【1】55歳主婦が溺れた…セカンドパートナーの沼
2024.10.242024年11月01日
介護…制度…お金…知っておきたい認知症のこと#3
【もしかして認知症?】早めの受診が重要な理由
誰にでも発症の可能性がある認知症。もし自分や家族が認知症になったら…と考えると不安になる人も多いはず。そこで、医師の杉山孝博さんが質問形式で解説。今回は、認知症かも?と感じたときから、受診するまでについてです。
教えてくれたのは:杉山孝博(すぎやま・たかひろ)さん
川崎幸クリニック院長。1947(昭和22)年愛知県生まれ。東京大学附属病院で内科研修後、地域医療に取り組むため川崎幸病院に勤務。98年川崎幸クリニック院長に就任。81年より「公益社団法人 認知症の人と家族の会」の活動に参加。同会全国本部の副代表理事、神奈川県支部代表。
なんとなく…の不安を解決!
親や家族が認知症になったら……。わからないことが多いからこそ不安になる、認知症のこと。そこで、受診編と制度編、2回に分けて医師の杉山孝博さんに、読者からの質問に答えてもらいました。
漠然とした不安を解消するために、気になる項目からぜひチェックしてみてください。
Q1:“認知症かも?”と思ったらどうすればいい?
A:今起きている症状を確認して、早めに受診を考えましょう
「まず、加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れは違います。例えば『体験の一部を忘れる』『約束をうっかり忘れる』のが加齢によるもの忘れなのに対して、『体験そのものを忘れる』『約束したこと自体を忘れる』のが認知症によるもの忘れです」と杉山さん。...