公開日:2022/03/08
前回は「笑いの力」が心と体の健康に役立つことを解説しました。今回からは、笑いの健康効果はもちろん、高い運動効果も得られる体操「笑(わら)トレ」について、日本笑いヨガ協会代表の高田佳子さんに教えてもらいます。まずは立って行うトレーニングです!
1958(昭和33)年生まれ。日本笑いヨガ協会代表。2009年にインドで笑いヨガを学び、現在は「笑いケア」「笑トレ」を考案。全国で講演・指導を行う。著書に『大人の笑トレ』(ゴルフダイジェスト社刊)など。
「感情として笑っていなくても『笑う動作』が健康には大切です」と言うのは、笑いを体操として取り組む「笑トレ」講師の高田さん。
「笑う際に使う筋肉は、実は呼吸に使われる筋肉と同じ。笑う動作で自然と深い呼吸になり、自律神経が整ったり、体温が上昇して免疫力も高まります」(高田さん)
今回、高田さんに教わる「笑トレ」は、普段使わない筋肉や体幹を鍛える要素もあり、高い運動効果も得られます。
とはいえ、道具は必要なく、運動が苦手でも嫌いでもできます。また、心から笑って行わなくてもOKです。
すきま時間にも手軽にできますし、朝やれば体と心に元気をチャージでき、気持ち良く、ご機嫌に1日をスタートさせられますよ。
最初は恥ずかしくても、笑う動作をしているうちに、体と心の変化に気付くはず。「笑トレ」で、うつうつとした気分を吹き飛ばしましょう!
笑いの体操はたくさんありますが、今回は自律神経を整え、免疫力を高めるための立って行う体操を厳選して紹介します。どの体操も、立つのがつらいときは座ってやってもOKです。
「笑トレ」の前には、準備体操として「ホホハハ体操」をしましょう。
1.「ホッ、ホッ」と言いながら両手を前に押し出す
唇を突き出して「ホッ、ホッ」と言いながら、空気を前に押し出します。
2.「ハッ、ハッ」と言いながら両手を下に動かす
口角を上げて「ハッ、ハッ」と言いながら、空気を下へ押すように両手を動かします。1と2を速度を上げながら繰り返しましょう。
それでは、「笑トレ」を実践していきましょう!...
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