更年期のツラさはサプリで乗り切れるのか?

【更年期の体験談】私が試した全サプリ公開!40代からの更年期不調と向き合う旅

【更年期の体験談】私が試した全サプリ公開!40代からの更年期不調と向き合う旅

公開日:2025年12月17日

【更年期の体験談】私が試した全サプリ公開!40代からの更年期の不調と向き合う旅

40代から始まった更年期の症状と、「エクオール」「命の母」などさまざまなサプリメントを試した体験談。のぼせや不眠、肌の乾燥など症状が徐々にアップデートされていく中で、新たな対策を模索する筆者の葛藤を描いた実体験を紹介します。

更年期の始まりは、のぼせのような症状でした

 nonpii / PIXTA

年齢は誰でも同じように重ねていきますが、老け方や体の変化の出方は本当に人それぞれですよね。実年齢より若々しく見える人もいれば、年相応に落ち着いて見える人もいます。

女性がある年齢に差し掛かると訪れるのが「更年期」(最近は男性にも増えているそうです)。これもまた個人差が大きく、症状がほとんど出ない人もいれば、仕事や生活に支障が出るほどつらい人もいます。10人いれば10通りの更年期がある、とよく言われますが、まさにその通りだと感じています。

ちなみに私の母は、かなり重い更年期を経験しました。気持ちも体もつらそうにしている姿を身近で見ていたので、「いつか自分にも同じような時期が来るのかな」と、若い頃からどこかで不安に思っていました。

そんな私に「あれ?」という変化が出始めたのは、40代に入って数年たった頃です。ある朝、いつものように部屋の掃除をしていると、急に顔だけがカーッと熱くなりました。汗がしたたり落ちるほどではないものの、首から上だけがのぼせたように熱く、まるでお風呂に長く浸かりすぎた後のような感覚でした。

そのときは「なんか熱いなあ」くらいにしか思っていなかったのですが、同じような症状が何度か続き(なぜか朝の掃除中に限って出るのです)、そこで初めて「これが噂の更年期の“のぼせ”なのかもしれない」と自覚するようになりました。

その後は、寝つきが悪くなったり、だるくてやる気が起きなかったりと、少しずつ症状の種類が増えていきました。とはいえ、すぐに病院に駆け込むほどではない。でも、このまま何もしないでやり過ごすのは、ちょっと不安……。

そこで、まずは自分でできる対策として、手軽に始められるサプリメントを試してみることにしました。

更年期対策で調べて出てきた「定番サプリ」とは?

インターネットで「更年期対策」「サプリ」などで検索すると、必ずと言っていいほど上位に出てくるのが、大塚製薬の「エクオール」。テレビCMで見たこともあり、「まずはここから試してみよう」と思いました。

商品はネット(私はAmazon)で購入。届いてみると、思っていたより粒が大きめでした。1日4錠とのことだったので、朝と夜の2回に分けて、2錠ずつ飲むことにしました。

そのまま3か月ほど続けてみましたが、「劇的に楽になった!」というほどの変化は、正直ありませんでした。ただ、症状が急激に悪化することもなく、「可もなく不可もなく」といったところ。大きなマイナスもなかったので、そのまましばらく継続していました。

そんなとき、書店でふと手に取った『40代から始めよう!閉経マネジメント』(吉形玲美著、講談社)という本の中に、エクオールは更年期におすすめの成分だけれど、できれば「ラクトビオン酸」が一緒に入っているタイプだと、より良いという記述を見つけたのです。

「そういうことなら、一度試してみたい!」とすぐに興味がわくのが私の性格。さっそくまた検索し、たどり着いたのが「アドバンスト・メディカル・ケア エクオールN/ラクトビオン酸」でした。

錠剤は先ほどのものよりひと回り小さめ。私にはこちらのほうが飲みやすく感じられ、そのまま半年以上続けてみました。

ただ、そこはやはりサプリメント。体に良いものを補っている感覚はあるものの、「これを飲んでから劇的に変わった!」という実感までは得られませんでした。その一方で、更年期の症状は少しずつ“アップデート”されていき、どちらかというと重くなっているような印象さえありました。

そんな中、たまたま会った知人から「私は『命の母』でだいぶ楽になったよ」と教えてもらいました。更年期のつらさが少しでも軽くなるなら……と、次の一手として、生薬系の「命の母」を試してみることにしたのです。

今度こそ!の願いを込めて生薬へ移行

「命の母」は生薬をベースにした商品ということで、「もしかしたら私にはこちらのほうが合うかもしれない」と、今度こそという気持ちを込めて飲み始めました。

数か月ほど続けてみると、心なしかイライラやのぼせが少し落ち着いてきたような感覚があり、「このまま続けてみよう」と思うようになりました。

ところが、秋から冬へと季節が移り変わる頃から、新たな悩みが出てきました。肌、特に体の乾燥とかゆみが気になるようになったのです。

ふと、義母が更年期の時期に肌のかゆみに悩まされ、綿100%の下着や衣類しか身に着けられなくなっていた話を思い出しました(ちなみに義母の場合、この症状は60代半ば頃には落ち着いたそうです)

藁にもすがる思いで…婦人科に行ったものの

冬本番になってもかゆみは一向に良くならず、「このままではつらい」と感じるようになりました。そこで思い切って、近所の婦人科を受診してみることにしました。

ところが、看護師さんの事前カウンセリングでは「皮膚のかゆみなら、まずは皮膚科ですね」とのこと。念のため先生にも診察していただきましたが、やはり「婦人科より皮膚科で相談したほうが良い」という結論でした。赤みや湿疹がはっきり出ていないこともあり、原因を特定するのは難しいようでした。

ただ、その際に「更年期対策として『命の母』を飲んでいます」とお話ししたところ、「肌のケアも一緒に考えたタイプもあるので、そういったものを試してみるのも一案ですよ」と教えていただきました。

そこで選んだのが、肌と更年期症状の両方をケアしてくれるという「命の母 メグリビ」でした。私には合っていたのか、しっかり保湿ケアも併用しながら続けているうちに、かゆみが少しずつ落ち着いてきたように感じました。

「ようやく少し落ち着いてきたかな」と思い、このままメグリビを続けることにしたのですが、更年期の“アップデート”はここで終わりではありませんでした。

飲み続けて1年ほどたった頃から、今度は睡眠の質に影響が出てきたのです。眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう日が増えました。そのため日中は強い眠気に襲われ、昼寝をしてしまう → 夜眠れない → また日中眠い……という、見事なまでの負の連鎖に陥ってしまいました。

仕事でセミナーに参加しても、どうしても眠気に勝てず、こっくりこっくりしてしまうことも。「このままでは仕事にも支障が出てしまう」と、本気で危機感を覚えるようになりました。

ここでようやく、「サプリメントだけに頼るのは、もう限界かもしれない」と感じ始めました。この後、私は新たな方法にチャレンジすることにしたのですが、そのお話は後編でお伝えしたいと思います。

更年期の向き合い方に正解はなく、私の体験もあくまで一例ですが、同じように悩む方のヒントや励ましになればうれしいです。

※本文中の商品情報は2025年12月現在のものです。
※本記事は筆者個人の体験談であり、すべての方に同様の効果・変化を保証するものではありません。
※サプリメントは疾病の診断・治療・予防を目的とした医薬品ではありません。体調不良や気になる症状が続く場合は、自己判断で放置せず、必ず医師や専門の医療機関にご相談ください。

 


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佐治真澄
佐治真澄

美容ライター 化粧品会社の広報の経験を経て、フリーランスのライターとして独立。現在は、WEBを中心に美容関連の編集、ライター、イベントの企画など多岐にわたって活動中。オールアバウト・スキンケアガイドも務める。年齢とともに増える悩みを一緒に解決していけるような、情報をお届けしたいと思っています。