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ヘアカラー頻度はどのくらい?長持ちする染め方とコツ
えがお美容室・美容師
テルイタカヒロ
公開日:2022.12.26
更新日:2024.06.29
ヘアカラーの持続期間や染めるベストな頻度・間隔はどのくらい?美容やセルフでのヘアカラーや白髪染めは、きれいな色を保てる一方、髪や頭皮の傷みも気になるもの。頻度の目安やヘアカラーが長持ちする染め方、色を維持するコツをご紹介します。
監修者プロフィール:テルイタカヒロさん(えがお美容室)
「えがお美容室」創業メンバーの一人。年齢を重ねた人の髪の悩みをわかってくれると評判。グレイのヘアカラーとスタイリングにも定評があり、顧客満足度の高い技術を提供している。
えがお美容室は、東京・巣鴨の地蔵通り商店街にある、シニア世代専門の美容室。特にグレイヘアのカラーとスタイリングに定評があり、日本全国から予約が入るほどの人気。ハルメク365では「イメチェン・ビフォーアフター」連載も掲載中。6つのプランを1度に楽しめる、トータルビューティープランもおすすめ!
ヘアカラーの持続期間はどのくらい?
美容院で行う一般的なヘアカラーの場合、持続期間は2か月〜3か月ほどだといわれています。染めた髪は美容院でカラーリングをしてから少しずつ色落ちしていきますが、大体2か月〜3か月くらいであれば、そこまで色落ちは目立たないことが多いようです。
ただし、髪の毛は平均して1か月に1cmくらいのペースで伸びていきます。そのため全体の色は維持できていても、新しく生えてきた根元の部分が気になることがあるでしょう。
3か月の場合では3cmくらい根元が伸びるため、カラーにもよりますが、染めた部分と根元の色のギャップによって見た目の印象は大きく変わることになります。
目的別!ヘアカラーの頻度・間隔
ヘアカラーをする頻度や間隔は、その人が考える目的によっても変わってきます。ここからは、目的別にヘアカラーの頻度や間隔をご紹介します。
常にきれいな状態を保ちたい:3週間〜1か月
できる限り、染めた髪の毛と生えてきた髪の毛の差のない状態をキープしたい場合は、3週間〜1か月が目安です。
特に、ブリーチをした明るい金髪やアッシュカラーなどは、新しく生えてきた根元の色が目立つため、きれいな状態を保ちたい場合は頻繁にヘアカラーを行う必要があるでしょう。
根元だけが伸びた状態は「プリン」と呼ばれ、プリンを生かしたカラーリング方法もありますが、だらしなく見えたり手入れを怠っているように見えてしまうこともあります。
ただし、月一で染める場合などヘアカラーの頻度が高いと、髪の毛にも頭皮にも負担がかかります。どうしても頻繁にヘアカラーをしたい場合は、美容師さんに相談して低刺激の染料を使ってもらうなどの工夫をするのがおすすめです。
伸びてきた毛を染めたい:1か月半〜2か月
伸びてきた根元の毛を優先して染めたい場合は、1か月半〜2か月くらいの頻度でヘアカラーをするのが一つの目安です。
白髪の場合は個人差が大きいですが、1か月半〜2か月くらいになると根元が1〜2cm伸びているので生え際からキラキラと目立ってくる頃でしょう。美容院のヘアカラーで白髪染めをする場合は、2か月ごとがおすすめの頻度です。
頭皮や髪の毛の状態などもチェックしつつ、担当の美容師と相談してみましょう。
髪や頭皮のダメージを抑えたい:できる限り頻度を減らす
髪や頭皮のダメージを抑えたい場合は、できる限りヘアカラーの頻度を減らすのがおすすめです。
落ち着いたダークカラーに染めている人や、ほんの少しだけ染めている人の場合、3か月間隔でも目立ちにくいとされています。
とはいえ、「色が違う根元の毛や白髪をそのままにしておきたくない」という場合もあるでしょう。このような場合は全体を染めるのではなく、新しく伸びてきた根元の部分だけ染める「リタッチ」をすると髪の毛へのダメージを減らしながらヘアカラーができます。
みんなはどのくらいの頻度で染めてるの?
ヘアカラーの頻度は人によって異なりますが、美容院で染めている人の場合、2か月〜3か月に一度のペースが多いといわれています。2か月くらい経つと、カットした髪の毛全体も伸びてきてまとまりにくくなってくるため、美容院に行く丁度いいペースだと感じている人が多いようです。
ヘアカラーをすると髪が傷むので、髪の傷み具合に合わせてトリートメントも合わせて行ったり、リタッチのみの場合がいいこともあります。
ヘアカラーの頻度に特にこだわりがない場合は、染めるペースを気にすることはありません。髪色を変えたいときやイメージチェンジしたいとき、気分を変えたいときなど、自分の好きなタイミングで染めればOKです。
ヘアカラーが長持ちする染め方
染め方によっては、染める頻度を短くすることなくヘアカラーを長持ちさせられます。ここからは、ヘアカラー頻度を少なくしたい場合の染め方をご紹介します。
ハイライトカラーにする
ハイライトカラーは顔まわりや表面などにポイントで細めの線で根元から毛先に明るいメッシュを入れることです。
お好みでハイライトカラーの明るさや太さ、入れる箇所を調整し、自然な仕上がりにすることができたり、はっきりとわかりやすく変えることも可能です。
普段すぐに根元の白髪が伸びてきて気になる方も、いつも以上に目立たなくなり長持ちさせることができます。
バレイヤージュにする
バレイヤージュは、フランス語で「ほうきで掃く」を意味し、髪の表面にほうきの掃き後をつけるようにして染めていく方法です。あえて根元の黒い部分を残す染め方で、グラデーションに染めるときにも使われます。
バレイヤージュの場合、根元の黒い部分を残しておくため、新しく伸びてきても目立ちにくいのがメリット。外国人風のヘアカラーとしても人気の染め方です。
インナーカラーにする
染めた部分と新しく伸びてきた部分の色の違いが気になる場合は、インナーカラーにするのもおすすめです。
インナーカラーとは髪の内側を外側とは違う色で染めるヘアカラー方法で、最近若い人を中心に流行っていますが、大人女性のインナーカラーも素敵です。
外側を暗め、内側を明るめにすると、根元の髪の毛が生えてきたときも気になりにくいでしょう。
暗めの色に染める
暗い色の場合、明るい色のヘアカラーに比べて色落ちが起こりにくく、ヘアカラーが長持ちしやすい傾向にあるようです。ただし、白髪が気になる場合は暗い色だと逆に白髪が生えてきたときに目立つこともあります。
白髪は浅染めする
美容院ではなく、セルフでヘアカラーをしている人もいると思いますが、セルフの場合は「浅染め」という方法もあります。
年を重ねることで増えてくる白髪は、きっちり全体的に染めようとすると、時間も手間もかかります。そんな手間のかかる全体の白髪染めを、高頻度で行うとなると大変なもの。
浅染めは、「白髪染め剤をざっくりと髪の毛に揉み込んで、指定の染め時間より早めに洗い流す」という方法です。白髪をあえて均一に染めないことで、髪の毛が伸びて白髪が生えてきても目立ちにくく、染めるペースを遅らせることができます。
美容院で髪を部分的に明るく染める「ハイライト」を入れたような立体感のある仕上がりになり、全体に明暗ができることで明るい部分はツヤが出たように見えることも、浅染めのメリットです。
ヘアカラーの頻度を減らせるだけでなく、さらに髪の毛や頭皮への負担も減らせるので、頭皮や髪の毛へのダメージが気になる大人女性にもおすすめの方法です。
白髪を生かしたカラーリングにする
白髪が気になってヘアカラーの頻度が多くなっているという場合や、「ヘアカラーや白髪染めをやめたい」と考えている場合は、最初から白髪を生かしたカラーリングにするという方法もあります。
一部分だけに白髪が偏っていたり、全体的に散らばるようになったり、白髪の出方は人によって大きく異なるものです。
自分では側頭部や後頭部など、髪の毛の全体を把握することは難しいため、グレイヘアへの移行を考えている場合はまずいつも通っている美容院で見てもらい、白髪の状態を把握することから始めましょう。
ヘアカラーを長持ちさせるコツ
ここからは、ヘアカラーを長持ちさせるコツをご紹介します。
低刺激のシャンプーを使う
シャンプーは種類によっても洗浄力が異なり、「ベタイン系」「アミノ酸系」「高級アルコール系」「石鹸系」の順で強くなります。
シャンプーの洗浄力が強過ぎると、髪にダメージを与えてしまい、ヘアカラーの色落ちにつながることも。「ベタイン系」「アミノ酸系」などは髪に優しい低刺激のシャンプーが多いので、色落ちを防ぎたい場合におすすめです。
また、洗浄力が強過ぎるシャンプーは必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮にダメージを与える原因になります。乾燥やかゆみ、フケなどの頭皮トラブルや抜け毛、薄毛が気になる場合は使っているシャンプーを見直してみてもいいかもしれません。
ヘアカラー用のシャンプーを使う
シャンプーには、ヘアカラーをした髪の毛用のものが販売されています。ヘアカラー用のカラーシャンプーを使うと、染めたカラーの色落ちを防ぎ、長持ちさせられます。
染めた色によって適したシャンプーは変わってくるので、染めるときに担当の美容師に相談してみるといいでしょう。
ヘアセットの時に熱を当て過ぎない
お風呂上がりのドライヤーや、毎朝使うコテやアイロンなどヘアセットアイテムの熱も、髪の傷みや乾燥を加速させ、ヘアカラーの色が抜けやすくなる原因になります。
かといって自然乾燥させると、開いたままのキューティクルから水分が抜けていってしまうため、必ずドライヤーで乾かすことが大切です。乾かす時は温風→冷風の順番で使うと、キューティクルが引き締まり、乾燥し過ぎを防げます。
保湿効果の高いトリートメントやヘアオイルを使って髪を乾燥から守るヘアケアもおすすめです。
紫外線対策をする
紫外線が肌の敵ということは多くの人に知られていますが、頭皮や髪の毛にもかなりのダメージを与えています。顔には日焼け止めを塗るけど、髪の紫外線ケアはしていないという人は多いのではないでしょうか。
帽子や日傘を使ったケアの他、UVケアもできるトリートメント、UVカットスプレーを使って頭皮や髪の毛を紫外線ダメージから守ることも、ヘアカラーを長持ちさせることにつながります。
紫外線で頭皮が日に焼けると乾燥しやすくなり、時には炎症を起こしてしまうこともあります。きれいな髪を育てる土台である頭皮がダメージを受けると髪の質の低下や抜け毛にもつながるため、しっかりケアしましょう。
コツを押さえてきれいな色を長持ちさせよう
ヘアカラーの頻度や間隔は、その人の目的によっても異なります。自分の希望に合わせて、適した頻度で染めるといいでしょう。美容院のヘアカラーで白髪を染める場合は、2か月くらいの頻度が丁度いい頻度です。
ヘアカラーは普段のヘアケアによって長持ちさせることもできるので、ツヤのある美しい髪を保つためにもヘアカラー後はしっかりケアするのがおすすめです。ヘアカラーをした髪用のシャンプーやトリートメントの活用、紫外線対策をして、カラーや髪のツヤをキープしましょう。
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