90歳の美容家・小林照子さんが伝授!一生ものの「たるみスッキリ」習慣7
90歳の美容家・小林照子さんが伝授!一生ものの「たるみスッキリ」習慣7
更新日:2025年02月28日
公開日:2025年02月24日
教えてくれるのは美容家・小林照子さん
こばやし・てるこ
1935(昭和10)年生まれ。美容研究家。コーセーで美容の研究・普及に携わり、91年、美・ファイン研究所を設立。94年にフロムハンドメイクアップアカデミー、2010年に青山ビューティ学院高等部を創設。
絶対にたるませない!という意識が大事
89歳とは思えない若々しさの美容家、小林照子さん。
「若い頃、メイクアップアーティストになるために学んでいた際、子どもから高齢者まで、年代ごとに体はたるんでいくという絵を描かされたんです。多くの人がそうならないよう、美容の仕事を続けてきたと思います」と言います。
「体と顔のたるみ防止に重要なのは、“意識”。自分の体や皮膚は、ものすごい能力を持っていることに気付くことです。皮膚と脳はつながっていて、意識をすれば改善できる。義務感でなく、“やってみよう”と自然に日常生活に取り入れられたら、スッキリした心身に変わっていきますよ」
【習慣1】ホットタオル保湿!

化粧を落とす際、クレンジングクリームをぬったら蒸しタオルを当てるだけで、血流アップ。むくみ防止にも。
ホットタオルで温めて、クレンジングクリームを拭き取ったら、美容液で栄養を与え、化粧水で引き締めましょう。
【習慣2】「フッフー」と吐く呼吸

普段歩くとき、階段を上がるとき、“吐く”呼吸を意識するだけで、腹筋にも効きます。
歩くときは「フッフー」と2回、階段を上がるときは「フッフッフー」と3回“吐く”呼吸を意識しているそう。
【習慣3】“びっくり顔”メイクで眉山を描く

意識してメイクするだけでも、顔の表情筋に働きかけられます。角度をつけて眉山を描くと目がパッチリ!
“びっくりした顔”をしながら眉山を描くと、眉に意識が向き、目元のたるみ防止に。眉山を外側に描くと眉間のシワを伸ばす意識になり効果的。
【習慣4】頬をやさしくつねって血流アップ!

マッサージが面倒なときは、頬をつねるだけでも、顔の毛細血管に刺激を与え、むくみやよどみ防止に。
家事や仕事の合間に、気付いたら、“頬をつねって、離す”を習慣に。簡単で、続けやすい!
【習慣5】シャンプーのついでに頭皮マッサージ

顔のたるみ防止に“頭皮”は重要。毎日のシャンプーの際、両手で頭を包み、指の腹で円を描くだけ。
シャンプー以外でも、気が付いたときに頭皮を触って、「今日は硬いな」と感じたら、マッサージを。
【習慣6】「いー」の顔で口角を上げる!

「いー」と言ってから、人と会う、電話に出るなどを習慣にすると、口元のたるみ防止になります。
口角を上げる“口角挙筋”を意識して、「きょきんちゃん、こんにちは!」という気持ちで「いー」と言っているそう。
【習慣7】積極的に新しい体験をしに行く

新しい人に会う、おしゃれをして食事に行くといった機会があると、心もシャンとしてハリが生まれます。
誰かと会うという刺激があると、表情筋も使います。積極的に外へ出る機会をつくりましょう。
取材・文=野田有香、井口桂介(ともに編集部)、撮影=鈴木宏、中西裕人、ヘアメイク=河野ちひろ
※この記事は、雑誌「ハルメク」2024年月6号を再編集しています。




