間違ったシャンプーが抜け毛を加速させる!正しいケア
「抜け毛が急に増えた…」シャンプー時のOKな本数目安と対策
「抜け毛が急に増えた…」シャンプー時のOKな本数目安と対策
更新日:2025年12月29日
公開日:2022年12月28日
「抜け毛がひどい…」それ、どこから?抜け毛は2種類あります

シャンプーのたびに排水口を見るのが憂うつ…。でも、抜け毛はすべてが「異常」ではありません。抜け毛は大きく「自然に抜けるもの」と「毛周期が乱れて増えるもの」の2種類に分けて考えると、状況が整理しやすくなります。
自然脱毛(誰にでも起こる“生え替わり”)
自然脱毛は、髪の毛の生え替わり(毛周期/ヘアサイクル)の中で起こる、いわば“寿命”による抜け毛。薄毛とは直接関係なく、誰にでも起こる自然な現象です。
髪は通常、「成長期(早期→後期)→退行期→休止期」を繰り返し、休止期に入った毛が自然に抜けて、また新しい髪が生えてきます。
髪の毛は全体で約10万本ほど。1日に平均50〜100本は自然に抜けるといわれています。つまり、ある程度の抜け毛は「正常な範囲」と考えて大丈夫です。
異常脱毛(毛周期が乱れて“早く抜ける”)
異常脱毛は、毛周期が乱れてしまい、髪が十分に育たないまま抜けてしまう状態。通常は「成長期→退行期→休止期」へと移行しますが、成長が短くなり、早く休止期に入ることで抜け毛が増えたように感じます。
自然脱毛?異常脱毛?セルフチェックの目安
「いまの抜け毛」がどちらに近いか、まずは目安を確認してみましょう。ポイントは毛根の形と毛の太さです。
- 自然脱毛の目安…毛根が丸くふくらみ、マッチ棒のような形
- 異常脱毛が疑われる目安…抜け毛が以前より明らかに増えた/毛根がふくらまず尖っている/毛根に白い皮脂汚れがついてベタつく/毛根が黒い/抜けた毛が細い
シャンプーの抜け毛、何本なら正常?

1日に50〜100本ほど抜ける自然脱毛のうち、シャンプーで抜ける髪は約6割を占めるといわれています。たとえば1日100本抜ける人なら、シャンプー時に60本前後抜けても、目安としては正常範囲と考えられます。
女性と男性で「抜け毛の原因」は違います
抜け毛の背景は男女で異なります。男性はAGAが関わるケースが多い一方、女性は加齢、ホルモンバランスの変化、頭皮への刺激(カラー・ブリーチ等)、血行不良、過度なダイエットなど、複数要因が重なりやすい傾向があります。
また、抜け方・薄くなり方にも違いが出やすいのが特徴です。
- 男性…生え際が後退する/頭頂部が薄くなるなど「部分的」
- 女性…毛が細くなる/本数が減る/生えにくくなることで「全体のボリュームが減った」と感じやすい
季節の変わり目は、一時的に増えることも
季節の変わり目は、抜け毛が増えやすいといわれます。特に夏から秋にかけて多くなりやすく、人によっては200〜300本程度まで増えることも。
背景としては、夏の紫外線ダメージが遅れて影響する、自律神経やホルモンバランスがゆらぎやすい、換毛期の名残などが考えられます。
シャンプーで抜け毛が増えたように感じる主な原因

ここからは、シャンプー時に「抜け毛が増えた」と感じやすい原因を見ていきましょう。
自然脱毛(絡んで“多く見える”)
シャンプーは1日の中で髪に触れる時間が長く、指に髪が絡みやすいタイミング。自然脱毛でも、まとまって抜けたように見えて「増えた気がする」ことがあります。
シャンプーが合っていない
合わないシャンプーは頭皮の負担になり、抜け毛や頭皮トラブルの引き金になることも。洗浄成分(界面活性剤)で皮脂や汚れを落としますが、洗浄力が強すぎると乾燥や刺激につながることがあります。
「フケが増えた」「かゆい」「ヒリつく」などのサインがある場合は、シャンプーが合っていない可能性も考えましょう。
シャンプーのやり方(摩擦・すすぎ不足)
洗い方のクセが頭皮ダメージになっていることもあります。自分の頭皮状態に合うシャンプーを選び、正しい方法でやさしく洗うことが大切です。
加齢(頭皮が硬くなりやすい)
年齢とともに頭皮は硬くなりやすく、血行が滞ると毛根へ栄養が届きにくくなります。その結果、毛周期が乱れ、髪が育ちにくくなって細毛や抜け毛につながることがあります。
生活習慣・ストレス
睡眠不足、栄養不足、運動不足、強いストレスは、ホルモンバランスや自律神経の乱れにつながりやすいもの。交感神経が優位な状態が続くと皮脂分泌が増えたり、血管が収縮して血流が低下したりして、頭皮環境が乱れやすくなります。
女性に多い「びまん性脱毛症」は、ストレスや栄養不足、女性ホルモンの変化などが複合して起こることがあるといわれます。心当たりがある人は、まず生活習慣の見直しから始めましょう。
カラーリング・ヘアスタイル
ヘアカラー、ブリーチ、パーマなどの薬剤は髪や頭皮に負担がかかることがあります。短期間で繰り返すほどダメージが蓄積しやすい点に注意を。髪を強く引っ張るヘアスタイルも、頭皮への負担になりやすいです。
紫外線
紫外線は頭皮にもダメージを与えます。浴び続けると乾燥や硬さにつながり、血行不良を招くことも。髪のキューティクルにも影響し、パサつきやハリ・コシ低下の原因になります。
脱毛症の可能性
「最近、明らかに増えた」「細く短い毛が多い」など気になる変化がある場合、脱毛症が背景にあることも。女性の脱毛症は主に以下の4つが知られています。
- びまん性脱毛症
- 牽引性脱毛症
- 女性男性型脱毛症(FAGA)
- 分娩後脱毛症
不安を抱えたままにするとストレスになり、さらに悪循環になることも。気になる症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
抜け毛予防につながる「正しいシャンプー」5ステップ
洗い方を整えるだけでも、頭皮への負担は減らせます。基本の5ステップを押さえましょう。
- シャンプー前にしっかり湯洗いする
- シャンプーは手のひらで泡立ててから頭にのせる
- 指の腹で、やさしい力で洗う
- ぬめりが残らないように十分すすぐ
- タオルで水気を取り、できるだけ早くドライヤーで乾かす
コンディショナーは頭皮につかないよう注意し、髪全体になじませてからしっかり洗い流します。頭皮にも使えるタイプは、パッケージの説明を確認してから使いましょう。
注意!シャンプー時のNG習慣
抜け毛や頭皮トラブルを招きやすい“やりがち習慣”をチェックしておきましょう。
- すすぎ不足で成分が残っている
- 爪を立てて強くこする
- 泡立つ前に流してしまう
- 洗浄力が強いシャンプーを使い続けている
- 1日1回以上、必要以上に洗っている
すすぎ残しや強い摩擦は頭皮の負担に。泡立てが不十分だと汚れが落ち切らず、頭皮環境が乱れやすくなります。洗髪は基本1日1回を目安に、洗いすぎには注意しましょう。
抜け毛対策のためのシャンプーの選び方

「いまの頭皮」に合うシャンプー選びが、土台づくりになります。
頭皮の状態に合った洗浄成分で選ぶ
シャンプーは、自分の頭皮の状態に合ったものを選ぶことが基本。洗浄成分は一般的に、洗浄力が強い順に「石けん系」「高級アルコール系」「アミノ酸系」「ベタイン系」とされます。
抜け毛が気になる人、乾燥や刺激が気になる人は、比較的マイルドな「アミノ酸系」「ベタイン系」を検討するとよいでしょう。成分表示に「ココイル〜」「ラウロイル〜」「〜アラニン」「グリシン」「グルタミン酸」などがあれば、アミノ酸系の目安になります。
プラスしたい頭皮ケア成分で選ぶ
頭皮の状態に合わせて、ケア成分もチェックしましょう。
- 保湿成分
グリセリン、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、豆乳発酵液、ココナッツオイル、ハトムギ種子エキス、センブリエキス、ユーカリエキス、プロテオグリカン など - 抗炎症・殺菌成分
ショウガエキス、オタネニンジン根エキス、センキュウエキス、センブリエキス、トコフェロール酢酸エステル など - 血行促進作用のある成分
サリチル酸、ミコナゾール硝酸塩、グリチルリチン酸ジカリウム、ピロクトン オラミン など
乾燥が気になるなら保湿、かゆみ・フケが気になるなら抗炎症・殺菌など、目的を絞ると選びやすくなります。
敏感肌の人は“刺激になりやすい成分”にも目を向ける
頭皮が敏感な人は、以下の成分が合わないこともあります。
- 合成香料、合成着色料
- エタノール
- シリコン
- 防腐剤 など
ただし「ノンシリコン=正解」ではありません。刺激は減る一方で、パサつきやきしみが気になることも。使用感の好みも含めて、自分に合うものを選びましょう。
“正しいシャンプー”で、抜け毛不安を小さく
シャンプー中は髪が指に絡み、抜け毛が目立って不安になりがち。でも、1日に50〜100本ほどは自然に抜け、シャンプー時はその約6割を占めるといわれます。
そのため、シャンプーやブラッシングで多少抜ける程度なら過度に心配はいりません。とはいえ、「量が増えた」「細く短い毛が多い」「地肌が透けて見える気がする」など変化が続く場合は、毛周期が乱れている可能性も。早めに専門家へ相談するのも選択肢です。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
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