- ハルメク365トップ
- 美と健康
- 健康
- 運動効果も!立って行う「笑いの体操」【動画も!】
心と体の健康に役立つ「笑いの力」。そのパワーを存分に生かしたトレーニング、その名も「笑(わら)トレ」。笑いの健康効果はもちろん、高い運動効果も得られると、日本笑いヨガ協会代表の高田佳子さんは言います。立って手軽にできるトレーニングです!
高田佳子(たかだ・よしこ)さんのプロフィール
1958(昭和33)年生まれ。日本笑いヨガ協会代表。2009年にインドで笑いヨガを学び、現在は「笑いケア」「笑トレ」を考案。全国で講演・指導を行う。著書に『大人の笑トレ』(ゴルフダイジェスト社刊)など。
「笑トレ」は自律神経が整い免疫力もアップ!
「感情として笑っていなくても『笑う動作』が健康には大切です」と言うのは、笑いを体操として取り組む「笑トレ」講師の高田さん。
「笑う際に使う筋肉は、実は呼吸に使われる筋肉と同じ。笑う動作で自然と深い呼吸になり、自律神経が整ったり、体温が上昇して免疫力も高まります」(高田さん)
今回、高田さんに教わる「笑トレ」は、普段使わない筋肉や体幹を鍛える要素もあり、高い運動効果も得られます。
とはいえ、道具は必要なく、運動が苦手でも嫌いでもできます。また、心から笑って行わなくてもOKです。
すきま時間にも手軽にできますし、朝やれば体と心に元気をチャージでき、気持ち良く、ご機嫌に1日をスタートさせられますよ。
最初は恥ずかしくても、笑う動作をしているうちに、体と心の変化に気付くはず。「笑トレ」で、うつうつとした気分を吹き飛ばしましょう!
立って行う「笑トレ」3選
笑いの体操はたくさんありますが、今回は自律神経を整え、免疫力を高めるための立って行う体操を厳選して紹介します。どの体操も、立つのがつらいときは座ってやってもOKです。
最初はホホハハ体操から!
「笑トレ」の前には、準備体操として「ホホハハ体操」をしましょう。
1.「ホッ、ホッ」と言いながら両手を前に押し出す
唇を突き出して「ホッ、ホッ」と言いながら、空気を前に押し出します。
2.「ハッ、ハッ」と言いながら両手を下に動かす
口角を上げて「ハッ、ハッ」と言いながら、空気を下へ押すように両手を動かします。1と2を速度を上げながら繰り返しましょう。
【笑トレ1】アロハ笑い
それでは、「笑トレ」を実践していきましょう!「アロハ笑い」では、ハワイの挨拶「アロ~ハ~」で体の中を新鮮な空気に入れ替えます。息を肺いっぱいに吸って酸素と栄養を全身に届けましょう。
1.片足を前に出して「アー」と言いながら前かがみに
片足を一歩前に出し、たっぷり息を吸ってから、「アー」と声を出しながら両手をクロスさせ、体を前かがみに。
2.両手を広げて胸を開き「ロー」と声を出し続ける
そのまま両手をしっかり広げて胸を開き、できる限り長く「ロー」と声を出し続けます。
3.「ハハハハ」と笑って息を吐きながら再度前かがみに
「ハハハハ」と笑って息を吐きながら両手をクロスさせ、体を前かがみに。息を吐き切ったら、足の前後を入れ替えて、もう一度1~3を繰り返します。最後までしっかり息を吐き切って!
【笑トレ2】昆布笑い
立って行う「笑トレ」の2つ目は「昆布笑い」。昆布になったイメージで体を揺らします。肩まわりの筋肉が緩み、肩こりが楽になる他、脇腹も腰もしっかり伸び、呼吸も楽になります。
1.手を交差させて頭の上で伸ばす
親指が下になるように両手のひらを外側へ向け、そのままクロスするように手のひら同士を合わせます。
交差させた手を頭の上で伸ばします。肘は曲がってOK。
2.笑いながら歩き、左右にゆらゆら揺れる
「ハハハハ」と笑いながら、そのまま歩きます。出した足の方に体を傾けて、昆布のように左右にゆらゆら揺れましょう。
これでもOK!
手を合わせるのがつらい人は、手首をつかんで伸ばして。横への伸びをより深めたい人にもおすすめです。
【笑トレ3】イソギンチャク笑い
立って行う「笑トレ」の最後は「イソギンチャク笑い」です。
指を繰り返しグーパーしながら肩甲骨を動かすことで、全身の血液の巡りを助け、末端まで届けます。
1.両手を前に出してクロスさせる
まずは両手を前に出してクロスさせます。
2.グーパーして笑いながら腕を動かす
手を「グー」「パー」して、「ハハハハ」と笑いながら、3~5回、横に八の字を描くように腕を動かします。
好きなタイミングで深呼吸をするのも効果的
今回紹介した3つの「笑トレ」中、好きなときに深呼吸をするのも効果的です。
1.円をつくり、背中を丸めて息を吸う
深呼吸する際は、まず胸の前で大きな円をつくります。背中を丸めてしっかり息を吸ってください。
2.胸を開いて息を吐き、最後は笑いながら体を倒す
胸を大きく開きながら「フーッ」と息を吐きます。1と2を2回繰り返したら、息を吸いながら両手をゆっくりと頭の上へ伸ばし、そのまま3秒停止。最後は「ハハハ……」と声を出して笑いながら体を前へ倒します。
一つ終わるたびに手拍子と掛け声を!
「笑トレ」が一つ終わるたびに「手拍子と掛け声」を行うと効果的です。
1.腕の前で手を叩きながら声を出す
胸の前で2回手を叩きながら「ホッ、ホッ」と声を出しましょう。
2.顔の横で手を叩きながら声を出す
顔の横で3回手を叩きながら「ハハハ」と声を出します。1と2を3〜4回繰り返し、最後は「いえーい」と言いながら両手を上へピンと伸ばしてください。
元気ポーズも最後に!
上で紹介した「手拍子と掛け声」の他、「元気ポーズ」も「笑トレ」が一つ終わるたびに行いましょう。
1.顔の横で手拍子をしながら声を出す
左右の顔の横で1回ずつ手拍子をしながら「いいぞ」「いいぞ」と声を出します。
2.両手を広げて「いえーい」と声を出す
両手を大きく広げて上げ、しっかり胸を開き「いえーい」と声を出します。1と2を2回繰り返しましょう。肩甲骨が動くように意識してください。
すべての体操が終わったら、もう一度、深呼吸をしてみてください。呼吸の深さが変わったのがわかるはずです。
次回は、座って行う「笑トレ」を紹介します!
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年5月号を再編集、掲載しています
■もっと知りたい■
- 心も体も整う!座って行う「笑いの体操」【動画付き】
- 免疫細胞が活性化する!「笑い」の健康効果を医師解説
- 呼吸法の習得で生活動作もラクに!座って&立って実践
- 医師に聞くコロナ禍のメンタルヘルス、うつ対策は
- 自己肯定感を高める「中島式マインドフルネス瞑想法」
■心と体の免疫力を高める「笑いの力」■
- 免疫細胞が活性化する!「笑い」の健康効果を医師解説
- 運動効果も!立って行う「笑いの体操」【動画付き】
- 心も体も整う!座って行う「笑いの体操」【動画付き】
雑誌「ハルメク」
女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値ある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど幅広い情報が満載。人気連載の「きくち体操」「きものリフォーム」も。年間定期購読誌で、自宅に直接配送します。雑誌ハルメクサイトはこちら
-
スマホで医師に健康相談
24時間365日OK!30秒以内に医師・看護師・薬剤師などの医療チームがあなたの「健康相談」に応答してくれる♪ -
最高のワイナリーツアー♥
家族・友だちと!雰囲気バツグンの熟成庫見学・高価な貴腐ワインのテイスティングはいかが?お得なクーポンも! -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます!