと思っていても、実は別の病気が隠れているケースもあるとのことで、念のため血液検査もすすめられ、そちらも受けることにしました。

後日、血液検査の結果も「更年期」とのことで、大きな病気は見つかりませんでした。そこで、更年期対策としての一つの方法として、「プラセンタ注射」を提案されました。

私が通っているクリニックでは、保険適用の範囲で「1か月に14回まで」との説明があり、思っていたより回数が多いことに驚きました。「そんなに打って大丈夫なんですか?」と聞いたところ、「そのくらいの頻度のほうが効果を感じやすい方が多いですよ」とのこと。

とはいえ、仕事や予定もありますし、週に何度も通うのは現実的ではありません。そこで、まずは自分のペースを最優先し、週1回からスタートすることにしました。

プラセンタ注射には同意書が必要。デメリットも必ず確認を

ここで一つ、重要な注意点があります。

プラセンタ注射は、原料として国内のヒト胎盤が使われています。そのため、一度でもプラセンタ注射による治療を受けると、将来的に献血や臓器提供ができなくなるなどの制約が生じます(厚生労働省)。これらの点を理解・承諾したうえで、同意書にサインをする必要があります。

もしプラセンタ注射を検討している方がいらっしゃれば、メリットだけでなく、こうした制約やリスクについても必ず事前に確認し、納得した上で受けることをおすすめします。私は事前に家族にも相談し、「献血はもうしない」という選択をし、同意書にサインしました。

実際の注射は皮下注射で、脂肪のある部位(腕、腹部、お尻のあたりなど)に打ちます。内出血が出ることもあると説明を受け、私は目立ちにくいお腹を選びました。

プラセンタ注射を開始してから1か月弱たった頃、まず変化を感じたのは「睡眠」でした。それまで夜中に何度も目が覚めたり、1〜2回トイレに起きていたのが、朝まで一度も起きずに眠れる日が増えてきたのです。久しぶりに「ぐっすり眠れた」と感じられたときは本当にうれしくて、少し泣きそうになりました。

さらに、2か月ほどたった頃からは、日中の疲れ方にも変化が出てきました。以前は1日外出すると、帰宅後にソファでしばらく横にならないと夕食の支度に取りかかれなかったのが、「そのままキッチンに立てる」「動ける!」と感じる日が増えてきたのです。

気持ちも少し前向きになり、嫌なことや落ち込む出来事があっても、以前ほど長く引きずらなくなりました。肌の調子も、私にとっては「かなり良い」と実感しています。

私の場合は「プラセンタ注射+サプリ」の組み合わせが合っていた


現在は、クリニックの医師の提案で、サプリとの併用を続けています。医師によると、更年期対策としては、私の場合、一番最初に飲んでいた「エクオール」がおすすめとのこと。そこで、今は「エクオール」と「プラセンタ注射」を組み合わせる形で続けています。

また、血液検査の結果から、「ビタミンBがかなり不足している」と指摘されました。更年期の女性は不足しやすい成分の一つなのだそうです。それ以来、ビタミンBに加え、ビタミンCやDもサプリで補うようにしています。自分の不足している栄養を知ることができたのは、受診して良かったことの一つです。

更年期のつらさは、人にも打ち明けにくく、一人で抱え込んでしまいがちですよね。私も長い間、「これくらい我慢しなくちゃ」と自分に言い聞かせてきました。でも、きちんと話を聞いてくれる医師と出会い、かかりつけのような存在ができたことで、気持ちの支えができたように感じています。

もちろん、すべてが順調というわけではありません。前編で書いたように、病院に行っても「皮膚科へ行ってください」とだけ言われ、肩を落として帰ってきたこともあります。

また、プラセンタ注射を始めて半年ほどたった今は、以前に比べれば楽になったものの、最近はまた夜中にトイレに起きてしまう日もあります。「ああ、まだまだ更年期との付き合いは続くんだな」と実感しているところです。

それでも、「困ったら相談できる場所」があるだけで、不安はずいぶん和らぎました。しばらくは、プラセンタ注射とサプリの併用という今のスタイルで、自分のペースを大事にしながら更年期と付き合っていこうと思っています。

私の体験はあくまで一例にすぎませんが、同じように更年期で悩んでいる方が、「一人じゃないんだ」と感じるきっかけになればうれしいです。

※記事中の情報は2025年12月現在のものです。
※本記事は筆者個人の体験談であり、プラセンタ注射やサプリメントの効果・安全性を保証するものではありません。感じ方や結果には個人差があります。
※プラセンタ注射は、原料や実施方法により献血・臓器提供などに制限が生じる場合があります。実施の際は、必ず医師から十分な説明を受け、内容を理解・納得したうえでご判断ください。
※サプリメントや注射は、疾病の診断・治療・予防を目的とした医薬品ではありません。体調不良や気になる症状が続く場合は、自己判断で放置せず、必ず医師や専門の医療機関にご相談ください。

佐治真澄
佐治真澄

美容ライター 化粧品会社の広報の経験を経て、フリーランスのライターとして独立。現在は、WEBを中心に美容関連の編集、ライター、イベントの企画など多岐にわたって活動中。オールアバウト・スキンケアガイドも務める。年齢とともに増える悩みを一緒に解決していけるような、情報をお届けしたいと思っています。